2コーナー奥からスタート
最初のコーナーまでは約490mの直線。

上り坂スタートで、3コーナー半ば付近まで勾配3.1mの坂を上る。

少しの平坦部分を経て、最後の直線までは緩やかな下り坂。ゴールは平坦。

4コーナーは広め。
ただ、最後の直線が短いのでゴチャつくケースは多い。

最後の直線
・A,Bコース 262.1m
・Cコース 264.5m



▽ラップタイム

函館スプリントステークス
2019
1:08.4 稍重
12.3 - 11.0 - 11.1 - 11.3 - 11.0 - 11.7 (34.4-34.0 M)
1着10カイザーメランジェ 1-1  34.0
2着11アスターペガサス  2-2  34.0
3着13タワーオブロンドン  5-5  33.5
禁止薬物問題で6頭が除外、7頭立てで施行された

2018
1:07.6 良
11.8 - 10.4 - 10.9 - 11.3 - 11.3 - 11.9 (33.1-34.5 H)
1着1セイウンコウセイ 1-1  34.5
2着9ヒルノデイバロー  6-5  33.9
3着7ナックビーナス  3-3  34.3

2017
1:06.8〔R〕 良
11.7 - 10.1 - 10.4 - 11.0 - 11.4 - 12.2 (32.2-34.6 H)
1着8ジューヌエコール 6-5  33.9
2着3キングハート 7-7  34.2
3着4エポワス  7-9  34.1

UHB杯
2020
1:07.5 良 3歳上3勝 16頭
11.8 - 10.3 - 10.6 - 11.5 - 11.3 - 12.0 (32.7-34.8 H)
1着6ジョーマンデリン 4-4  34.3
2着3ザイツィンガー  16-16  33.3
3着11インスピレーション  9-10  34.0

函館日刊スポーツ杯
2020
1:07.9 良 3歳上2勝 16頭
11.9 - 10.3 - 10.9 - 11.4 - 11.4 - 12.0 (33.1-34.8 H)
1着2ファイブフォース 6-6  34.1
2着13ウォーターエデン 9-9  33.9
3着1アリア   3-3  34.6

函館2歳ステークス
2019
1:09.2 良
12.2 - 10.4 - 11.0 - 11.5 - 11.7 - 12.4 (33.6-35.6 H)
1着1ビアンフェ    1-1  35.6
2着5タイセイビジョン 13-12  34.7
3着8プリンスリターン 3-4  35.8




前傾のミドル〜ハイペース。
ハイペースの場合は前後3Fの差がけっこう大きい。
短距離らしい短距離。

・スタートから最初のコーナーまで 約490m +上り坂
・4コーナー付近から下り坂
・最後の直線 260mちょい +平坦

上り坂スタートなので出だしから勢いをつけていく。
多少飛ばしてもコーナーの途中から下り坂、直線は短いので前が押しきるケースもある。


展開というのは一般に、

(a)ハイペースの前残り
(b)前が残れないハイペース
(c)ミドル
(d)前残りスロー
(e)スローの上がり勝負

の5パターンに大まかに分類できる。

函館芝1200mに於いては
上記ラップタイムの6つのレースは(a)(b)(c)の3パターンしかない。

いちお函館SSの過去7年くらい見たけど(10年見るのは面倒だった)
こちらも(a)~(c)の展開だったので
よほどのことがない限りはこの3パターンのどれかが当てはまりそう。
(スタートが上り坂だから勢い必要だし、スローになりにくい)



また、クラスによる内容の変化は
「2歳戦」と「3歳以上」に分かれる。

2歳戦はレースを教えながら騎乗するので、無理をしない。
そのため3F目から緩める展開が中心。
スタートから490mでカーブなので、カーブ手前から緩めてあげて丁寧に曲がっているんだと思う。
そしてこういう展開では、逃げ先行に優しいのは勿論のこと
末脚の切れる後方待機馬も脚を溜めやすくなる。
例) 前3F 12.2 - 10.4 - 11.0 - 

対する3歳以上は、↑の流れもあるけど
2F目の速いラップを3F目も持続させている展開も増えてくる。
例) 前3F 11.7 - 10.1 10.4 -

良馬場ではまるで1000m戦みたいな前3Fになっていることもある(洋芝なのに)。
この場合3コーナーのカーブは速いままで突入している。
4F目になるとさすがにスピードダウンして、ラスト200mが一番遅くなる。
先団ならどれだけスピードを持続できるか、後方ならどこまで脚を伸ばせるかというサバイバルレースになる。
函館の開幕は先行有利だけど、この展開になった場合はそうとは言い切れなくなるし実際に差しも来ている。





▽血統
色分け
ヘイルトゥリーズン系(詳細記載無しはサンデーサイレンス系)
ノーザンダンサー系
ミスプロ系
ナスルーラ系
エクリプス系

函館SS
2019
1着 サクラオリオン × 母の父サクラプレジデント
2着 Giant′s Causeway(ストームバード系) × Trippi
3着 Raven′s Pass × Dalakhani(ネヴァーベンド系)
2018
1着 アドマイヤムーン × Capote(ボールドルーラー系)
2着 マンハッタンカフェ × Go For Gin(セントサイモン系)
3着 ダイワメジャー × More Than Ready(Halo系)
2017
1着 クロフネ(ヴァイスリージェント系) × アグネスタキオン
2着 オレハマッテルゼ × マイネルラヴ
3着 ファルブラヴ × サンデーサイレンス

UHB杯
2020
1着 ジョーカプチーノ × キングヘイロー(リファール系)
2着 ドリームジャーニー × クロフネ(ヴァイスリージェント系)
3着 ハーツクライ × ブライアンズタイム(ロベルト系)
函館日刊スポーツ杯
2020
1着 アルデバランⅡ × サクラバクシンオー(プリンスリーギフト系)
2着 ハービンジャー(ダンジグ系) × Storm Cat(ストームバード系)
3着 ダイワメジャー × トワイニング
函館2歳S
2019
1着 キズナ × ルシュクル(プリンスリーギフト系)
2着 タートルボウル(ノーザンダンサー系) × スペシャルウィーク
3着 ストロングリターン(ロベルト系) × マンハッタンカフェ



▽向いているかも知れない血統
父:
サンデーサイレンス系 
ミスプロ系
ノーザンダンサー系
母父:
ミスプロ系
サンデーサイレンス系
プリンスリーギフト系

上記したレースには無いけど
流れ的には母父ダンジグ系とかも向いていそうな気がする(未検証)





▽まとめ
・コーナー2回。スタートから最初のコーナーまで約490mの直線。
・上り坂スタートで、3-4コーナーの途中(4コーナー付近)から下り坂になる形態。
・クラスを問わず、ハイペースかミドルペース中心。
・4コーナーは広めだけど、頭数によってごちゃつきやすい。
・前半で大きなスピード変化がある上に流れが速いので、ラスト1Fは0.5秒以上(場合によっては1秒以上)スピードが落ちる。前がシッカリ粘れないようだと後方の馬も届く。
・向いているかも知れない馬 →2歳戦では先行、または末脚の切れる馬。3歳以上はスタートとコーナリングが上手な「器用なタイプ」で、トップスピードを長く持続できる馬。
これぞ短距離戦!といった、生粋のスプリンター向きの展開内容であることが多い。




また気付いたことなど随時追記します。



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