左周り。
 
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{184EC3DE-0033-49EA-A459-2F45DA785994}

 
 

正面直線、坂の上りの途中からスタート。
 
すぐに一旦平坦になるものの、再び緩やかな上り坂。
向正面半ば付近にある最高点までじわじわ上る。
 
・コーナー4回
・スタートから最初のコーナーまで約300m
・3-4コーナーはスパイラルカーブ。1-2コーナーは急なコーナリング


向正面で坂を上りきると、直ぐに下りに差し掛かる。
3-4コーナーも下り。
 
最後の直線に入って下り切ると再び、高低差約2mの上り坂。
上り切って平坦部分を約200m進んでゴール。

 
最後の直線は412.5mと長い。
 
 
 
重賞は金鯱賞(G2)、中日新聞杯(G3)、愛知杯(G3)が行われる。
リステッド競走は編成されていない。

 

 
 
▽ラップタイム
 
金鯱賞
G2 4歳上オープン 別定
2021年
2:01.8 重 10頭
13.0 - 11.5 - 12.6 - 12.4 - 11.9 - 11.7 - 11.9 - 12.1 - 11.9 - 12.8 (37.1-36.8 S)
1着5ギベオン  1-1-1-1  36.8 
2着1デアリングタクト 6-6-6-6  36.1
3着10ポタジェ  3-3-3-3  36.4

2020年
2:00.1 良 12頭
12.9 - 11.8 - 13.2 13.0 12.7 12.4 - 11.8 - 11.2 - 11.1 - 11.5 (37.9-33.8 S)
1着6サートゥルナーリア 5-5-5-5  33.2
2着8サトノソルタス 3-3-3-3  33.8
3着4ダイワキャグニー 1-1-1-1  34.2
 
2019
2:00.1 稍重 13頭
12.7 - 10.8 12.1 - 12.5 - 12.9 - 12.3 - 12.2 -  11.6 - 11.3 - 11.7 (35.6-34.6 S)
1着1ダノンプレミアム  3-3-3-3  34.1
2着11リスグラシュー  8-7-6-6  34.1
3着8エアウィンザー  7-7-6-6  34.2
 
2018
2:01.6 稍重 9頭
13.3 - 11.9 13.1 12.9 - 11.8 12.4 - 12.0 - 11.4 - 11.2 - 11.6 (38.3-34.2 S)
1着9スワーヴリチャード  3-3-2-2  33.8
2着4サトノノブレス   1-1-1-1  34.7
3着5サトノダイヤモンド  5-5-5-6  33.7
 
中日新聞杯
G3 3歳上オープン ハンデ
2019
1:59.2 良 16頭
12.7 - 10.9 12.4 - 12.5 - 12.3 - 12.1 - 11.8 - 11.3 - 11.6 - 11.6  (36.0-34.5 S)
1着4サトノガーネット 53坂井瑠 14-14-13-14  33.3
2着9ラストドラフト 55O.マーフィー  6-6-8-8  33.8
3着7アイスストーム  54吉田隼 12-12-10-11  33.6
 
2018
1:59.3 良 14頭
12.6 - 11.0 - 12.2 - 11.5 - 11.4 - 11.8 - 12.3 - 12.3 - 11.8 12.4 (35.8-36.4 H)
1着7ギベオン 56デムーロ   8-8-8-7  35.3
2着10ショウナンバッハ 54鮫島 10-11-11-9  35.1
3着12ストロングタイタン 57B.アヴドゥラ  6-6-6-5  36.2
 
愛知杯
G3 4歳上オープン 牝 ハンデ
※2020年は小倉開催のため省略
2019
2:00.0 良 14頭
12.9 - 11.4 12.9 - 12.8 - 12.2 - 11.8 - 11.7 - 11.8 - 11.2 - 11.3  (37.2-34.3 S)
1着5ワンブレスアウェイ 54津村 4-4-4-4  33.9
2着11ノームコア  55ルメール 9-10-10-10  33.5
3着8ランドネ 53戸崎  1-1-1-1  34.4
 
2018
2:00.1 良 18頭
12.2 - 11.3 - 12.1 - 12.3 - 12.4 - 12.6 - 12.1 - 11.8 - 11.3 - 12.0 (35.6-35.1 M)
1着10エテルナミノル  54四位 5-5-5-3  34.7
2着8レイホーロマンス 51岩崎 13-14-13-12  34.0
3着7マキシマムドパリ 56藤岡祐 11-11-10-11  34.4
 
 
 


 
スタンド前の上り坂の途中から発走するという形態上、前半3Fは速くなりにくい。
ハイペースの時でも前半3Fとしては時計がかかってる。
オーバースピードになるとすれば2F目のみ。
 
ハロンごとのラップは、けっこう締まった流れだったりするんだけど
コーナリングがキツいこともあり、所々でスピードに緩みが出る。

そのため全体時計は掛かりやすい。

ラストはそれなりの脚が必要。持続力も問われる。
・上手にコーナリングして距離ロスを避けたい
・逃げ馬はペース配分に気をつけたい
 


逃げ馬は単騎なら自身に有利となる展開を作ることも可能。
前半がゆっくりになりやすい形態で、ラストで脚を残すための競馬も出来る。
単騎でそれなりの実績馬なら前半でレースの流れを支配するような競馬も出来る。とにかく前半が大事だと思う。掛からないほうがいい。
また、成功するかどうかは時と場合によりけりだけど、敢えて中盤から速めに流れて後続に脚を使わせるような作戦も用意できる。
2F目があまり速いようだと消耗しちゃうこともある(金鯱21のギベオンは除く)

先行、差しはどのレースでも必然的に頭数が一番多くなる脚質なので、追い込みワンツースリーや追込逃げ追込(順不同)という決着にならない限りは先行または差しのどちらかが必ず上位にいることになる。と、当たり前のことをそれらしく書いてみた。

道中スピードが緩みやすい部分があるという形態上、ラスト3Fの瞬発力を持つ差し追い込み馬の台頭は目立つ。
それでも、このコースではよほど極端な展開や馬場にならない限りは、追い込みワンツースリーは考え難い。


追い込みに関しては、これまた言わずもがな
前の馬の脚が止まって、なおかつ最速の上がりを出せる展開が理想。



こういう理由から
有利そうな脚質は、しいて言うなら先行~差しになるのかな。
先行か差しかどっちか選べと言われたら、先行?? 


展開としては、
 
・前3Fゆっくりで、そのまま残り600m地点付近までスピードが上がらない。
前6F 12.9 - 11.8 - 13.2 - 13.0 - 12.7 - 12.4

・4~6Fのどこかで一度スピードを上げる。
前6F 12.6 - 11.0 - 12.2 - 11.5 - 11.4 - 11.8
 
というケースに分かれることと、


あとは加速の有無。

(1)後半のどこかで0.5秒以上の加速が生じるケースが最も多い。
12.9 - 11.8 - 13.2 13.0 12.7 12.4 - 11.8 - 11.2 - 11.1 - 11.5  
大きく二段階加速している。
乗っていて爽快な気分になれそう。
前半に13秒台2回の超スローなので、必然的にラストが速い。

(2) 後半で大きな加速がない
12.810.9 - 12.6 - 12.3 - 12.2 - 11.9 - 11.7 - 11.6 - 11.5 - 12.3
それでも、小さな加速はある。
じわじわとスピードを上げていく競馬。


基本的にはこの2パターンになる。あとはメンバーの性質だったり芝状態だったりが絡んでくる感じ。
シンプルだけど、メンバー同士の攻防とか激しいし
ペース配分や個々の仕掛けどころも騎手の判断力が問われる。
(馬券を買わない時は)純粋にレースを楽しんで観戦が出来る、良いコースだと思ってる。


ところで(2)のハロンタイム、上記したレースの中には無いんだけど
私はいったい何のレースのラップを書いたんだろう。




 
▽比較

スタンド前の上り坂スタートと言えば、中山の芝1800m~2200mなどが該当する。
中盤の下り坂や、最後の直線に上り坂があるところも共通している。
 
ただし中京の場合は、最初の上り坂が緩やかで、最後の直線の上り坂を越えてから更に平坦直線が約200mもあるため
中山芝1800mや2000mとは相違する点も多い。
 


中山記念 2020
12.4 - 11.8 - 11.8 - 11.8 - 11.5 - 11.7 - 11.9 - 11.3 - 12.1 (36.0-35.3 M)
1着3ダノンキングリー  3-3-3-3  34.2
2着7ラッキーライラック 3-4-4-4  34.2
3着4ソウルスターリング 2-2-2-2  35.2

2-4Fが同じ11秒8の、面白いラップ。
前半のペースが後半まで淡々と続く内容は、中京芝2000mとは違う。

 
中山2200mのほうが、レース内容としての共通点が多いかな?
 
オールカマー 2019
12.6 - 11.2 - 12.8 - 12.6 - 12.6 - 12.2 - 12.2 - 11.8 - 11.2 - 11.0 - 11.8 
(36.6-34.0 S)
1着9スティッフェリオ 1-1-1-1  34.0
2着1ミッキースワロー 9-9-8-8  33.4
3着4グレイル  7-7-8-5  33.6
 
スタートがゆっくり+ラストに加速がある。
中盤も緩い時と、そうでない時がある。
中京芝2000mと中山芝2200mは、基本的展開が似ている」と言える。

その点では、阪神芝外1800mも近い。

ローズステークス 2018
12.7 - 11.0 - 11.5 - 12.3 12.4 12.2 - 11.0 - 10.8 - 11.8 (35.2-33.6 S)
1着13カンタービレ 2-1  33.6
2着5サラキア  9-8  33.4
3着4ラテュロス 5-7  33.6
 
阪神芝1800mの基本的な展開は、
「中盤で息が入ってラストでスパート」なので
 
上記した中京芝2000mで最も見られる展開
(1)ラスト3Fのどこかで0.5秒以上の加速が生じる
と、同じという事になる。
 


中山芝2200mと阪神芝1800mは、
「スタート直後に坂を上るので、前半3Fがゆっくりになりやすい」
という形態上の特徴も共通している。
 

芝という文字を見すぎてゲシュタルト崩壊してる。助けて



 

▽血統
色分け
ヘイルトゥリーズン系(詳細記載無しはサンデーサイレンス系)
ノーザンダンサー系
ネイティヴダンサー系(詳細記載無しはミスプロ系)
ナスルーラ系
エクリプス系
マッチェム系
 
金鯱賞
2021
1着 キングカメハメハ × 母の父Ghostzapper(ヴァイスリージェント系)
2着 エピファネイア(ロベルト系) × キングカメハメハ
3着 ディープインパクト × Awesome Again(ヴァイスリージェント系)
2020
1着 キングカメハメハ × スペシャルウィーク
2着 ディープインパクト × Petionville
3着 キングカメハメハ × サンデーサイレンス
2019
1着 ディープインパクト × Intikhab(ロベルト系)
2着 ハーツクライ × American Post(ネイティヴダンサー系)
3着 キングカメハメハ × サンデーサイレンス
2018
1着 ハーツクライ × Unbridled′s Song
2着 ディープインパクト × トニービン(グレイソヴリン系)
3着 ディープインパクト × Orpen(ダンジグ系)
2017
1着 キングカメハメハ × グラスワンダー (ロベルト系)
2着 ダイワメジャー × Storm Cat(ストームバード系)
3着 キングカメハメハ × サンデーサイレンス
中日新聞杯19
1着 ディープインパクト × Victory Note(ノーザンダンサー系)
2着 ノヴェリスト(Blandford系) × ディープインパクト
3着 ストーミングホーム × Red Ransom(ロベルト系)
中日新聞杯18
1着 ディープインパクト × Ghostzapper(ヴァイスリージェント系)
2着 ステイゴールド × サクラバクシンオー(プリンスリーギフト系)
3着 Regal Ransom × Tiznow(Man O' War系)
愛知杯19
1着 ステイゴールド × Storm Cat(ストームバード系)
2着 ハービンジャー(ダンジグ系) × クロフネ(ヴァイスリージェント系)
3着 Blame(ロベルト系) × A.P.Indy(ボールドルーラー系)
愛知杯18
1着 エンパイアメーカー × フジキセキ
2着 ハービンジャー(ダンジグ系) × サンデーサイレンス
3着 キングカメハメハ × サンデーサイレンス
 
 
 
▽向いているかも知れない血統
キングカメハメハ × サンデーサイレンス(系)
ミスプロ系 × ロベルト系
ディープインパクトハーツクライステイゴールド産駒




▽まとめ

・スタンド前の緩やかな上り坂の途中からスタートする。3-4コーナーは下り坂で広いカーブ。最後の直線では坂を上ってから更に200mほど平坦部分を進んでゴール。
・スタートゆっくりで中盤スピードが緩み、残り1000m-600mでじわじわスピードを上げていき、残り600-400mで加速する展開が上記では多い。
そうでないケースとしては中盤が速い展開や、大きな加速が無い展開がある。
・全体の時計が掛かることがある。さらに最後の1Fでスピードが緩むようなタフな内容が多い。コーナーが4回あるだけでなく直線部分が長いため。
・加速の生じる展開が多い。どの脚質でもラストの伸びや粘りは大事。
ちなみに上がりの速いタイプが上位に来るときと、早めから動いてじわじわと伸びてくる馬が来ているときの両方がある。
・持久力も必要。
・上がり1位の成績は良い。
・有利そうに見える馬→コーナリングが上手で、前半で我慢が出来る(掛からずジッと脚を溜めつつ進出できる)上がりの速い馬。

あと有利かどうかはまだ分からないけど、少頭数の単騎とかで競り合いにならなそうな時にペース配分の上手な騎手が乗る逃げ馬も不気味。
 
 
 
また随時追記していきます。
 
 
 

鬼才バーニングハンマーさんと私の、二人の重賞予想は
 
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