外回り
コースを一周強、まわる。
4コーナー付近、正面スタンド前からスタート。コーナー4回。
スタート直後下り坂→すぐに上り坂。
最初のコーナーまでは非常に長い直線。
1コーナーから平坦部分を進み、向正面も長い直線。
3コーナーから緩やかで勾配のあまりない坂を下って
最後の直線はもう一度急坂を上る。
最後の直線
Aコース 476.3m
Bコース 473.6m
※神戸新聞杯はBコース、京都大賞典はAコース
重賞は神戸新聞杯(G2)が行われる。
ただし京都競馬場リニューアルによる変則開催で、同レースは2020年～22年は中京に一時変更となっている。
京都大賞典(G2)が21年よりこちらで代替開催。
その他のオープンクラスのレースはない。
▽ラップタイム
競馬とは関係ないんだけど、ほんとこれだけは言わせて。
京王百貨店の阪神タイガースショップ混みすぎ。
競馬の話に戻ります。
以下のラップタイム
古いまま、更新できてないの…
(野球観戦とライブ参戦で)毎日忙しくて……
阪神2400mはレース展開がある程度確立されているので
ラップタイム古くても問題ないかな？
と言い訳も付け足しておく。
神戸新聞杯
2018
2:25.6 良
13.0 - 11.2 - 12.5 - 12.5 - 12.7 - 12.5 - 12.5 - 12.3 - 11.8 - 11.2 - 11.3 - 12.1
(36.7-34.6 S)
1着３ワグネリアン 7-7-6-5 34.2
2着２エタリオウ 10-10-10-9 33.9
3着６メイショウテッコン 1-1-1-1 34.7
2017
2:24.6 良
12.9 - 11.8 - 12.2 - 12.4 - 12.1 - 12.3 - 12.3 - 12.2 - 11.9 - 11.3 - 11.4 - 11.8
(36.9-34.5 S)
1着８レイデオロ 4-4-3-3 34.1
2着５キセキ 9-10-9-10 33.9
3着２サトノアーサー 4-5-5-5 34.4
2016
2:25.7 良
12.7 - 11.4 - 12.2 - 12.8 - 12.3 - 12.7 - 12.8 - 12.6 - 11.6 - 11.4 - 11.5 - 11.7
(36.3-34.6 S)
1着14サトノダイヤモンド 6-7-8-8 34.2
2着15ミッキーロケット 9-9-11-11 34.0
3着12レッドエルディスト 12-11-12-11 34.5
甲武特別 2019
9.16 3歳上1勝クラス
2:26.2 良
12.9 - 11.5 - 12.9 - 13.4 - 12.1 - 12.0 - 12.3 - 11.8 - 11.6 - 11.4 - 11.7 - 12.6
(37.3-35.7 S)
1着５バラックパリンカ 3-3-4-4 35.3
2着４ザプリオレス 3-3-4-4 35.9
3着３アドマイヤローザ 8-9-7-7 35.6
三田特別 2019
6.9 3歳上2勝クラス
2:26.2 良
12.8 - 11.4 - 12.2 - 12.3 - 12.1 - 12.0 - 12.2 - 12.2 - 12.2 - 11.5 - 12.1 - 13.2
(36.4-36.8 M)
1着２サトノガーネット 9-9-9-5 35.5
2着６ヴィッセン 3-3-2-2 36.8
3着11ミスマンマミーア 10-10-10-9 35.6
グリーンステークス 2019
6.2 3歳上3勝クラス
2:27.0 小雨 良
12.8 - 11.5 - 12.4 - 12.5 - 12.7 - 12.8 - 12.6 - 12.2 - 11.7 - 11.3 - 11.6 - 12.9
(36.7-35.8 S)
1着５タイセイトレイル 4-4-5-4 35.5
2着１マイネルヴンシュ 3-3-3-2 35.7
3着４ノチェブランカ 6-6-6-7 35.9
白鷺特別 2019
4.6 3歳上1000万下(当時)
2:25.4
12.6 - 10.6 - 12.1 - 12.6 - 12.8 - 11.7 - 12.3 - 12.2 - 12.5 - 11.9 - 11.8 - 12.3
(35.3-36.0 M)
1着７イベルラーニオ 6-6-8-5 35.6
2着８スーパーフェザー 4-4-7-3 35.9
3着４エイシンクリック 9-9-9-7 36.0
京都大賞典
2021
2:24.5 良 14頭
12.7 - 11.9 - 12.6 - 12.5 - 11.9 - 11.5 - 11.5 - 11.8 - 11.7 - 11.6 - 11.8 - 13.0
(37.2-36.4 S)
1着８マカヒキ 8-8-7-7 35.9
2着９アリストテレス 5-4-5-4 36.1
3着11キセキ 2-3-3-3 36.4
▽展開
同じ阪神の芝1800m同様に「展開パターンがある程度確立されている」コース。
・基本の展開：スローで残り800m地点付近から速い
・基本以外の展開分類：(1)前半乱ペース (2)ミドルペース(3)中盤で息を入れるケース など
スタートから最初のカーブまでがとても長い直線で、坂を上っていくことから
出だしの1F目はゆっくり →2F目は速い →3F目は基本的にはゆっくり
と、なりやすい。
前半3Fのトータルは「非常にゆっくり」。
・全体ペースはスロー主体。道中速い時計で流れていても全体はスローという時もよくある。
3F目のスピードを、速い遅いにかかわらず4F以降もあまり変動させず、ラストの仕掛けどころまで持続させる展開が基本。
(速い場合は途中で緩めるケースも多いけどね)
・加速ポイントは、基本の展開で良馬場ならラスト800m地点かその前など。
上がりは前半と比較すると速いことが多い。全体ラップでは前後3Fの差が2秒以上と非常に大きいケースも見られる。上位馬の個々の上がりも当然速い。
この「基本の展開」が絶対的な中心の存在となっていて、その上で
例えば3F目がちょっと速かったから4F目以降のどこかで息を入れておこうとか、
速い時計で流れたり、ラストの坂でバテバテになるような馬場や展開だったから結果的にミドルベースになったとか
状況や騎手心理によって道中の内容が変化していく感じ。
▽脚質
道中でペース変動があまりないような持続の展開では、前の馬も簡単にはバテないし
4角5番手以内から上がり最速が出る流れも存在するので
掛からず、ラストで速い脚を使える先行馬に良さそう。
内の馬場が良い時期の良馬場では、ラストの直線でインに馬が殺到するケースもある。
そうなると外の差しも怖い。
内に他馬が集まっていれば、馬場の真ん中辺りから仕掛けても前が壁にならない。
「坂を2回上る」「長い直線を合計3回通る(正面直線2回、向正面1回)」というコース形態。落ち着きは欲しいところ。
▽阪神と東京の芝2400m
右と左周りなど形状に違いがあるものの、似ている内容のレースがある。
▽共通点
・コーナー4回
・直線が長い
・向正面がほぼ平坦
・脚をためるポイントがある
・ゴール前は上り坂
東京芝2400mがスローの時は特に似ている。
▽ラップタイム比較
上：ダービー2018
下：神戸新聞杯2018
12.7 - 11.0 - 12.3 - 12.4 - 12.4 - 12.3 - 12.2 - 12.0 - 11.7 - 11.2 - 11.2 - 12.2
13.0 - 11.2 - 12.5 - 12.5 - 12.7 - 12.5 - 12.5 - 12.3 - 11.8 - 11.2 - 11.3 - 12.1
(1着はどちらもワグネリアン)
この2つのレースの違いは、阪神の方が中盤緩めているということ(上記だと5F目)。
東京はカーブでもスピード落ちないからね。
その他はそっくり。同じコースで開催されたのかと見紛うくらい。
東京のハイペースとは全然似ていないんだけど、そもそも阪神芝2400でハイペースを見たことがない。
ダービー 2019
12.7 - 10.7 - 11.4 - 11.4 - 11.6 - 12.0 - 12.3 - 12.4 - 12.2 - 12.0 - 11.9 - 12.0
過去一年さかのぼったけど阪神芝2400のハイペースは無かった。
ハイペースになるとすれば、
馬場悪化時で前半ちょっと飛ばしちゃったので中盤緩めたけどラストでバテた とかのパターンかな…
ちなみに良馬場でこの展開の時があったけど、全体ラップは35.3-36.0の前傾ミドルだった。
12.6 - 10.6 - 12.1 - 12.6 - 12.8 - 11.7 - 12.3 - 12.2 - 12.5 - 11.9 - 11.8 - 12.3
前傾だと東京のハイペースに近いものがある。
余談
凱旋門賞が行われるパリロンシャン競馬場の芝2400mにも共通点がある。スタートがめっちゃゆっくりなのに2F目は忙しい所とか。
阪神や東京の2400を洋芝にしてパワーアップさせたような感じだなとラップタイムを見て思った。
あちらは凱旋門賞当日に仮柵を外すので、内と外では芝の色からして違うレベルの美しいグリーンベルトが出来て、当然そこに馬が殺到してしまう。
道中は縦長の展開だけど、馬が密集する箇所もあるのは阪神も同様。
ただ、向こうは年齢別のハンデで日本と比べて異様に重かったりするし、フォルスストレートもあるから
レース展開の特徴が似ていても、コースとしては日本馬には不慣れなんだよね。
ムチとかの制限もあったはず。
芝はフワフワしてるものの、言われているほど長くないなと映像を見て思った。昔は長かったと思う。
洋芝100%で、水を含むと芝が倒れて上滑りしやすいし、どうしても野芝と比べて地盤が柔らかくなりがち。
でも良馬場なら芝自体は、日本の馬でもこなせるはずなんだよね。
凱旋門賞のコースはいつか分析します。
↑これ書いたの2022年くらいだけど
いつかいつかと言いながらおおよそ一年の月日が流れました。
▽血統
色分け
ヘイルトゥリーズン系
ノーザンダンサー系
ネイティヴダンサー系
ナスルーラ系
エクリプス系
ネアルコ系
神戸新聞杯
2018
1着 父ディープインパクト × 母父キングカメハメハ(ミスプロ系)
2着 ステイゴールド × Cactus Ridge (ストームバード系)
3着 マンハッタンカフェ × レモンドロップキッド(ミスプロ系)
2017
1着 キングカメハメハ × シンボリクリスエス(ロベルト系)
2着 ルーラーシップ × ディープインパクト
3着 ディープインパクト × Redoute's Choice(ダンジグ系)
2016
1着 ディープインパクト × Orpen(ダンジグ系)
2着 キングカメハメハ × Pivotal(ヌレイエフ系)
3着 ゼンノロブロイ × ダルシャーン(ネヴァーベンド系)
グリーンステークス2019
1着 ハーツクライ × シンボリクリスエス
2着 ステイゴールド × コマンダーインチーフ(リファール系)
3着 ディープインパクト × Sholokhov ←読めない(サドラーズウェルズ系)
甲武特別2019
1着 ノヴェリスト(バーラム系) × ジャングルポケット
2着 トゥザグローリー × マイネルラヴ
3着 ハービンジャー × クロフネ
三田特別2019
1着 ディープインパクト × Victory Note
2着 ディープインパクト × ピルサドスキー(ダンジグ系)
3着 タニノギムレット × サンデーサイレンス
白鷺特別2019
1着 ディープインパクト × フサイチペガサス
2着 ディープインパクト × Awesome Of Course(ヴァイスリージェント系)
3着 ルーラーシップ × キャロルハウス(ロイヤルチャージャー系)
前半でペース乱れたとき(甲武特別)の上位血統が
他の展開と比べて異質すぎる
ディープインパクトは「ラップタイムの乱れが少ない、持続ペース」に強い。コースも距離も問わず、この傾向が見られる。
阪神芝2400mにおいて同産駒は、ペースの乱れさえ起きなければ
時計の速い遅いも問わないし、中盤の息の入りの有無も不問。
ディープインパクトの孫に関してはまだよく分かっていない。
最近、分析をサボり気味だったので
サンデーサイレンス系では他にステイゴールド産駒やハーツクライ産駒など、2000m以上の根幹距離をこなすスタミナ豊富なタイプが浮上。
大系統ノーザンダンサー系は主に母父でスピードまたはスタミナを底上げしている。生粋のスピードマニアダンジグ系を母父に持つ馬が上記だけで3頭いる。高速馬場になると、まるで水を得た魚。馬だけど
▽連対の多い父 × 連対の多い母父
・ディープインパクト × 大系統ノーザンダンサー系
・母の父ディープインパクト
▽まとめ
・スタートから最初のコーナーまでが非常に長い直線。コーナー4回、最後の直線も長い。正面直線の坂を2回上る。
・12秒後半～13秒台でゆっくりスタートする。2F目は位置取りしたり坂を上ったりなので、速い。3F目(たまに4F目以降)でスピードを落とすケースが多い。
・3F目のスピードを後半の仕掛けどころまで持続させる展開が中心で、他の展開は4F目からゆっくりになったり、中盤でひと息いれてみたりするような感じ。
「基本の展開」が幹になっていて、そこから色んなパターンに枝分かれしていくという特性は阪神芝1800mも同様の傾向。
・スローペース主体。たまにミドル。ハイペースは過去一年では無かったけど、前傾ミドルはあるのでハイペースも無いとは言えない。
・枠の有利不利は見られない。それよりも最後の直線入口で自身のベストな位置にすんなり付けていることが大事。
・東京芝2400mと似ているラップタイムが存在する。違いは阪神の方がカーブの形態上、道中で大きく息が入ることがある。
・有利かも知れない馬 →上がりの速い先行馬。
また追記等ガンガンしていきます
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