手書きした 笑


向正面、馬場の中ほどからスタート。
コーナー6回。

最初のカーブ(外回り3コーナー)までは340mくらいの直線だと思う。
※推測だけど、芝外1600mのスタートが100mほど奥にあってカーブまで約440mなので。

3-4コーナーはゆったりした広いカーブ。
4コーナー手前付近から勾配2mほどの下り坂となる。

正面直線、ゴール板の200mほど手前で坂を下りきると、すぐに高低差1.8m(勾配1.5%)の上り坂。
ゴール板の直前から向正面にかけては平坦となる。

1-2コーナーはスパイラルカーブ。
入り口はコーナリングしやすく、出口は急カーブ。

向正面に入り、2周目に差し掛かる。
今度は内回りコースの3-4コーナーに向かう。

内回りは3コーナー手前から、緩やかで長い下り坂が始まる。
ゴール手前の前述の上り坂まで、ゆったりと下っている。

最後の直線は356.5m。



京都競馬場の代替開催に伴って使用されるコースで、普段は番組がない。
古くは1994年の天皇賞春(G1 ※改修前)で、最近では松籟ステークス(3勝クラス)で使用された。






▽ラップタイム

天皇賞春
G1 2021年
4歳上オープン 17頭 3:14.7〔R〕雨 良
12.8 - 11.3 - 11.7 - 11.9 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 12.1 - 13.1 - 12.6 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 12.3 - 13.0 (35.8-37.4/59.8-61.3 H)
1着1ワールドプレミア 58福永 7-7-7-4  36.7
2着12ディープボンド  58和田  4-3-4-3  37.1
3着3カレンブーケドール 56戸崎 3-3-2-2  37.7

1994年
4歳上オープン 11頭 3:22.6 稍重
13.6 - 12.5 - 12.8 - 12.7 - 12.5 - 13.0 - 12.7 - 12.9 - 13.0 - 12.8 - 12.7 - 12.6 - 12.1 - 12.5 - 11.9 - 12.3  (38.9-36.7/64.1-61.4 S)
1着11ビワハヤヒデ  58岡部 2-2-2-2 (36.5)
2着6ナリタタイシン 58武豊 10-10-9-6 (36.1)
3着5ムッシュシェクル 58藤田伸 4-4-3-3 (36.9)

松籟ステークス
2021年
4歳上3勝 ハンデ 14頭 3:14.9 良
12.9 - 11.1 - 11.1 - 11.9 - 12.4 - 12.4 - 12.3 - 12.5 - 13.5 - 13.0 - 11.9 - 11.9 - 11.9 - 12.0 - 11.5 - 12.6  (35.1-36.1 / 59.9-69.9 M)
1着13ディアスティマ 56北村友 1-1-1-1 (36.1)
2着3タイセイモナーク 54和田  2-2-2-2 (36.4)
3着4シルヴァーソニック 55岩田望 9-7-8-7 (36.0)


前半ペースも芝の質も違うし、昔と今では比較にならないかな

あっ‥‥昔の阪神は外回りがなかった!
コースすら違う。
(ラップタイム書く意味あったのかしら)




◇展開
天皇賞春21や松籟21は、
「前半流れる → どこかで息を入れる →後半どこかで加速」
という流れ。

これに限らず、最近の長距離レースは
前半流れる →ひと息 →加速
という傾向がけっこうな割合で見られる。有馬記念とかもそう。


少し昔だと
「じっと我慢→スパート」
という傾向が多かったはず。

1994天皇賞もまさに、その流れ。
近年とは前半の内容に大きな差がある。
近年で我慢からのスパートという流れが基本となる長距離重賞は、パッと思い浮かぶのはダイヤモンドSなど。


近年の傾向のレースの例を挙げると、

阪神大賞典21
G2 芝3000m 重
12.9 - 11.7 - 12.7 - 12.4 - 12.7 - 12.4 - 12.6 - 13.3 - 12.8 - 12.1 - 12.2 - 12.1 - 12.2 - 12.3 - 12.9  (37.3-37.4 M)
1着6ディープボンド  4-4-4-3 (36.9)
2着10ユーキャンスマイル 12-12-12-7 (36.8)
3着5ナムラドノヴァン 13-13-11-10 (36.8)

3F目から中盤にかけてのスピード変動が少ない。
重馬場の長距離で前半に13秒台がない。


こちらは傾向とは少し違って、前半が乱れたケース。

日経賞21
G2 中山芝2500m 良
 7.1 - 11.6 - 12.3 - 13.0 - 12.5 - 12.8 - 12.8 - 12.5 - 11.7 - 12.1 - 11.8 - 11.3 - 12.8
(31.0-34.9 M)
1着4ウインマリリン  3-3-3-2 (34.7)
2着7カレンブーケドール 5-5-5-6 (34.5)
3着2ワールドプレミア 9-9-5-4 (34.5)



個人的に思ってる事なんだけど
前半が流れるペースだったり、前半ちょっと乱れるようなペースは牝馬も対応出来る。
むしろ、こういう展開は牝馬のほうが慣れている。

あくまで感想なので、合ってるかどうかは謎だけど
少なくとも「我慢→スパート」の展開よりは対応しやすい。

理由は
古馬の牝馬限定っていきなりペース乱れたりして、掴みどころがないレース多いことと、
牡馬に混じって牝馬が上位に来ているレースは、けっこうな割合で流れるペースだったり乱ペースだったりする。

近年の牝馬の活躍がめざましいのは、芝質向上で展開が向いてきているのもあるのかも知れない。



話を戻します。

「アップダウンあり、広いカーブや狭いカーブもあり、外回りと内回りの両方を走り、ラストで加速が生じやすい」

これ、抜けて強い馬がいれば
その馬が有利なのでは‥‥?


力が拮抗している場合は予想が難しそう。
それなりに上がりが掛かりそうだし

拮抗したメンバーで馬場悪化とかしたら
サバイバルレース(スタミナ勝負みたいな感じ)にも成り得る可能性あるかも?




▽脚質(推測)
2周目の3コーナーが「内回りの緩やかな下り」なのと、中盤辺りで息が入ることから
基本的には先行馬に有利かな?

ただ、前半ゆったりしたり、中盤で長くペースダウンするようなペースなら、
脚をじっくり溜めて3コーナーからの下り坂を利用してジワジワと進出していくようなタイプの差し馬や、上がりの速い馬も良さそう。


逃げ馬にとっては「自身に有利になる乗り方が存在する」ので、単騎でそれが出来そうなら侮れない。
G1でそれが出来るかと言われると正直微妙なんだけど

発走が向正面というのは、逃げ馬の場合スタンド前発走よりもレースがしやすい。


◇枠
これもデータ少ないから推測の域なんだけど
スタート(1F目)がゆっくりなので、枠は関係ないような気がする。

位置が関係するのは最後の直線のほうで、
前が壁になったり、ごちゃごちゃしないほうが良いので

そういう観点では内枠から1~3番手につけたり、外目追走からジワジワ脚を伸ばしてくるような
「脚質に合った枠」にいる馬は、枠の恩恵がありそうにも見える。
 




※血統は、データが少ないので割愛します。





▽まとめ
・外回り→内回りを通過する。うずまきみたいで可愛い。
・コーナー6回。
・スタート直後にとても緩やかな下り坂→上り坂が連続し、3コーナーは平坦、4コーナー出口辺りから勾配2mの下り坂、スタンド前に急な上り坂。
と、前半は坂ばかりなので2F目から流れるペースになりやすい。
・形態上、ペースが緩むポイントが存在する。スパイラルカーブ出口になる2コーナー通過が中盤になるので、中盤でペースダウンしやすい。
・そのため、後半のどこかで加速が生じやすい。 
・正面直線のクッション値は良馬場なら割と高めだと思う。道中タフだし全体の上がりも掛かるけど、ラストのスピードも大事。
・有利そうに見える馬 →中盤のペースダウン時にシッカリ脚を溜め、ラストでバテずにスパートできるタイプ。
または、メンバーの中でズバ抜けて強い馬。



また気付いたことがあれば随時加筆します。



馬場や芝の生育状況など、詳しめに説明してたりします。
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