左まわり。
正面直線の4コーナー寄りからスタート。
コーナー4回。
スタートしてすぐに上り坂。
最初のカーブまでは、目測だけど400m弱くらいはあると思う。
1コーナーに入って坂を上り切り、一旦ほんの少しだけ平坦(厳密には非常に緩やかな下り)を挟んで、再び上り坂となる。
向正面の真ん中よりも少し手前辺りで上り切り、すぐに下り坂に差し掛かる。
4コーナー出口付近の最深地点まで下るとすぐに上り坂。
最後の直線は410.7m。
・1-2コーナーは急カーブで、3-4コーナーはスパイラルカーブ。
・上り坂が3回、長い下り坂が1回ある。
・正面直線の上り坂は高低差は約2mながら、勾配が2%ある。
オープンクラスの開催は、2020年シリウスS(G3)までは無かった。
それ以降も2021年アルデバランSの1鞍のみ。
開催レース数自体、元々あまり多くはない。
▽ラップタイム
シリウスステークス
G3 3歳上オープン ハンデ
2020年
1:57.8 良 16頭
7.2 - 11.0 - 10.9 - 13.1 - 12.8 - 12.4 - 13.0 - 12.7 - 12.3 - 12.4 (29.1-37.4 M)
1着15カフェファラオ 54ルメール 8-8-7-8 36.9
2着2サクラアリュール 54藤岡康 9-9-7-2 37.0
3着3エイコーン 55高倉 11-11-10-9 37.0
アルデバランステークス
4歳上オープン 別定
2021年
1:58.4 稍重 16頭
7.1 - 11.3 - 11.3 - 13.2 - 12.9 - 12.8 - 12.7 - 12.4 - 12.1 - 12.6 (29.7-37.1 M)
1着14ロードレガリス 57武豊 15-15-4-2 37.0
2着16マグナレガーロ 56池添 2-2-2-2 37.2
3着8マイネルユキツバキ 57川田 9-9-4-2 37.2
納屋橋ステークス
3歳上1600万下 ハンデ
2019年 ※2020年は芝1600mで施行
1:58.7 稍重 11頭
7.2 - 11.1 - 11.4 - 13.1 - 13.0 - 12.6 - 12.5 - 12.7 - 12.3 - 12.8 (29.7-37.8 H)
1着3アルドーレ 55古川 9-10-8-8 37.2
2着5レッドアトゥ 53津村 6-6-7-6 37.3
3着8ドラゴンカップ 55吉田隼 4-4-4-4 37.4
伊勢特別
4歳上1000万下 ハンデ
2020年
1:58.4 良 16頭
7.4 - 11.0 - 11.5 - 13.3 - 12.7 - 12.1 - 12.0 - 12.7 - 12.2 - 13.5 (29.9-38.4 H)
1着6アヴァンセ 55岩田望 5-5-5-4 38.0
2着8ニシノアメイズ 51団野 11-11-14-15 37.0
3着1タガノエルフ 52斎藤 14-15-1-1 38.6
4歳上1000万下 定量
2019年
2:00.7 良 14頭
7.3 - 11.0 - 11.1 - 12.8 - 13.3 - 13.0 - 13.1 - 13.1 - 12.9 - 13.1 (29.4-39.1 H)
1着11ナンヨープルートー 57吉田隼 6-6-3-2 39.0
2着2コマビショウ 56津村 7-7-3-4 38.9
3着7ジャストコーズ 57菱田 12-12-12-9 39.0
犬山特別
3歳上1000万下 ハンデ
2019年
1:59.0 良 16頭
7.4 - 10.9 - 11.1 - 13.4 - 13.3 - 13.0 - 13.0 - 12.7 - 11.8 - 12.4 (29.4-36.9 H)
1着9マスターフェンサー 56福永 5-5-4-3 36.7
2着2ララメダイユドール 55中井 6-7-5-5 37.1
3着4マンハッタンロック 54菱田 10-10-8-8 37.3
インディアトロフィー
3歳上1000万下 ハンデ
2019年
1:57.6 重 16頭
7.4 - 10.9 - 11.3 - 13.2 - 13.0 - 12.5 - 11.9 - 12.6 - 12.1 - 12.7 (29.6-37.4 H)
1着14ブラックウォーリア 53和田 3-3-2-2 37.3
2着5アオイテソーロ 52浜中 5-5-5-3 37.0
3着6ロフティネス 53岩田望 4-4-7-7 36.9
3歳上1勝クラス
2020.9.27 定量
2:00.1 稍重 12頭
7.3 - 11.2 - 11.8 - 13.3 - 12.8 - 12.2 - 12.4 - 12.8 - 12.8 - 13.5 (30.3-39.1 H)
1着5キスラー 57武豊 7-7-8-7 37.9
2着7ラデツキー 57小牧 2-2-2-2 39.4
3着1レッドエランドール 54松山 1-1-1-1 39.5
前半700mのペースの上げ下げがとても激しいので、タフなコースと分かる。
スタート後いきなり急坂を上る。出だしは勢いをつけていく感じ。
1コーナーまで長い直線とはいえ、位置取りもけっこう忙しいかもしれない。
ミドル~ハイペースが主体。
2回目の上り坂となる2コーナー~向正面中ほどは
急カーブが含まれるので、スピードがグンと落ちる。
上記したレースでは、「上り坂その2→最深地点付近までの下り坂」でのハロンタイムにレースごとの違いがある。
・上りその2でスピードを落とし、下り坂はスピードを上げる
・上りその2から最深地点までずっとスピードを落として進む
など。
中山もそうだけど
向正面に長い下り坂があると展開パターンは「速く下るか、慎重に下るか」に分かれ、そのスピード加減によって上位脚質までもが変わってしまうケースが結構な割合で存在する。
かと言って、向正面の坂をどんなスピードで下っていくかなんて走ってみない事には見当もつかない。
中京ダート1900mはペースや加速部分、展開など様々なパターンがあるけれど
殆どのケースで共通しているのは「前半のペース変動の激しさ」と「中盤のどこかで息が入りやすい事」。
この2項目から、ペース変動の大小や、どの区間まで息が入るのかといった違いに枝分かれして、
それによって後半の加速の有無や仕掛けどころなどに繋がっていく。
この展開内容はクラスを問わない。
7.4 - 10.9 - 11.1 - 13.4 - 13.3 - 13.0 - 13.0 - 12.7 - 11.8 - 12.4 (29.4-36.9 H)
7.4 - 10.9 - 11.3 - 13.2 - 13.0 - 12.5 - 11.9 - 12.6 - 12.1 - 12.7 (29.6-37.4 H)
7.3 - 11.0 - 11.1 - 12.8 - 13.3 - 13.0 - 13.1 - 13.1 - 12.9 - 13.1 (29.4-39.1 H)
クラスによって変わってくるのが最初に息が入る600m地点以降で、オープンクラスでは坂の下りの辺りも12秒台メイン。
13秒があってもその区間は短い。
脚質に関しては、
逃げて1着というのは若干厳しいけど先行は良さそうといった感じ。←ここはケースバイケースだけどね。
捲りが効くこともある。
なぜ逃げ馬が若干厳しく見えるかというと、
前半700mでスピードが大きく上がったり下がったりすることで消耗が避けられない。
前700m
7.4 - 10.9 - 11.1 - 13.4
スタート(最初の100m)自体はそれほどでもないけど、出てすぐに坂を上って位置取りもしなくてはならないので忙しい。
2コーナーは急カーブなのでスピードをガクンと落とさなくてはならない。
逃げ馬が1着になるケースを考えた場合に、
・自身が二の脚を使って加速できる
・下り坂をリズム良く通過して、後続に脚を使わせるような競馬
などがありそう。
あとは下級クラスや少頭数などで、前半200~500m間を慎重に運べた時とか。
こちらは前半慎重+二段階加速の例。
3歳上1勝クラス
2019年12月
7.3 - 11.4 - 11.5 - 13.0 - 13.2 - 12.6 - 12.7 - 12.9 - 12.4 - 13.1
1着9タマモサンシーロ 1-1-1-1 38.4
2着5ヴィーヴァバッカス 6-6-6-4 37.8
差し追い込みの上位馬は、早めから捲っていくタイプと
最後の直線に入ってから追い出すタイプが混在してて
後半、けっこう自由にレースが出来ているように見えるケースもある。
直線410mあるからね。
でもどっちかと言うと、4コーナーまでにある程度位置を上げておきたいかな。
重賞は前例が少ないので推測の域だけど
形態上、道中でスピードが緩むことはあっても
最深地点までのんびりしているというのはちょっと考え難いかな
800m通過以降がもっと速くなると仮定すると
ラストは先行勢が粘り切るのか、それとも後方からの差し脚が勝るのか、という激しい攻防が見られるはず。
▽血統
色分け
ヘイルトゥリーズン系(詳細記載無しはサンデーサイレンス系)
ミスプロ系
ノーザンダンサー系
ナスルーラ系
「父×母の父」で記載
シリウスS 2020
1着 American Pharoah × More Than Ready(Halo系)
2着 ゴールドアリュール × Gulch
3着 フリオーソ(ロベルト系) × アドマイヤムーン
アルデバランS 2021
1着 ハーツクライ × Fusaichi Pegasus
2着 キングカメハメハ × アドマイヤベガ
3着 アイルハヴアナザー × フジキセキ
納屋橋S 2019
1着 オルフェーヴル × フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)
2着 カジノドライヴ(ボールドルーラー系) × ロックオブジブラルタル(ダンジグ系)
3着 ステイゴールド × アルムタワケル
伊勢特別
2020
1着 Indian Charlie(グレイソヴリン系) × Mr.Gleely
2着 リーチザクラウン × アフリート
3着 キンシャサノキセキ × キングカメハメハ
2019
1着 ディープインパクト × High Chapparal(ヴァイスリージェント系)
2着 エンパイアメーカー × ホワイトマズル(リファール系)
3着 マンハッタンカフェ × Labeeb(ロベルト系)
犬山特別 2019
1着 ジャスタウェイ × Deputy Minister(ヴァイスリージェント系)
2着 ゴールドアリュール × スキャン
3着 マンハッタンカフェ × ブライアンズタイム(ロベルト系)
インディアT 2019
1着 ブラックタイド × アーミジャー(レッドゴッド系)
2着 ルーラーシップ × Rainbow Corner(レッドゴッド系)
3着 スクリーンヒーロー(ロベルト系) × クロフネ(ヴァイスリージェント系)
3歳上1勝
2020.9.27
1着 ディープインパクト × Medagila d´Oro(サドラーズウェルズ系)
2着 ダンカーク × ダイワメジャー
3着 Golden Horn(ダンジグ系) × Dubawi
2019.12.15
1着 アッミラーレ × フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)
2着 ドリームジャーニー × キングカメハメハ
3着 ロードカナロア × フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)
▽向いているかも知れない血統
サンデーサイレンス系 × ヴァイスリージェント系、ミスプロ系
オープンクラスのようにタフさが増すレースではミスプロ優位になるのかな?
▽まとめ
・コーナー4回。
・スタート直後に上り坂なので、前半500mは忙しい。600m地点からスピードがガクンと落ちる。
・前半のペースの上げ下げが激しいだけでなく、正面直線の坂を最初と最後に2回上る。
そのため道中で大きく息が入るにもかかわらずラスト1Fのスピードが大きく落ちる。タフなコース。
・「前半のペース変動が大きい」「道中で息が入る」。色々なペース+展開パターンが存在するけど、この2項目は不動。
・捲りもきく。
・基本的には先行または4角2~5番手が若干有利かも。
・道中で大きく息が入る等、長距離レースに似た展開内容も見られるので、2100m以上の経験がある距離短縮馬も良さそう。
・上がり上位馬の成績は悪くはない。上がり1位は良いほう。
・非根幹距離だけど、開催レース自体が少ないのでリピーターが多いかどうかは分からない。ただ展開内容については得手不得手はあると思う。
中でも逃げ馬は、前半の乱ペースに得手不得手の影響も少なからず関わって来そう。
・重賞となると道中のスピードも変わってくるはずなので、基本の展開というよりは向正面の下り坂から速くなって、ラストは前が粘るかそれとも後方の馬が差し切るかといった激しい攻防が見られる。※開催が少ないので、完全に想像の域です。
・有利な枠は、脚質にもよるけど細かく突き詰めれば内寄りの真ん中がちょっと良さそう。
逆に「不利」に関しては、よほど極端でなければ大きな影響を及ぼすことは考え難いのでほぼ無いと見る。
・有利そうに見える馬 →タフなコースなので力の抜けた馬。それ以外なら息の長い末脚を持つ先行~差し。4角2~5番手も良さそう。
また気づいたことなどがあれば追記します。
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