※路盤改装前の古い分析です。



【平面図】


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【勾配】
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スタンド前発走。
スタートから最初のコーナーまでは400m弱。1-2コーナーは狭い

向正面の「淀の坂」まで平坦が続く。

・淀の坂
向正面半ばから3コーナーにかけて、高低差4.3mにも及ぶ坂(外回り時)を上り、4コーナーにかけて下る。

・最後の直線
Aコース 403.7m
Bコース 398.7m
Cコース 398.7m
Dコース 398.7m



◇ラップタイム

エリザベス女王杯
2019
2:14.1 良
12.7 - 11.6 - 13.3 - 12.7 - 12.5 - 12.8 - 12.3 - 11.6 - 11.5 - 11.4 - 11.3 (37.6-34.6 S)
1着2ラッキーライラック 7-8-8-8  32.8
2着6クロコスミア 1-1-1-1  34.8
3着11ラヴズオンリーユー 2-2-2-2  33.8

2018
2:13.1 良
12.3 - 11.2 - 12.9 - 12.7 - 12.3 - 12.5 - 12.5 - 12.0 - 11.6 - 11.4 - 11.7 (36.4-34.7 S)
1着12リスグラシュー 8-9-10-9  33.8
2着9クロコスミア  1-1-1-1  34.7
3着7モズカッチャン 5-6-5-5  34.7

2017
2:14.3 良
12.5 - 11.3 - 12.7 - 12.8 - 12.7 - 12.8 - 12.9 - 12.2 - 11.6 - 11.2 - 11.6 (36.5-34.4 S)
1着5モズカッチャン  5-5-4-4  34.1
2着4クロコスミア 2-2-2-2  34.3
3着10ミッキークイーン 12-12-10-11  33.7

京都新聞杯
2019
2:11.9 良
12.6 - 10.5 - 12.3 - 12.2 - 12.4 - 12.4 - 12.4 - 11.8 - 11.7 - 11.5 - 12.1 (35.4-35.3 M)
1着12レッドジェニアル  8-8-9-9  34.7
2着3ロジャーバローズ  1-1-1-1  35.3
3着6サトノソロモン  4-3-7-7  35.3

2018
2:11.0 良
12.5 - 10.5 - 11.7 - 11.7 - 12.1 - 13.2 - 12.6 - 12.1 - 11.3 - 11.4 - 11.9 (34.7-34.6 M)
1着13ステイフーリッシュ 2-2-2-2  34.6
2着8アドマイヤアルバ  11-11-10-5  34.3
3着15シャルドネゴールド 13-13-13-12  33.9

京都記念
2020
2:16.4 重
13.0 - 11.4 - 12.4 - 12.3 - 12.0 - 12.6 - 13.1 - 12.7 - 12.4 - 12.2 - 12.3 (36.8-36.9 H)
1着7クロノジェネシス  3-3-3-3  35.8
2着1カレンブーケドール 8-8-7-5  35.9
3着5ステイフーリッシュ 2-2-2-2  36.7

2019
2:14.8 良
12.9 - 11.2 - 13.1 - 13.1 - 13.0 - 12.2 - 12.2 - 12.0 - 11.9 - 11.1 - 12.1 (37.2-35.1 S)
1着8ダンビュライト  2-2-3-3  34.9
2着10ステイフーリッシュ 3-4-5-4  34.8
3着12マカヒキ  9-9-7-7  34.7



スタートから最初のコーナーまでが398mあるので、2F目でサクッと位置を取って1コーナーはゆっくり曲がっていることが多い。

向正面に差し掛かるまでに縦長の展開になっている。


上記したレースでは3歳のほうが慌てて位置を取っている感じ。スタンド前発走だから掛かる場合もあるのかな。
古馬はそこまで慌てずとも、11秒ちょっとあれば隊列確保ができている。

スタートでいきなり消耗してしまうのは前者。
ゴール前まで余力残しで行くためにはスタートしてスッと好位置を取れるのが理想。
「経験」がものを言う。


位置取りにかける時間がレースによって違うため
向正面に入ってからも当然、毎回違った展開になる。

淀の坂を上りきるまでに息を入れ脚をためておくか、加速して上りきるか、それともひたすら減速を続けてラストに賭けるか。


馬群密集ポイントは4コーナー手前付近。

※追記
改装後は4コーナーが広くなっているので、内の馬場が傷んだ時などはコーナー出口で馬群が内外に広がるようになるかも。
(内の馬場がいい時は、距離ロスを避けるためか馬群はギリギリまでひとかたまりになっている)

広がるパターンになるとゴール前で前が詰まったりする馬が減る。差し馬で前の馬が壁になっていても、横に広がれば抜け出しやすくなる。



基本的な展開
(1) 12.3 - 11.2 - 12.9 - 12.7 - 12.3 - 12.5 - 12.5 - 12.0 - 11.6 11.4 11.7 
(2) 12.5 - 11.2 - 12.8 - 12.7 - 12.6 - 12.6 - 12.5 - 11.9 11.5 11.2 11.4 
3F目から馬を落ち着かせつつ息を入れ、ラストで脚を伸ばす。

オーソドックスな流れ。
中距離レースと聞いて真っ先に頭に浮かぶのがこの展開。


その他の展開
(3) 3F目以降、残り200mまで大きな加速がない
12.7 - 11.0 - 12.4 - 12.4 - 12.2 - 12.8 - 12.7 - 12.4 - 12.0 - 12.6 - 11.7 
(4) 3F目以降、残り200mまで大きな減速がない
12.6 - 10.5 - 12.3 - 12.2 - 12.4 - 12.4 - 12.4 - 11.8 11.7 11.5 - 12.1 
などがある。

前半のペースや、3コーナー前後の坂越えで加減速の有無が生じている。
息が入ればラストは加速があるし、入らなければタフなレースになりやすいといったところ。


基本の展開がオーソドックスなだけに、他馬との力差を見るには持ってこいのコースかも知れない。
東京芝2400が一番、馬の力の差が出やすいとすれば
二番目はここだと思う。
抜けた馬がいないとめちゃくちゃ荒れたりもするけどね

4コーナー問題がなければ東京に匹敵しそうなのになぁ
バテた馬を交わしながら、前に壁つくらないように進出していくのかなり大変そうだもん
京都は芝もダートもそうなんだよね

古馬混合の重賞は京都記念しかない。でも毎年好メンバーが揃う。
あと1つ2つあってもいいのにと思う。



▽血統
色分け
ヘイルトゥリーズン系 (詳細記載なしはサンデーサイレンス系)
大系統ノーザンダンサー系
ミスプロ系
ナスルーラ系

エリザベス女王杯2019
1着 オルフェーヴル × Flower Alley
2着 ステイゴールド × ボストンハーバー(ボールドルーラー系)
3着 ディープインパクト × Storm Cat(ストームバード)
同 2018
1着 ハーツクライ × 母父American Post
2着 ステイゴールド × ボストンハーバー(ボールドルーラー系)
3着 ハービンジャー(ダンジグ系) × キングカメハメハ
同 2017
1着 ハービンジャー × キングカメハメハ
2着 ステイゴールド × ボストンハーバー(ボールドルーラー系)
3着 ディープインパクト × Gold Away(ヌレイエフ系)

京都新聞杯2019
1着 キングカメハメハ × マンハッタンカフェ
2着 ディープインパクト × Librettist(ダンジグ系)
3着 ディープインパクト × Elusive City
2018
1着 ステイゴールド × キングカメハメハ
2着 ハーツクライ × Bernstein(ストームバード系)
3着 ステイゴールド × Lion Heart(ストームバード系)

京都記念2020
1着 バゴ(レッドゴッド系) × クロフネ(ヴァイスリージェント系)
2着 ディープインパクト × Scat Daddy(ストームバード系)
3着 ステイゴールド × キングカメハメハ
2019
1着 ルーラーシップ × サンデーサイレンス
2着 ステイゴールド × キングカメハメハ
3着 ディープインパクト × フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)
2018
1着 ディープスカイ × ブライアンズタイム
2着 ディープインパクト × Essence Of Dubai(ボールドルーラー系)
3着 キングカメハメハ × シンボリクリスエス


▽向いているかも知れない血統
ディープインパクト × ストームバード系
ステイゴールド × キングカメハメハ


▽まとめ
・スタンド前発走なので掛からないこと
・縦長の展開 
・スタートから最初のコーナーまでの400m弱の間に位置取りを済ませているほうがいい。ゲート開いてスッと出ていつの間にか好位置を取っているような感じで(説明下手)
この区間の消耗が少なければ、中盤でどんな展開になっても余力を残せる可能性が高いと思う。
・基本的なレース内容は「中盤どこかで脚を溜め、ラスト600~800m地点付近から加速」
・超スローやハイペースなど、極端なペースでは上がりが大事
・器用さ、対応力、持続力が必要
・息の長い、速い末脚を使えるほうがいい
・混戦の時とか、コースを知りつくしてる騎手には注意
・(多頭数で)4角10番手以内が中心という展開になりやすい。逃げ馬の連対もチラホラ見られる。
・向いているかも知れない馬 →いつも気付けば好位置にいるような腕の良い騎手、または京都を得意としている騎手が乗る中距離実績馬。




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