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左回り、コーナー2回。

向正面の真ん中よりも2コーナー寄り、上り坂の途中からスタート。
100mほど進出するとすぐに下り坂。最深地点となる直線入り口付近まで下り、今度は高低差約2mの急な上り坂。
上りきって平坦部分を約200m進んでゴール。
最後の直線は403.7mと長い。





▽ラップタイム

高松宮記念
G1 4歳上オープン 定量
2020年
1:08.7 重 18頭
12.1 - 10.8 - 11.3 - 11.4 - 11.2 - 11.9 (34.2-34.5 M)
1着16モズスーパーフレア  1-1  34.5
2着8グランアレグリア 13-12  33.1
3着3ダイアトニック  4-4  33.7

2019
1:07.3 良 18頭
12.0 - 10.1 - 11.1 - 11.4 - 11.2 - 11.5 (33.2-34.1 H)
1着3ミスターメロディ  4-5  33.6
2着4セイウンコウセイ 3-2  33.9
3着7ショウナンアンセム 13-11  33.4

2018
1:08.5 良 18頭
12.0 - 10.3 - 11.0 - 11.4 - 11.5 - 12.3 (33.3-35.2 H)
1着9ファインニードル  6-6  34.5
2着8レッツゴードンキ  8-6  34.6
3着7ナックビーナス  6-6  34.7

CBC賞
G3 3歳上オープン ハンデ
※2020年は、阪神開催のため省略
2019
1:09.8 不良 13頭
12.4 - 11.0 - 11.5 - 11.2 - 11.3 - 12.4 (34.9-34.9 M)
1着9レッドアンシェル 56福永  6-8  34.4
2着4アレスバローズ  57.5川田  10-8  34.4
3着3セイウンコウセイ 58幸   1-1  35.0

2018
1:07.0 良 18頭
11.9 - 10.3 - 10.5 - 10.9 - 11.5 - 11.9 (32.7-34.3 H)
1着8アレスバローズ  54川田  10-8  33.2
2着10ナガラフラワー 52高倉  11-10  33.3
3着9セカンドテーブル 56水口  2-2  34.4

豊明ステークス
4歳上1600万下 定量
2020年
1:08.2 良 18頭
12.3 - 10.7 - 11.1 - 11.2 - 11.4 - 11.5 (34.1-34.1 M)
1着17タイセイアベニール 10-11  33.1
2着15ミュージアムヒル 14-14  33.1
3着1ビリーバー  17-17  32.8





スタートは上り坂の途中で、すぐに下りに差しかかる。
3-4コーナーは下りながら曲がる。
良馬場ではスタートからいきなり速いケースも見られる。上記したレースでも11秒スタートがある。

中京競馬場は開催後半の良馬場などではクッションが硬めになりやすい(バネの利きやすい)コースなので、1200mではポンと出て前半からスイスイ流れていくというケースもよくある。
ロケットスタートが決まりやすいコースかも?

余談だけど芝は非常にバネが利く時期というものがある。
春なら3月半ばからダービーあたりの期間で、良馬場のとき。
野芝の根が網状に横に広がっていて、それがバネの役割の大半を果たしているので、野芝100%の新潟なども良馬場では時計がめちゃめちゃ速い。
公園の芝生もそう。短めの葉っぱで逞しく、踏めば踏むほど丈夫になる。晴れていて葉が乾燥気味だと人間でも走りやすい。
でも傷んできて根っこが剥がれるとめちゃめちゃ緩くなる。雨がふると馬場が急激にゆるくなったりする。

それに対し洋芝は、外見が美しい。でも繊細で剥がれやすい。雨で茎が倒れやすく、上滑りしやすい。根が真っ直ぐ下に伸びるのでバネの役割はほとんどしない。
美しさ以外のメリットは、寒さに強いこと。
野芝が冬に成長をやめて休眠期に入っている傍らで、洋芝はすくすく育つ。寒い地域では重宝される。
最近は改良されているのか、蒸し暑い初夏でも頑張って美しさを保っている。


話がそれたので戻す。
通常は12秒前半でスタートし、2ハロン目で10秒台前半~11秒台前半と速くなる。

最後の直線では上り坂があり、上った後は更にゴールまで200mほど平坦部分。
そのためラスト1Fのスピードは落ちる。全体の上がりが掛かる。
ミドル~ハイペースになりやすいコース形態。

2F目から急激にスピードが上がり、そこから5F目まで続く速い流れへの対応は最低限必要で、ラストは速い脚を持続する力も問われる。




▽比較
中京芝1200mと他場の比較としては、短距離だしどの競馬場にも似ている内容のレースが存在し得るけど、
その中でも阪神芝1400mに類似点が見られるかなと思う。

阪神カップ2019
1:19.4 良
12.3 10.5 - 11.1 - 11.3 - 11.4 - 11.3 - 11.5 (33.9-34.2 M)
1着5グランアレグリア  8-8  33.5
2着10フィアーノロマーノ 8-8  34.3
3着6メイショウショウブ 2-2  34.9

・2F目から急激にスピードアップ、ラスト1Fのスピードは緩む。
・中盤が速く、全体の上がりが掛かっている。

という共通点がある。


小倉もなかなか。

北九州記念 2018
11.6 - 10.2 10.6 - 11.2 - 11.3 - 11.7 (32.4-34.2)
1着5アレスバローズ  8-6  33.5
2着11ダイメイプリンセス 7-6  33.9
3着9ラブカンプー  2-2  34.5

ラップタイムがそっくり。
ただ、中京のほうが上がりを要していて、ラストで必要とされる持続力の度合いは中京のほうがかなり大きいことが分かる。


余談だけど同じ中京の芝1400mとの比較では、

飛騨S 2019
3歳上3勝クラス 中京芝1400m
1:20.1 良
12.3 10.9 10.8 - 11.2 - 11.1 - 11.5 - 12.3 (34.0-34.9 H)
1着6ワンアフター  10-10  33.5
2着7アクアミラビリス  12-10  33.7
3着3ジョーアラビカ  5-5  34.3

↑こういう展開だと類似点も見られるんだけど、

ファルコンS 2019
1:20.9 良
12.0 - 10.8 - 11.4 - 11.7 - 11.5 - 11.6 - 11.9 (34.2-35.0 M)
1着15ハッピーアワー  13-12  34.0
2着13グルーヴィット  8-9  34.4
3着4ローゼンクリーガー  3-3  35.3

↑この展開では別物のレースとなる。これは一回スピードがちょっと落ちたことでラスト3Fの上がりの速さを問われている。1200でもこういう展開あるけどオープンクラスでは少ないと思う(息が入るようなケース)。


札幌、函館、中山の芝1200mとは内容がちょっと変わってくる。
ただ持続力を問われることを考えると、この3場でタフなレースをこなしたという経験は中京でも生きるかもしれない。





▽血統
色分け
ヘイルトゥリーズン系(詳細記載無しはサンデーサイレンス系)
ミスプロ系
ナスルーラ系
ノーザンダンサー系

高松宮記念(過去5年)
2020
1着 Speightstown × 母の父Christies Treasure(ダンジグ系)
2着 ディープインパクト × タピッツフライ(ボールドルーラー系)
3着 ロードカナロア × サンデーサイレンス
2019
1着 Scat Daddy(ストームバード系) × Deputy Minister(ヴァイスリージェント系)
2着 アドマイヤムーン × Capote(ボールドルーラー系)
3着 ジャングルポケット(グレイソヴリン系) × クロフネ(ヴァイスリージェント系)
2018
1着 アドマイヤムーン × Mark Of Esteem(ネヴァーベンド系)
2着 キングカメハメハ × マーベラスサンデー
3着 ダイワメジャー × More Than Ready(ヘイロー系)
2017
1着 アドマイヤムーン × Capote(ボールドルーラー系)
2着 キングカメハメハ × マーベラスサンデー
3着 スウェプトオーヴァーボード × サンデーサイレンス
2016
1着 サクラバクシンオー(プリンスリーギフト系) × キングマンボ
2着 ディープインパクト × ロックオブジブラルタル(ダンジグ系)
3着 Harlan's Holiday(ストームバード系) × Antics

CBC賞
2019
1着 マンハッタンカフェ × Storm Cat(ストームバード系)
2着 ディープインパクト × トニービン(グレイソヴリン系)
3着 アドマイヤムーン × Capote(ボールドルーラー系)
2018
1着 ディープインパクト × トニービン(グレイソヴリン系)
2着 ダンスインザダーク × ロックオブジブラルタル(ダンジグ系)
3着 トワイニング × サンデーサイレンス

豊明ステークス
2020
1着 ベーカバド(ダンジグ系) × ブライアンズタイム(ロベルト系)
2着 ハーツクライ × フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)
3着 モンテロッソ × ネオユニヴァース

▽向いているかも知れない血統
ミスプロ系 × ナスルーラ系サンデーサイレンス系
・父か母父にストームバード系、ダンジグ系




▽まとめ

・スタート後100mほどで下り坂となるので、2F目から急激に速くなる。3F目もしくは4F目で少しスピードを下げ、そのまま行けるとこまで行くという感じが基本の展開。
主に若駒のレースなどでは道中で一旦スピードが緩むこともある。
・最後の直線では上り坂+その後200mほどの平坦部分がある。そのためミドル~ハイペース主体で全体の上がりが掛かりやすい。
・馬場悪化時でもレースの内容はあまり差がない。
時計差はもちろん出る。中でも前半3Fの差が良馬場と重馬場では大きい。
重賞では良馬場時に前3F33秒前半にもなったりするけど、馬場悪化時は34秒台に落ちたり。理論上では馬場悪化時の方が、前の馬は脚を残しやすいということになる。
・「急激なスピードアップへの対応力」「ラストの持続力」
の双方が必要。
・逃げ馬は、G1では例えばメンバー中ずば抜けた粘りがあるとか、実力が抜けているとか左まわりの経験豊富とか、何かプラスになるポイントが欲しい。
(ラップタイム記載したレースでは馬場悪化時のみ逃げ馬が台頭しているけど、記載したレース自体が少ないので何とも言えない)。
・マイルまでこなせるような適性の幅広さがあるほうがいいのかな?
・上のクラスでは、正面直線入口あたりまでには射程圏に付けているほうが良さそう。捲りは効き難そうだけどね。 
・後方の馬は展開待ちなところがあるけど、けっこう届く展開になりやすい。例えば前がバテたり、そうでなくても道中で少しでもスピード緩むと差し向きの流れになったり。
・有利そうに見える馬 →トップスピードを長く持続できるタイプ。脚質はケースバイケースでどれも上位に来ているけど、あえて挙げるなら先行~差し。
前半2-3F間のスピード変動が大きいので、対応できることが前提。



中京コースは分析が足りていないので
追記などを随時行っています。



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