※3年前の記事です。
外回り。
・向正面半ばほどの平坦部分からスタート
・コーナー2回
・250mほど進むと高低差2mの上り坂
・頂上はスタートから600mの地点。3コーナーを入った辺り
・すぐに下り坂
・カーブはきつい
・4コーナーと最後の直線に小さな丘がある
・最後の直線は658.7m
▽ラップタイム
関屋記念
G3 3歳上オープン 別定
2020年
1:33.1 良 18頭
12.2 - 10.9 - 11.5 - 11.7 - 11.5 - 11.3 - 11.6 - 12.4 (34.6-35.3 M)
1着17サトノアーサー 17-17 33.7
2着18トロワゼトワル 1-1 35.5
3着3アンドラステ 8-8 34.7
2019
1:32.1 良 17頭
12.6 - 10.9 - 11.2 - 11.8 - 11.5 - 11.8 - 10.8 - 11.5 (34.7-34.1 M)
1着13ミッキーグローリー 14-15 32.2
2着14ミエノサクシード 5-6 32.9
3着6ソーグリッタリング 3-3 33.2
2018
1:31.6 良 15頭
12.4 - 10.6 - 11.2 - 11.5 - 11.5 - 11.2 - 11.0 - 12.2 (34.2-34.4 M)
1着12プリモシーン 9-8 33.4
2着10ワントゥワン 15-15 32.8
3着4エイシンティンクル 1-1 34.6
新潟2歳ステークス
G3 2歳オープン 馬齢
2019
1:35.0 良 16頭
12.5 - 11.1 - 12.5 - 13.0 - 12.3 - 11.0 - 11.0 - 11.6 (36.1-33.6 S)
1着6ウーマンズハート 7-7 32.8
2着13ペールエール 5-4 33.1
3着7ビッククインバイオ 2-2 33.9
2018
1:35.5 稍重 15頭
12.9 - 11.4 - 12.0 - 12.7 - 12.5 - 11.4 - 10.6 - 12.0 (36.3-34.0 S)
1着6ケイデンスコール 8-8 33.1
2着9アンブロークン 7-7 33.2
3着8スティルネス 4-4 33.3
長岡ステークス
3歳上1600万下 定量
2019年
1:33.6 良 12頭
12.8 - 11.1 - 11.8 - 12.2 - 12.0 - 11.1 - 10.8 - 11.8 (35.7-33.7 S)
1着9ロードマイウェイ 2-3 33.6
2着4アガラス 2-2 33.8
3着7アントリューズ 11-10 33.2
直線は長いけど、仕掛けどころはラスト3F地点、またはラスト2F地点になってるっていうレースが多いかな?
一瞬の脚でも通用しそうな展開も意外とある。
上記レースの展開パターンは、
(A)中盤も緩まない速い流れで、前が残るかそれとも差し切るかの勝負
12.4 - 10.6 - 11.2 - 11.5 - 11.5 - 11.2 - 11.0 - 12.2
上記では関屋記念の過去3年。
スタート直後はゆっくりでも、ポジションが決まればすぐにスピードを上げている。中盤も速いためラスト1Fの時計が緩む。
タフな展開。
(B)中盤で一旦スピードが緩んでからの末脚勝負
12.9 - 11.4 - 12.0 - 12.7 - 12.5 - 11.4 - 10.6 - 12.0
息が入る形になるので、上位馬の上がりがとても速い。
レース全体の上がりも締まっている。
新馬戦では中盤13秒台まで落とすこともある。
という2つに分かれている。
どちらにしろ豪快な末脚がお目にかかれる可能性がある。
ちなみに
3コーナーが下り坂であることや、コーナーが狭いカーブであるということを考えた場合に
コース形態に沿った展開となるのは上記展開Aで、
この時に若干有利となるのは
「終いの脚がしっかりした先行馬」
だと思う。
例) 関屋記念2017
12.4 - 11.1 - 11.7 - 11.4 - 11.3 - 11.1 - 11.0 - 12.2 (35.2-34.3 S)
1着3マルターズアポジー 1-1 34.3
2着15ウインガニオン 2-2 33.9
3着10ダノンリバティ 4-4 33.6
3コーナーの下り坂を利用してジワジワと加速していく事で、持ち前の粘り腰を引き出している
ただ、向正面と正面の長い直線を2回通過するので
下り坂を利用するような「コース形態に沿った作戦」は、重賞以外では選びづらいものがありそう。
仮に選んだとしても、かなりのスタミナがあるとか抜けた力があるとかじゃないと逃げ切るのがけっこう大変な気もする。
月岡温泉特別
3歳上1000万下 定量
2019年
1:32.9 良 13頭
12.6 - 10.8 - 11.1 - 11.9 - 11.4 - 11.6 - 11.5 - 12.0 (34.5-35.1 M)
1着3スイープセレタリス 4-3 34.1
2着9キングリッド 11-10 33.7
3着12ドンアルゴス 12-12 33.6
(逃げ馬 13ウインハイライト 8着)
なので下り坂ではスピードを落として慎重に進むような、
いわばコース形態を逆手に取る騎乗をするケースが(条件戦では特に)多く見られる。
これが、上記展開では(B)に該当する。
▽血統
色分け
ヘイルトゥリーズン系(詳細記載無しはサンデーサイレンス系)
ノーザンダンサー系
ナスルーラ系
ネイティヴダンサー系
エクリプス系
関屋記念
2020
1着 父ディープインパクト × 母の父Redoute′s Choice(ダンジグ系)
2着 ロードカナロア(ミスプロ系) × ハーツクライ
3着 オルフェーヴル × Dynaformer(ロベルト系)
2019
1着 ディープインパクト × ホワイトマズル(リファール系)
2着 ステイゴールド × A.P.Indy(ボールドルーラー系)
3着 ステイゴールド × シンボリクリスエス(ロベルト系)
2018
1着 ディープインパクト × Fastnet Rock(ダンジグ系)
2着 ディープインパクト × ファルブラヴ(ノーザンダンサー系)
3着 ディープインパクト × Storm Cat(ストームバード系)
2017
1着 ゴスホークケン(ストームバード系) × Old Trieste(ボールドルーラー系)
2着 ステイゴールド × ポリッシュネイビー(ダンジグ系)
3着 キングカメハメハ(ミスプロ系) × エリシオ(ノーザンダンサー系)
新潟2歳S
2019
1着 ハーツクライ × Shamardal(ストームバード系)
2着 ダイワメジャー × Selkirk(ネイティヴダンサー系)
3着 キングズベスト(ミスプロ系) × ゼンノロブロイ
2018
1着 ロードカナロア(ミスプロ系) × ハーツクライ
2着 ヴィクトワールピサ × Mamool(サドラーズウェルズ系)
3着 ゴールドヘイロー × チーフベアハート(ダンジグ系)
長岡S
2019
1着 ジャスタウェイ × ジャングルポケット(グレイソヴリン系)
2着 ブラックタイド × ブラックホーク(ヌレイエフ系)
3着 ロードカナロア(ミスプロ系) × Eltish(ロイヤルチャージャー系)
月岡温泉特別
2019
1着 ハーツクライ × エンドスウィープ(ミスプロ系)
2着 キングカメハメハ(ミスプロ系) × ディープインパクト
3着 ドリームジャーニー × シンボリクリスエス(ロベルト系)
▽向いているかも知れない血統
・ミスプロ系 × サンデーサイレンス系
・主に「(A)中盤も緩まない速い流れ」の時にディープインパクト × ダンジグ系やストームバード系
▽まとめ
・コーナー2回、長い直線も2回
・どちらかと言うと後傾ラップが多い
・展開を大まかに分けると道中でスピードが緩むか緩まないかの2パターンがある。
・クラスが上がると道中も緩まない流れになりやすく、上がりの速さだけでは勝ちきれないケースが増える。
・道中速い流れでは先行馬がほんの少し有利。
・道中スピードが緩むケースでは、1800m以上の実績馬や重賞出走経験がある、速い末脚を持つ馬の台頭が多い気がする。
・向いているかも知れない馬 →ラストの脚がキレるタイプ。
理由は記事の最初のほうに書いたけど、仕掛けどころがラスト3Fまたはラスト2Fの地点であることが多い。
こういう展開では一瞬のキレ味でも通用するケースもあるので、長くいい脚を使うタイプの馬だけでなく一瞬タイプも侮れないと思う。
脚質に関しては
古馬重賞では「上がり最速の差しまたは追い込みが、先に抜け出した先行勢を交わせるか否か」
2歳は「中団追走から仕掛けてシッカリ脚を伸ばせる馬の上位争い」という決着が目立つ。
どの位置が有利とかで絞るにはちょっとややこしいので、ここでは脚質は不問とする。
1