内まわり。
阪神芝2200m
外回りの4コーナー出口付近からスタート。最初のコーナーまでは525mと非常に長い直線。
コーナー4回
・1-2コーナーはスパイラルカーブ
・3コーナーは急カーブ
・4コーナーは広い
最後の直線
Aコース時 356.5m
Bコース時 359.1m
スタートから正面直線半ば付近まで緩やかな下り坂。
最深地点(ゴールから見て200mほど手前)から1回目の急勾配の上り坂を経て、1-2角は平坦。
向正面を縦長で進み、3角手前(ゴールまで800mほどの地点)から、正面直線半ばの最深地点にかけて長く緩やかな下り坂が続く。
最後の直線で2回目の急坂を上り、ゴールは平坦。
ゴール前の坂の上りは高低差は1.8mしかないけど、ゴール前200m地点から100m強の短い距離で上りきる、勾配1.5%の急坂。
・3角ごちゃつく
・4角で馬群がバラける
という特徴があるのでコーナリングの上手さは最低限必要な上に、馬場の内外を含む道中の位置取りも大事になってくる。
重賞は宝塚記念(G1)が行われる。
2020年からは京都競馬場の改修に伴い、エリザベス女王杯(G1)なども開催されていた。
すみれステークス(3歳オープン)はリステッド競走に指定されている。
ラップタイム
宝塚記念
G1 3歳上オープン 定量
2021年
2:10.9 良 13頭
12.3 - 11.2 - 11.6 - 12.4 - 12.5 - 12.4 - 12.3 - 11.5 - 11.5 - 11.5 - 11.7
(35.1-34.7 S)
1着7クロノジェネシス 56Cルメール 4-4-3-4 34.4
2着1ユニコーンライオン 58坂井瑠 1-1-1-1 35.1
3着2レイパパレ 56川田 2-2-2-2 35.0
2020年
2:13.5 稍重 18頭
12.3 - 10.9 - 11.4 - 12.7 - 12.7 - 12.4 - 12.4 - 12.4 - 11.9 - 12.1 - 12.3
(34.6-36.3 M)
1着16クロノジェネシス 56北村友 7-8-7-1 36.3
2着14キセキ 58武豊 14-13-8-2 37.2
3着12モズベッロ 58池添 12-11-11-8 37.6
2019年
2:10.8 良 12頭
12.6 - 11.4 - 11.5 - 12.4 - 12.1 - 11.9 - 12.0 - 11.6 - 11.5 - 11.4 - 12.4
(35.5-35.3 S)
1着12リスグラシュー 56レーン 2-2-2-2 35.2
2着1キセキ 58川田 1-1-1-1 35.8
3着11スワーヴリチャード 58デムーロ 4-4-3-3 35.7
2018年
2:11.6 稍重 16頭
12.2 - 10.8 - 11.4 - 12.7 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 12.1 - 12.2 - 11.7 - 12.4
(34.4-36.3 M)
1着4ミッキーロケット 58和田 7-5-3-2 35.8
2着13ワーザー 58ボウマン 12-14-13-13 35.3
3着2ノーブルマーズ 58高倉 10-9-7-7 36.1
エリザベス女王杯
G1 3歳上オープン 牝馬 定量
2020年 2:10.3 良 18頭
12.6 - 11.1 - 11.2 - 12.3 - 12.1 - 12.0 - 12.2 - 12.0 - 11.9 - 11.1 - 11.8
(34.9-34.8 M)
1着18ラッキーライラック 56ルメール 12-12-11-3 33.9
2着13サラキア 56北村友 14-14-15-12 33.7
3着11ラヴズオンリーユー 56デムーロ 11-11-13-8 33.8
尼崎ステークス
4歳上3勝クラス ハンデ
2020年
2:12.9 良 8頭
12.5 - 12.0 - 11.9 - 13.1 - 12.8 - 12.4 - 12.1 - 11.7 - 11.4 - 11.2 - 11.8
(36.4-34.4 S)
1着4ミスディレクション 56大宰 1-1-1-1 34.4
2着5シャイニーゲール 54斎藤新 2-2-2-2 34.5
3着2バラックパリンカ 55和田 3-3-3-3 34.5
境港特別
3歳上2勝 ハンデ
2019年
2:12.9 良 11頭
12.5 - 11.3 - 12.2 - 13.1 - 12.8 - 12.3 - 11.9 - 11.7 - 11.3 - 11.5 - 12.3
(36.0-35.1 S)
1着7メイショウタカトラ 53幸 1-1-1-1 35.1
2着3ウォーターパルフェ 54武豊 9-8-10-10 34.5
3着1レイエスプランドル 55北村友 6-6-7-6 34.8
すみれステークス(L)
3歳オープン 別定
2020年 2:12.7 良 5頭
12.9 - 11.9 - 11.8 - 12.7 - 12.2 - 12.1 - 12.1 - 11.7 - 11.3 - 11.7 - 12.3
(36.6-35.3 S)
1着4レクセランス 56川田 5-5-5-5 34.8
2着1アリストテレス 56松山 3-3-3-3 35.0
3着6エカテリンブルク 56シュタルケ 2-2-2-1 35.4
展開
結論から言うと「中盤の流れが落ちつきやすく、終いの脚が必要」。
逃げ馬でも仕掛けて加速していることが多い。
スタートは下り坂なので慎重。
最初のカーブまでが長い直線で、少し進むと上り坂になるので
G1でも12秒後半で発馬しているケースもある。
2F-3F間のスピードは、バラつきがある。
頭数揃ってたり、クラスが上がると速くなるイメージ。
逃げ馬は、後続の脚を封じ込めて自身を有利にするための逃げ方を選びたいところ。
スタート後だけでなくラストにも上り坂があるので
全ての馬が前半で余力を残す進め方をしたいはずだと考えた時に、
「スタート後にあまり忙しくならない事」が理想。
といってもスタート自体(1F目)はそう速くないので、2~3F目の動向が大事になってくる。
マクリがきくことが多いけど、効かない展開は行った行ったの決着のときなど。
前の馬は中盤であまり長い間(5ハロンとか)スピードをゆるめたままだと、早めに上がってきた後続馬に差される。
逃げ馬はラスト4Fあたりから進出していく感じ。
そしてこういう内容だと番手にサクッと交わされることもよくあるので
ある程度のリードを保ったまま4角先頭で通過する競馬が理想。
先行は通常のペースならバテにくいのでG1以外では有利になりやすそう。
G1もチラホラ残っている。ラスト800m~はトップスピードを維持できるくらいの力は問われてるかも。
後続は4コーナー出口までには位置を上げているか、
または4角後方ならラストで馬場の伸びるところから前が壁にならないように、とても速い脚を使うイメージ。
どこの位置にいても掛かっていては厳しいし
逆に勝負気配ないのも厳しそう。
騎手の腕はもちろん大事。
ちなみにスタートから長い直線。枠の有利不利はないよ
馬場差とか展開が絡んでくると位置取りに影響起きたりする。
中盤の進み方に関しては、クラスによる大きな差は見られない。
良馬場だと上のクラスのほうが締まったペースになりやすい。
加速ポイントは「残り1000~600m地点付近」と、幅広い。
加速も、大きめの時もあればほぼ無い時もある。
血統
色分け
ヘイルトゥリーズン系(詳細記載なしはサンデーサイレンス系)
ノーザンダンサー系
ネイティヴダンサー系
ナスルーラ系
エクリプス系
「父 × 母の父」で記載
宝塚記念
2021
1着 バゴ(レッドゴッド系) × クロフネ(ヴァイスリージェント系)
2着 No Nay Never(ストームバード系) × Muravka(サドラーズウェルズ系)
3着 ディープインパクト × クロフネ(ヴァイスリージェント系)
2020
1着 バゴ(レッドゴッド系) × クロフネ(ヴァイスリージェント系)
2着 ルーラーシップ(ミスプロ系) × ディープインパクト
3着 ディープインパクト × Harlan's Holiday(ストームバード系)
2019
1着 ハーツクライ × American Post(ネイティヴダンサー系)
2着 ルーラーシップ(ミスプロ系) × ディープインパクト
3着 ハーツクライ × Unbridled’s Song(ミスプロ系)
2018
1着 キングカメハメハ(ミスプロ系) × Pivotal(ヌレイエフ系)
2着 Tavistock(サドラーズウェルズ系) × Zabeel(サーゲイロード系)
3着 ジャングルポケット(グレイソヴリン系) × Silver Hawk(ロベルト系)
エリザベス女王杯
2020
1着 オルフェーヴル × Flower Alley(ミスプロ系)
2着 ディープインパクト × Lomitas(ニジンスキー系)
3着 ディープインパクト × Storm Cat(ストームバード系)
尼崎ステークス
2020
1着 ミスキャスト × Sky Classic(ニジンスキー系)
2着 キングカメハメハ(ミスプロ系) × サンデーサイレンス
3着 ノヴェリスト(ブランドフォード系) × ジャングルポケット(グレイソヴリン系)
境港特別
2019
1着 アイルハヴアナザー(ミスプロ系) × ダンスインザダーク
2着 ルーラーシップ(ミスプロ系) × ネオユニヴァース
3着 ハービンジャー(ダンジグ系) × スペシャルウィーク
すみれステークス
2020
1着 ディープインパクト × Champs Elysees(ダンジグ系)
2着 エピファネイア(ロベルト系) × ディープインパクト
3着 ブラックタイド × Dylan Thomas(ダンジグ系)
▽向いているかも知れない血統
・ミスプロ系 × サンデーサイレンス系
・サンデーサイレンス系 × ミスプロ系
・母の父ダンジグ系、ヌレイエフ系、ストームバード系などのノーザンダンサー系
まとめ
スタートから最初のカーブまでが525mほどの長い直線。
下り坂スタートで、途中から上り坂。1コーナーは平坦。
2コーナー出口の少し手前から緩やかに下り、3コーナーの真ん中(残り800m地点付近)から最後の直線にかけて再び坂を下る。
最深地点の直後に正面直線の急坂。
この坂は前半と後半で2回上ることになる。
・掛からないことは大事だと思う。
・コース形態に沿った展開は「ゆっくりスタートして中盤で息が入り、ラスト1000~800m地点付近からジワジワと脚を伸ばす」。
この展開では逃げ先行馬に有利で、基本的には先行有利。
・その他の展開では末脚の速い差し馬向き。マクリがきくときもある。
・上がり上位の成績は良いほう。
・東京芝2400mと、展開内容に少し共通点が見られる。
・同じ阪神の芝2000mとはレース内容などに少し違いがある。
余談だけどマイラーなど距離延長組にとっては、阪神なら2200よりも2000のほうが内容的にハードになりそう(未検証)。
・枠の不利はない。展開や脚質や馬場差など他から受ける影響により結果的に有利または不利となる枠は多分ある。
・非根幹距離の中では得手不得手の影響は少ない。
・最後の直線入り口で前が壁にならない位置で、しかも馬場の伸びるところに居たい。騎手の腕大事。
・有利そうに見える馬 →(脚質問わず)トップスピードを長く維持できて、底力のある馬。
通常の展開なら先行馬、または4角までに射程圏内まで位置を上げている馬。そして上がりが速くてバテない馬。
気づいたことなど随時更新します。
重賞予想は完全無料メールマガジンにて配信!
よかったら
ご登録よろしくお願いします![]()


