注意
9月の秋アマゴ・秋ヤマメ釣りに関しては様々なご意見があります。肯定派の方の意見も、否定派の方の意見も、私はその全てが間違ってはいないと思っています。ここから先の記事は秋アマゴの釣りに関する内容です。
漁期を守り、釣り券を購入。持ち帰り引数制限を守り(私は今回全てキャッチ&リリースです)、今回の釣行を行っております。私はその3つ(他にもたくさんありますが)を守る釣りならば、自然に感謝しながら行えばよいのでは?と考える一人です。
それでもこの9月の釣りには様々なご意見があります。苦手な方はここから先はご遠慮くださいますようお願いいたします。
9/25(木)
魔界に15:50着。
予定では14:00に着くはずが、ダラダラ運転していたらこんな時間になってしまった。
だが秋アマゴは夕方がチャンスタイムなのよ。
釣り券も買ってしまった事だし、様子見で支流に入渓。
そしたらなんにもいなかった。
とにかく怖ぇ。16:00を過ぎた渓はほんと怖ぇ。熊マジで出そう。1時間程でそそくさと逃げ出した。
まぁいい、さぁ前夜祭だ。
スタミナ食を食べていくよ。

鰹のタタキ。
義兄さんから頂いた。
鰹を食べて精力を付ける。



塩で頂く鰹は飛ぶ程うまかった。生タマネギとあわせると、もう召天。
それを山崎ハイボールで流し込めば勝ち確定。ぶっ飛んだ。
さぁ楽しいのはここまで。
明日から地獄が始まる。
『いっぱい釣れた〜たのしいなーー!』
なんて釣りとは欠け離れた修行が待っている。
電波も無いしスマホも触れないから早目に寝よう。20:00には眠りについた。。。
朝3:00起床。
腹は減っていなかったが、無理やり詰め込む。腹が減ると集中力が欠けるから常に腹パンにしておく。
準備体操も入念に。急斜面を降りるので怪我には注意せねば。
入念に準備をし、5:30はまだまだ薄暗かったが林道を歩き始めた。
(1キロほど林道を下流に向け歩き適当なところで入渓。そこから上流に向かって歩くという釣りの流れ)
ここは熊の巣窟。バクチクを鳴らして先を進む。本当に怖ぇ。。。。
15分程歩き、目的の入渓点に到達。
いざ入渓。
気温は9度。寒すぎる。
だが機動性を重視し、ゲータースタイル。
早々に腰までザブン。震え上がる。
だけど弱音など吐いちゃいられん。気合いで突き進む。
とにかくキャストはしない。釣りはしない。
無意味だから。
とにかくゆっくり歩き、浅瀬に定位している秋アマゴを探す。
ブラインドでの釣りで獲った!との意見もたまに聞くが、それは稀だろう。基本はサイトでの釣りとなる。
しかし進めど進めど見当たらない。
マジか?

たまにブラインドで投げるとこれ。これじゃない。狙いは赤い黒いアマゴなのだ。
2時間登って姿を確認できず。
今日はダメな日か?と思い出したその時、ギョッとする。

いた………。いたぞ!巨大な真っ赤な秋アマゴ。45は超えている。
これまた45を超えたメスとペアリングしていた。
様子を見ながらキャスト。(秋アマゴヤマメ釣り肯定派内にも様々意見があり、秋アマゴヤマメ釣りはするがペアリングしている個体を狙うとは何事か!というご意見もあるということは重々承知でありますが、私は間髪入れずに狙います。)
見事にガン無視。全く反応しない。まぁいい、想定内だ。手を変え品を変え責める。メスを刺激しないようにオスの目の前のみにルアーを落とす。けれどメスが急にどこかへ逃げてしまった。
やばい。メスが消えるとオスも消えてしまう。。。すかさずキャストしたが、時既に遅し。オスにも逃げられた。。。
悔しい。。。
だが勝負が出来た。普通は人が少しでも動いた瞬間逃げられる事が当たり前の秋アマゴ。(奴らには背中に第三の目がついていると私は思っている)←これマジね。数㎝人間の右腕が動いただけで奴らには気付かれるからマジで。
けどこのペアリングには勝負が出来た。これは収穫だ。
まだ始まったばかり。まだまだこれから。
とはいえ、3時間で一回目のランを登りきって車に到着した。
ここまで確認出来たのは
メス5本
オス3本
なんだかんだ言って、まぁまぁ確認出来た。その内勝負が出来たのは先程のペアリングのみ。これはチャンスなのか、ヤバいのか。。。
10:00、また林道を下流に向けて歩き出した。
これを今日時間のある限り行うのだ。
どぉだい?変態だろぉ?無意味にただただ歩くだけなのよ。マジでつまらん釣りだ。だけど辞められない。
さぁ行くよ!
二回目のランは、一回目のラン中に秋アマゴを発見したポイントを入念に責める作戦。
すると一回目のランではいなかったポイントにペアリングを発見!!!
メスは40を超えている。そしてオスは怒り狂っていた!
他の邪魔するオスが数本いたのだが、そいつらにキバを向き襲いかかって怒り狂っていた。これは大チャンス。
何度か流して、遂にバイト!!!
うぉっしゃーーー!!!!


色・フォルム共に最高文句無し。
サイズ?文句ありありだ。。。。。
そうなんです、デコボコ夫婦のペアリングだったのだ。メスが40超えになのに、オスは尺も無い。なんつー熟女好きなオスなんだ!!!
だがなんだかんだ言って、狙って獲った秋アマゴは初めてなんじゃないかな?
これは最高の経験ができた。数年前の私になら獲れなかったはず。だけどこれを獲れた事は着実に大秋アマゴに近付いている証拠だ。
自信が沸いてきたぞ。
そもそもこの黒いアマゴ。こいつだってれっきとした秋アマゴだし、小さいけど山梨で獲れれば大満足の1本だからね。もう大喜びなのだ。
今日のフィールドではお目当てではないだけで、とても嬉しい1本となった。

はぁ疲れた。。。。
2本目のランを終えた時は13:00を回っていた。
早くも体力的にも精神的にもクタクタ。
キャストしないで、ずーーっと歩く釣り。
何もいないと分かっている水面をただひたすら眺める釣り。
足は痛いし、肩は凝るし、目は疲れる。
半日で疲れてきたぞ。。。。
1時間程休憩して、三回目のランへ。
さぁどうだ?
この三回目のランで奇跡が起きるとは、この時点では夢にも思っていなかった。
その歓喜の瞬間が起きるのは三回目に入渓して、50分後。2:50になった頃だった………。
第一章終わり。
今訳あって電波が届く場所まで移動しています。なのでブログがアップできました。
なぜ移動したのか?その内容の二章はまた後日アップします。。。

