外回り。

※2023年の路盤改修よりも前のデータです。


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4コーナー奥のポケットからスタート。
コーナー4回。

スタートから最初のコーナーまでがとても長い直線で平坦(厳密にはスタートから200mほどは非常に緩い下り)。

狭い1-2コーナーも平坦。

向正面の半ば付近から高低差4.3mの急坂を上る。
3コーナー手前付近で頂上を迎え、すぐさま4コーナーに向けて一気に下る。
その後もすごく緩やかな下りが続き、最深地点は最後の直線の、ゴール前280m地点付近。

ゴールは平坦。
つまり、京都名物のあの坂以外はほぼ平坦。


・最後の直線
Aコース 403.7m
B,C,Dコース 398.7m


施行レース数はあまり多くない。2019年は16レースだった。
重賞は京都大賞典(G2)、日経新春杯(G2)が行われる。
その他のオープン戦はない。




▽ラップタイム

日経新春杯
G2 4歳上オープン ハンデ
2020年
2:26.9 良 14頭
12.6 - 11.2 - 11.9 - 12.9 - 13.0 - 12.9 - 12.1 - 12.8 - 12.2 - 11.8 - 11.7 - 11.8
(35.7-35.3 M)
1着6モズベッロ 52池添  5-5-7-6  34.5
2着4レッドレオン 54北村友 3-3-5-6  35.1
3着8エーティーラッセン 51藤懸 1-1-1-1  35.8

2019
2:26.2 良 16頭
12.6 - 10.7 - 10.8 - 11.8 - 12.4 - 12.6 - 12.9 - 12.8 - 11.9 - 12.2 - 13.1 - 12.4
(34.1-37.7 H)
1着2グローリーヴェイズ 55デムーロ 9-9-10-6  36.8
2着10ルックトゥワイス 55岩田康 13-13-10-10  36.7
3着5シュペルミエール 55北村宏 7-7-8-6  37.1

2018
2:26.3 良 12頭
12.9 - 11.4 - 11.7 - 13.0- 13.0 - 12.6 - 12.3 - 12.5 - 12.3 - 11.6 - 11.4 - 11.6
(36.0-34.6 S)
1着7パフォーマプロミス 54デムーロ 3-3-4-3  34.4
2着2ロードヴァンドール 56横山典 1-1-1-1  34.6
3着9ガンコ 52酒井学  2-2-2-2  34.8

京都大賞典
G2 3歳上オープン 別定
2020年
2:25.6 稍重 17頭
12.8 - 10.9 - 11.8 - 12.3 - 12.6 - 12.5 - 12.7 - 12.8 - 12.2 - 11.6 - 11.6 - 11.8
(35.5-35.0 M)
1着13グローリーヴェイズ 58川田  5-5-5-5  34.5
2着2キセキ  57浜中  11-17-11-7  34.3
3着17キングオブコージ 57横山典 11-9-11-12  34.4

2019
2:23.5 良 16頭
12.9 - 11.0 - 11.5 - 12.1 - 12.2 - 12.2 - 12.3 - 12.4 - 11.7 - 11.6 - 11.5 - 12.1
(35.4-35.2 M)
1着7ドレッドノータス 56坂井瑠 3-3-3-3  34.9
2着14ダンビュライト 57松若  1-1-1-1  35.4
3着6シルヴァンシャー 56浜中 10-11-10-7  35.1

2018
2:25.4 良 11頭
12.9 - 11.1 - 11.7 - 12.7 - 12.8 - 12.3 - 12.2 - 12.6 - 12.0 - 12.1 - 11.2 - 11.8
(35.7-35.1 S)
1着2サトノダイヤモンド 57川田 6-6-7-4  34.1
2着4レッドジェノヴァ 54池添 4-4-4-9  34.3
3着5アルバート 57モレイラ  9-9-9-6  34.4

烏丸ステークス
4歳上1600万下 定量
2020年
2:24.9 良 16頭
12.2 - 10.8 - 11.3 - 12.8 - 12.7 - 12.5 - 12.5 - 12.5 - 12.1 - 12.1 - 11.5 - 11.9
(34.3-35.5 M)
1着6ミスマンマミーア 55池添 12-12-12-10  34.6
2着11ショウリュウイクゾ 57坂井瑠 10-10-9-8  34.9
3着15シルヴァーソニック 57松田 12-12-12-12 35.3

睦月賞
4歳上1000万下 ハンデ
2020年
2:28.4 稍重 10頭
12.9 - 10.9 - 11.2 - 13.0 - 13.0 - 12.8 - 13.1 - 12.8 - 12.6 - 11.9 - 11.6 - 12.6
(35.0-36.1 M)
1着10ヴィッセン 54シュタルケ 2-2-2-1  36.1
2着1フィールインラヴ 56岩田康 6-6-6-6 35.8
3着8プランドラー 56ルメール 5-5-5-4 37.0



日経(1月)と大賞典(10月)の走破時計に開きがある。

・2019年以前で、良馬場開催時の直近5年間の平均
(小数点第2位を四捨五入)
日経新春杯 2:25.5
京都大賞典 2:24.2

芝の生育状況や、馬場の傷み方などで1秒以上変わっている。



京都競馬場はどの距離でも
名物のあの坂というか丘というか、あの部分
を、どう上ってどう下るかが大事になってくるけど

馬場コンディションや芝の状態の影響も
見た限りではけっこう大きいと思う。

最後の直線で
外が伸びやすい馬場のときは外から豪快に突き抜ける馬がいたり、
内が良い時は4角先頭から押し切ったり、ラチ沿いを馬群の隙を縫うように上がってくる馬がいたり。

どの競馬場でもそうだけど
京都はとくに馬場の影響うけやすいような気がする。

3コーナー手前から見応えがあって、京都ほんと好き
改修に入っちゃうのすごく寂しい
待ってるから!




展開としては
「中盤でスピードが緩み、ラストはどこかで加速する」
という一貫性が見られる。(ペースや、加速スピードの大小は問わない)


レースごとにハッキリ違う点は、細かい部分を除けば
・前半3Fのスピード
・坂の下りからの動向
の2点が顕著だと思う。


前半3Fのうち大部分がスタンド前の直線で、
スタートから200mほどは非常に緩やかな下りとなっている。

例えば歓声で掛かってしまったり
ハナ争いが起きたり
後続を引き離して逃げたい馬がいたり、等
何らかの理由があればスピードが上がりやすい。


坂の下りからの動向は
3コーナー手前付近が坂の頂上になっていて、そこから少し進んで一気に下るんだけど

もう3コーナーの時点で動き始める捲りタイプがいたり、
下りを利用して徐々にスピードを上げていく作戦だったり、
逆にほぼ全部の馬が、手綱を締めたままゆっくり坂を下ったり。

メンバーによってガラッと変わる。



なのでラストで加速が生じる部分や、加速のスピードに違いがある。

・上記した中で一部のレースの、後半5F
12.8 - 12.2 - 11.8 11.7 11.8
12.8 - 11.9 - 12.2 - 13.1 - 12.4
12.6 - 12.0 - 12.1 - 11.2 11.8

ゴールドシップのような馬がいれば予測もつきやすいけど
そうでない場合は坂の動向なんて全くわからない。

 
ただ、加速があることに加えて
馬場コンディションや芝状態の影響を受けやすいと個人的には思うので
(内が悪くても内で粘るパワフルな馬もいるけど、それはここでは除外)

・良馬場ならラストの脚は必要。瞬発力タイプが良い時と、長くいい脚を使うタイプが良い時がある。
・京都芝の中距離を乗り慣れてる騎手はプラス材料になりそうかな?と漠然と思う。
最後の直線でスピードが出やすい部分が分かっていて、実際にその位置に付ける騎乗ができそうなイメージなので。



脚質は、前半オーバースピードの時は後方待機馬が有利などの「条件による有利または不利」はいくつかあるけど

坂超え以降の脚を残すための競馬をしたいだろうと考えた時に
基本的には最初からあまり飛ばしたがらないのではと思う。
この場合、鋭い末脚を使える馬(位置不問)や、早めから位置を上げて先団に取り付くレースが出来る馬が良いかも。

京都大賞典2017
2:23.0 良 15頭
12.9 - 11.0 11.7 - 12.2 - 12.1 - 12.1 - 12.4 - 12.5 - 11.7 11.5 11.4 11.5
(35.6-34.4 S)
1着4スマートレイアー 54武豊 11-11-13-14  33.4
2着8トーセンバジル 56岩田康 3-3-3-2  34.2  
3着3シュヴァルグラン 57デムーロ 14-14-9-6  34.0



による大きな不利はない。
スタートから最初のカーブまでが長く、ほぼ平坦の直線で位置取りをするため。

内枠の馬がほんの少しだけ、レースがしやすいような気もする。
これに関しては馬場状態によるものなのかも知れないし、レース映像を見まくっている時にたまたまそう思っただけなので、気のせいかも知れない。

 


▽血統
色分け
ヘイルトゥリーズン系(詳細記載なしはサンデーサイレンス系)
ノーザンダンサー系
ミスプロ系
ナスルーラ系

父×母の父 で記載

日経新春杯
2020年
1着 ディープブリランテ × Harlan´s Holiday(ストームバード系)
2着 ディープインパクト × Smart Strike
3着 Birdstone × アグネスタキオン
2019
1着 ディープインパクト × スウェプトオーヴァーボード
2着 ステイゴールド × アルザオ(リファール系)
3着 ステイゴールド × クロフネ(ヴァイスリージェント系)
2018
1着 ステイゴールド × タニノギムレット(ロベルト系)
2着 ダイワメジャー × ストームキャット(ストームバード系)
3着 ナカヤマフェスタ × シングスピール(サドラーズウェルズ系)

京都大賞典
2020
1着 ディープインパクト × スウェプトオーヴァーボード
2着 ルーラーシップ × ディープインパクト
3着 ロードカナロア × ガリレオ(サドラーズウェルズ系)
2019
1着 ハービンジャー(ダンジグ系) × サンデーサイレンス
2着 ルーラーシップ × サンデーサイレンス
3着 ディープインパクト × Jade Hunter
2018
1着 ディープインパクト × Orpen(ダンジグ系)
2着 シンボリクリスエス(ロベルト系) × ホワイトマズル(リファール系)
3着 アドマイヤドン × ダンスインザダーク
2017 
1着 ディープインパクト × ホワイトマズル(リファール系)
2着 ハービンジャー(ダンジグ系) × フジキセキ
3着 ハーツクライ × マキャベリアン

烏丸S 2020
1着 タニノギムレット(ロベルト系) × サンデーサイレンス
2着 オルフェーヴル × キングカメハメハ
3着 オルフェーヴル × トニービン(グレイソヴリン系)

睦月賞 2020
1着 ディープインパクト × ピルサドスキー(ダンジグ系)
2着 トーセンホマレボシ × ブライアンズタイム(ロベルト系)
3着 ディープインパクト × Proud Citizen




▽向いていそうな血統
ディープインパクト × ミスプロ系
サンデーサイレンス系 × リファール系ダンジグ系
ステイゴールド × ノーザンダンサー系


前半と後半にスピードの急激な変化が起きるような展開が多いので
グレイソヴリン系などの母父ナスルーラ系も悪くないと思ったんだけど、上記では1頭しかいなかった


▽まとめ
・スタートから最初のカーブまでが長い直線で、1-2コーナーは狭くて急カーブ。向正面の途中から急坂を上り、3コーナー手前付近で頂上を迎えて一気に下る。その後、最深地点(G前約200m地点付近)まで非常に緩やかな下り。
・開催時期によって走破時計に差がある。馬場や芝の影響を受けやすい?
・坂の上り下り以外はほぼ平坦なコースなので、レースの肝となるのはやっぱり坂の部分。
・あと前半2-3Fも大事。例えばスタンド前で掛かったりすると消耗してしまう。前半2-3Fのスピードが速いと後方待機馬が台頭しやすい傾向もある。
・前半のスピードや後半の仕掛けどころ等レースによって違う部分も多いものの、展開としては「どこかでスピードが緩み、どこかで加速する」と一貫性が見られる。(ペースや、加速スピードの大小は問わない)。
・なので、ラストの脚を残すことが大事だと思う。
・ラストの脚は、一瞬の切れる脚が生かせる時と、長くいい脚を持続させるタイプが優位な時がある。坂の動向によって変化するので予め分かりにくい。
・有利そうに見えるのは「2400m以上の距離経験があり、末脚をしっかり伸ばせる馬」

路盤改修後に気付いたことは、
・降雨時に馬場が急速に悪化する点は現時点では(2023年10月上旬)、以前とあまり変わらない気がする。
今後レースで使われていって地盤が安定してきたら変化がでる可能性もなくはないので、また気付いたら記載します。
・回復は早いかなと。2日間雨ふって2日後にはクッション値まで元通りになってた。
今まさに芝の成長期というのもあるけど、それでも路盤の排水性は高いと思う。


また気づいたことなど追記します。



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