
11/4(火)
5:45〜6:45
これにて私の3年ぶりの十和田湖釣行が幕を閉じた。
3日間雨風に悩まされ、延長戦を決意。
無風の穏やかな天気。
だけど釣れなかった。
結局荒れててボトムがしっかり取れていなかった事が釣れない原因ではなく、私がヒメマスの位置を特定出来なかった。それが敗因だったことが判明した。
それが判明しただけで満足できた。心残りはない。やりきった。とても清々しい気持ちでいっぱいです。
ヒメマスの位置を特定出来なかった私。
まだまだ魚の気持ちを把握出来ていない事が露呈されて、露呈されたことによってとても清々しい気持ちでいっぱいとなった。
まだまだ未熟者。
しかしこの4日間。
最高で素晴らしい経験を十和田湖にはさせてもらった。
地元山梨では絶対に得られない体験。
それを3年ぶりに出来た事。16時間かけて十和田湖に行って本当によかった。

このロクマルを超す、真っ赤なサクラマス。
産卵行動を終え、今まさに死に絶えようとしていた。
こんな神々しい光景、山梨では絶対あり得ない。
この死ぬ寸前のサクラマスを見て、数ヵ月前までは必死に生きるためにベイトをたらふく食べ、湖を泳ぎ回っていたことを想像するだけで次の釣りへのモチベーションアップになる。
今回の結果はメス2本となった。


前回も2本。今回も2本。7回釣行して4本。
まずまずではないだろうか。
遡上マスを獲るのに4年かかったし、秋アマゴに至っては10年かかった。本栖の魚も4回ボウズくらって、5回目で獲れた。
それを考えたら十和田湖釣行はまずまずだろうし、赤いオスまであと1歩。
ここで諦めたらもったいない。
もうポイントも、車の停車場所も、温泉も、全て把握した。ここまで開拓して諦めたらこれまでの7釣行が水の泡だ。
今回で分かった事
1. 3年前は10月三週目に訪れてシャローに差してるヒメ達は皆無。手当たり次第アングラーに話しかけても全くシャローにはいないとのこと。では気温水温下がった11月はいいだろう?ということで今回来たが、だからと言ってシャローには差していなかったし、アングラーもほとんどいなかった。てことは、シャローに差さずに和井内インレットのみ差してきて、湖底産卵説(一部のヒメ達はもうインレットに差さずに湖底で産卵しているという噂)が濃厚とのこと。なので11月は遅すぎた。
↑これが分かっただけでも大収穫だ。
2.和井内インレットは年によって解放日が異なる。
3.やはりプルーラや専用ルアーは絶対必須
4.シャローゲームが成立していたのは7〜8年前まで。ここ数年はほぼいない。でもゼロではなく、たまたま運良くシャローに差した小さいな群れに遭遇出来た奇跡のアングラーのみ、釣ることが出来るみたい。毎週通えばその群れに当たるチャンスはあるだろうけど、さすがにキツイ
この4つを人から聞いたのではなく、自分で感じて探し当てた。あとは釣るのみ。諦めたらもったいない。
3年後リベンジすると誓い、十和田湖を7:15に後にした。
そして18:30自宅にたどり着いた。
クタクタではあったが、とてもテンションが高くビールがうまかった。
嫁さんと酔っぱらいながら会話していると。。。。。
『来年も行きなよ。お金出してあげるから。毎年行きなよ、赤いやつが釣れるまで。お金心配しなくていいよ』
と嫁さんが言ってくれた。
高速代22000円ほど
ガソリン代16000円ほど
車中泊したから宿代はかからなかったけど、マジで金がかかった。
普段は高速代は自分の小遣いだけど、十和田湖は嫁さんが家の金から払ってくれた。
私が酔っぱらってたくさん嫁さんに話をした。
私が話す『赤いオスのヒメ』の話を楽しそうに聞いてくれた。
そしたら。
『死ぬまでに絶対釣りたいんでしょ?釣らなきゃ後悔するんでしょ?だったら毎年行きなよ。お金払ってあげるから』
感動した。
本当にいいのか?と聞いたらマジでいいから行ってこいとのこと。
前回の十和田湖も、今回の十和田湖も、家族の理解があったからこそ成立したこと。
嫁さんには感謝しかない。
お言葉に甘えて来年10月、またリベンジしたいと思う。というか赤いオスが釣れるまで通うと改めて誓った。
嫁さんにも趣味がある。
宝塚が大好きなのだ。
その趣味を私も全力で応援してサポートしてあげようと決めた。
2025年の十和田湖釣行。
最高だった。
また来年リベンジするからな!
