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洋芝
4コーナー奥からスタート。
最初のカーブまでが476mの長い直線。
2コーナーの途中までが下り坂。

下りきるとすぐに上り坂。
4コーナーの終わりくらいで上りきり、あとは再び下り坂

前半→中間→後半 に分けると
下り→上り→下り となる。
高低差は最大で3.5m。平坦部分は4コーナー入口付近の坂の頂上に少しと、ゴール前100mくらいしかない。


最後の直線は262.1m。



坂の頂上が3-4角間にある独特なコース。
最後の直線262.1mのうち、100mくらい(目測)は下り坂になっている。

ゴール板の手前は平坦で、ゴール板を通過して再び下りに差しかかる。下りは2コーナーまで続く。

中山競馬場や小倉競馬場は向正面に2段階の下り坂があるけど、こちらは真逆の形態ということになる。


重賞は函館記念(G3)が行われる。




 ラップタイム



【函館記念】
G3 3歳上オープン ハンデ
2021年
1:58.7 良 16頭
12.6 - 10.3 - 11.5 - 11.8 - 12.3 - 12.0 - 12.2 - 12.3 - 11.6 - 12.1 (34.4-36.0 H)
1着8トーセンスーリヤ 56横山和 3-3-3-2 (35.5)
2着4アイスバブル 55水口 12-12-13-11 (35.1)
3着15バイオスパーク 57池添 4-4-4-3 (35.8)

2020年
1:59.7 良 16頭
12.4 - 11.2 - 11.7 - 11.7 - 11.8 - 11.8 - 12.0 - 12.1 - 12.4 - 12.6 (35.3-37.1 H)
1着14アドマイヤジャスタ 54吉田隼 8-8-8-6 36.4
2着6ドゥオーモ 53藤岡康 16-16-13-10  36.1
3着2バイオスパーク 55和田 5-5-5-3  36.9

2019
1:59.6 良 16頭
12.7 - 11.7 - 11.9 - 11.8 - 11.7 - 11.9 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 12.3 (36.3-35.9 M)
1着4マイスタイル 56田中 1-1-1-1  35.9
2着6マイネルファンロン 54丹内 2-2-2-2  35.6
3着10ステイフーリッシュ 57.5中谷 4-4-4-3  35.3

2018
1:59.8 良 15頭
12.2 - 10.9 - 12.0 - 12.6 - 12.6 - 12.4 - 12.1 - 11.6 - 11.6 - 11.8 (35.1-35.0 M)
1着6エアアンセム 55藤岡佑 4-4-4-3  34.7
2着3サクラアンプルール 57.5田辺 7-7-8-5  34.6
3着14エテルナミノル 54四位 4-4-3-2  35.0


五稜郭ステークス
3歳上3勝クラス 定量
2022年
2:02.0 良 16頭
12.4 - 11.2 - 12.7 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 12.1 - 12.2 - 12.1- 12.1 (36.3-36.4 M)
1着12フィオリキアリ 55武豊  9-11-12-12  35.2
2着14レインカルナティオ 57横山武 9-7-9-9  35.4
3着1スタッドリー 57藤岡佑 1-2-2-2  36.4

 

スローペースが意外と少ない(上記では一度もない)。




 展開


下り坂のスタートで、最初の200mは様子見みたいな感じでゆっくり出てる。


野芝なら出ムチを入れてガンガン行っちゃう馬も現れそうなコース形態だけど、

洋芝100%でタフな上に、スタンド前の発馬。
向正面では長~い区間、坂を上っていく。

先の事を考えると、1ハロン目は慎重の一手なんだと思う。
重賞でも12秒台後半でスタートしている年がある。


どのコースにも「レースによって動向(スピードなど)が変わってくる部分」がある。
多くの競馬場では、道中の坂の下りの部分がこれに該当すると思う。
でも函館は2F目から違う。

3~5Fは少しだけ落ちつかせるのか、それとも大きく緩めるか
こちらもレースによって動向が変わってくる。

◇3~5F 抽出
11.7 - 11.7 - 11.8 - ←3F目のスピードを4~5Fもキープ
11.9 - 11.8 - 11.7 - ←ジワジワとスピードアップ
12.0 - 12.6 - 12.6 - ←4F目で大きく緩める
11.5 - 11.9 - 12.1 - ←徐々に緩めている

3~5F目でここまで分かれるケースは、他場ではあまりないかなと思う。東京と新潟の一部の距離などが似た感じかな?
ダートではけっこうありそう。

本来なら、ラストの脚を残すためにスピードを乱さずに進んでいく部分になるので。



前半でパターンが変わるため、後半6F目以降もその影響で変化していく。

直線が短いので後ろの馬たちは早めから前に取り付いていく形になるわけだけど、ペースによって4角後方も届く。

大きく加速する展開もあれば、ラストまで一貫したラップが続く展開もある。


あとは箇条書きする。

・加速の大小に関しては、小さい時もあれば1秒以上加速することもある。
全体ラップの前後3Fについても、差がある時は2秒前後の大きな差が生じている時がある。
・3~5Fで大きく緩む時は当然ながら大きく加速しやすいので、差し追い込みの末脚を生かすならこの展開だと思う。
・差し追い込み馬が早めから動いていくような流れの時は、中団のインにいる馬は包まれたりすることもあるのかなぁと思う。
 ・後方の早めからの進出を封じるには、前半ある程度軽快に流れるような展開が良さそう。函館記念2019のマイスタイルは59.8で進んで、残り400m地点付近の下り坂で自身で0.4秒加速したので後続の出番がなかった。



展開の違いばかり書いたけど、
ペース問わない共通点としては「3F目以降に時計の強弱が少ないラップが長く続く」というタフなコース。
加速が小さい時はゴールまでこの流れになる。

仮に、この共通点とは違う流れになるとしても
その場合は乱ペースという事になるので、どちらにしてもタフなことに変わりはない。





 脚質


脚質についてはちゃんと統計を取っていないので断言は出来ないんだけど
コース形態から考えた時に、恩恵を受けやすいのが2-5番手に見える。

馬場の良し悪しやペースも関係あるだろうけど
すんなり先手を取って揉まれず追走できるのは良さそう。

4角後方から上がり最速が届いているケースも見られる。





▽血統
色分け
ヘイルトゥリーズン系(詳細記載なしはサンデーサイレンス系)
ノーザンダンサー系
ミスプロ系
エクリプス系
マッチェム系

函館記念
2021
1着 ローエングリン(サドラーズウェルズ系) ×母の父デュランダル
2着 ディープインパクト × キングカメハメハ
3着 オルフェーヴル × マイネルラヴ
2020
1着 ジャスタウェイ × エリシオ
2着 ディープインパクト × コマンダーインチーフ(リファール系)
3着 オルフェーヴル  × マイネルラヴ
2019
1着 ハーツクライ × フォーティナイナー
2着 ステイゴールド × ロージズインメイ(ヘイロー系)
3着 ステイゴールド × キングカメハメハ
2018
1着 シンボリクリスエス(ロベルト系) × サンデーサイレンス
2着 キングカメハメハ × サンデーサイレンス
3着 エンパイアメーカー × フジキセキ

五稜郭ステークス
2022
1着 キズナ × Successful Appeal(Man o´ War系)
2着 ルーラーシップ × ファルブラヴ(ノーザンダンサー系)
3着 ハービンジャー(ダンジグ系) × フジキセキ

↓以下、ラップタイムを以前書いていたレースの血統

五稜郭ステークス
2019
1着 ディープインパクト × Victory Note
2着 ステイゴールド × Cape Cross(ダンジグ系)
3着 ゼンノロブロイ × Intikhab(ロベルト系)
松前特別
2019
1着 No Way Never(ストームバード系) × High Chapparal(サドラーズウェルズ系)
2着 オルフェーヴル × シルバーチャーム(トムフール系)
3着 ハービンジャー(ダンジグ系) × ダンスインザダーク
奥尻特別
2020
1着 ロードカナロア × スペシャルウィーク
2着 エイシンフラッシュ × ゼンノロブロイ
3着 スクリーンヒーロー(ロベルト系) × Intikhab(ロベルト系)


・主に3F目で大きくスピードダウンするような展開の時(2F目と3F目の時計差が大きい時)に母父ノーザンダンサー系が食い込んでいる。
・逆に前半流れる展開の時にミスプロ系が浮上(例外もあるけど)。
・前半ペースに乱れが生じるケースがある割に、他場の乱ペースの時に見かける血統(ナスルーラ系など)が最近いないのは
途中から一貫ペースが続く展開が多いからかな? ※過去にはナスルーラ系ワンツーもある
・持論だけどディープインパクト産駒は、道中流れる展開は得意そうに見える。


▽向いているかも知れない血統
サンデーサイレンス系 × ロベルト系ミスプロ系
ステイゴールド(系)






 ▽まとめ

・下り坂スタートで、平坦を挟み2コーナー付近まで2段階の下り坂。
・スタートから最初のカーブまでは476mの長い直線。
・2コーナー途中の最深地点を過ぎてすぐ上り坂が始まり、4コーナー手前の頂点部分までずっと上っていく。4コーナーは下り坂。
・3F目から流れる展開もある。
・逃げ馬の進出の仕方によってレース展開がガラッと変わるコースなので、5番手以内も恩恵を受けやすく見える。差しも届く。(ここはちゃんと検証していなくて、結果だけ見て思ったことです)
・タフで、持続力が必要。前半のペースが上がりやすい(ゆっくりな時は意識的にそうしている)特性があるので、函館芝1800mよりもタフさは上。そのため全体の上がりもかかっている。
・トップハンデに関しては、パワーがメンバー中で上位と評価されていたり、函館コースが得意(もしくは苦にしなそう)なタイプなら過去にも連対例がいくつかある。
・前半流れるペースの時にはそのスピードに合わせたり、途中から抑えるペースの時は落ち着いて脚を溜めたりと、臨機応変に対応しなくてはならない。掛かっていたりペースの変化に戸惑ったりした場合、無いとは言えないけど大変だと思う。
・有利そうに見える馬 →内枠からスンナリ位置が取れて揉まれず追走できそうな馬。




また気づいた事など追記していきます。




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