9/27(土)
感動の秋アマゴとの出会いからの翌日。
あっという間に翌日になった。
やっぱり人生などあっという間。もうあの出会いが過去のものとなってしまった。
過去は過去。
気を取り直して、今日も夜中に車中泊から目を覚ました。
ゆっくり準備をし、完全に明るくなった6:00から林道を歩き出した。
早速入渓直後に40越えのペアリングを発見。
ロッドを構えた瞬間、数cmしか体が動いていないのにオスに逃げられた。
これが普通なんだよね。奴らの警戒心はハンパない。
メスは一生懸命砂利をハタいていたが、オスは逃げた。
釣果はもうどうでもよかったので、ここから1時間メスのハタきを観察させて頂いた。
もちろんキャストはしない。
さすがの私もメスにはルアーは投げない。
メスは釣りたくないから……。
すると私の視線が嫌だったのか？メスも消えてしまった。
ソッと流れを観察させて頂いた。
写真では分かりにくいが、とても大きな巣が出来上がっていた。人間が手で掘っても大変な巣を、尾びれのみでここまで掘り進んだ秋アマゴのメスに感動を覚えた。
この光景を見て私は決めた。
『今年はもう辞めよう』。。。。。
たくさん釣りたいわけではない。
年に1本獲れればそれで十分さ。。。
何本か他にもオスの秋アマゴを確認出来たが、潔く斜面を登り退渓した。
あれ程ギラギラしていた私のキバは1本残らず抜け落ち、充実感に満たされたいた。
昨日感動をくれた秋アマゴ。もう十分さ。。。。
時刻は11:00。
アケビ採りに興じる事にした(^^)
ちくしょう。。。猿の奴らに食われまくっている(笑)
ここのフィールドはアケビがたくさん採れる。それも楽しみでここに来ているのだが、今年は例年になく猿に出会う。去年の比にならないぐらいに。
だが猿には負けちゃいられん。
人間の意地を見せる。
猿が採れない細い枝を人間の力で採ってみせる！
はぁ。。。もう十分さ。。。秋アマゴにアケビに大量大量。食べる分だけ自然の恵みを頂いた。
4日も私が留守の間、家を守ってくれている嫁さんのお土産も確保できた。私の嫁さんは山菜とイワナの塩焼きとアケビが大好物。春は山菜。夏にはイワナを数匹。秋にはアケビ。このお土産を渡せば、嫁さんが秋アマゴのような赤鬼にならないで済みそうだ(笑)
数個、現地で先に頂いたが甘くてとても旨かった。最高だよ、山の恵み。
時刻は13:00。ここで上流に移動した。本来ならば4日間ここで粘るつもりだったが、電波がある上流に移動することにした。
すると上流は人だらけ。今日はもう終わろう！もう満足だよ……。
男メシの始まり。
私はミョウガが大好きなのさ。
ちと焼きすぎたが、3日もクーラーボックスにしまいこんでいた肉なので丁度いいか。
うめぇ。。。。飛ぶ程うめぇ。。。。醤油とミョウガを合わせるとサッパリして最高だった。
ここで判断した。
もう終わろう。明日朝一に帰ろう。
9/28(日)、朝4:00に釣りをせずに帰宅した。
9/28分も釣り券を購入していたのだが、釣りをせずに帰ることに決めた。こんなことは初めてだ。釣り券をドブにぶちゃるようなことになってしまたったが、そんなことはどうでもよかった。
その釣り券代が漁協に入って有効利用してくだされば、それで満足だった。それ程土曜に獲れた秋アマゴは私を満足させてくれたのだった。
こうして私の秋アマゴの車中泊の旅が終わった。
秋アマゴには本当に感謝しかない。何年もかかってしまったけれど、1本獲れた。
最高に幸せ。
この一言に尽きる。
なので2025年の渓流はこれにて終了することに決めた。
例年通りならば、10月は10/31まで渓流釣りが出来るフィールドに車中泊で通うのが恒例。
だけどね、そこは今年は行かないことに決めた。
良い意味で燃え尽きた。渓流には感謝しかない。
深追いせずに、そこのフィールドには来年にまた行くことにした。
11月一週目、十和田湖遠征が控えている。それまでに疲れきった精神と体力を回復させねば。
本栖湖は10月はまず釣れないし。
何より今まで家族には私の釣りで迷惑かけっぱなしだ。失われた家族との時間を10月は取り戻したいと思う。
中１の娘が未だにバレー部辞めないで頑張っている。10月は新人戦に始まり、毎週試合だ。なんとレギュラーに選ばれたとのこと。さすがだよ、娘。もう二度と『早く部活辞めてくれんかな』なんて父ちゃんは思わないよ……(笑)
その送迎に弁当作りに、娘のために時間を注ぎたい。
なので10月は丸々1ヶ月釣りを休みます。
こんなこと、ここ10年で初めてだ。
でもそれでいい、そう思わせてくれたのがあの秋アマゴだったんだから。
ブログを見てくださっている方々、本当にありがとうございました。また11月から始動します。
11月からは十和田湖に、本栖湖釣行もいい加減しなきゃね。今年はまだ２回しか本栖湖釣行していない。
『絶対釣れないなんて絶対にない』
この合言葉を忘れずにこれからも頑張りたい。
そして十和田湖の赤い宝石。
35アップの真っ赤なセッパリヒメマス。
私にも釣れる。絶対釣れる。間違いない！
絶対釣れないなんて絶対にないんだから！！！
