二週続けてのクソボウズ。

精神が崩壊するのには時間はかからなかった。

梅雨明けし、世間は夏で賑わっている。

なのに私は病んでいた。


7月に入って三週間も経ったのに、まだ1本も魚が釣れていない。これまでの釣り人生でここまで釣れていないのは初めてだよ。

ただね。数を釣りたいわけではないのよ。ただただイワナを釣りたいわけでないのよ。10年経っても記憶に残る忘れない魚を獲りたいのよ。


正直、遡上マスは7月二週目でハイシーズンが終わってしまう。三週目からは遡上も一段落し遡上しきったサツキマス達は上流域で定位する。するとどんどん口を使わなくなってしまう。


だけどもう限界だね。無理!遡上マス一旦休憩!









南伊豆に降り立った!!!山梨県から3時間40分。
7/19~7/20
3ヶ月前から計画していた、海旅行釣行が幕を開けた!!!
いやーやっとこの日がきたよ!3ヶ月間楽しみに楽しみに待っていた海旅行。なぜここまで楽しみにしていたかというと、沖磯に出撃するからだ。

渡船屋さんが経営されている宿に19日泊まり、20日に船で沖磯まで渡船して頂けるのだ!!

これまで海釣行はオカッパリの浜から岩場。船でのオフショアから飛行機での沖縄釣行と、海でも様々な釣りをしてきたが、念願の沖の磯での釣り。

沖磯=男の釣り。

そんなイメージがあったが、その夢が今回実現出来る。ワクワクが止まらない。

メンバー
最年長リーダーTペイさん
巨漢男Mックさん
イケメン担当Eみずさん
そして最年少のクソボウズdevelop

この4人で沖磯で男の荒釣りを行う。








まず16:00チェックイン。
今回『重五郎屋』さんにお世話になる。
一通り準備が終わったら、まずガソリンを注入しに出掛けた。












これだよこれ。
夏の海釣りと言ったらガソリン注入に限るぜ。
マグロをおかずに白飯をかき込む。それをビールで流し込めば、遡上マスの悪夢は消え去った。

たまんねぇぇぇぇ。

そこからライトゲームに入った!
この前日のライトゲームが何気に楽しみにしていたのよ(^^)







なんか赤い魚。
知らんけど嬉しい



カサゴ。
嬉し~。
ジグヘッドワームを底まで落とし、フォール中に引ったくってくる。

3本釣れたところで20:30、宿に戻った。

明日の大物に夢を馳せ、眠りにつく。


翌7/20
5:00出船。
さぁやるよやるよ!ポイントの磯まで20分程。
同乗者は20名程。


ここでなにやら噂話を聞く。

どうやら数ヶ所の磯にアングラーを振り分けて渡船してくださるらしいのだが、一番釣れる一番沖に位置する磯にはリピーターの常連客を優先的に下ろすらしい。

私たちみたいな一見さんは、手前の釣れない磯とのこと。

常連客を優遇するんだって。


『ケッ、なんだよふざけんなよ!こっちだって同じ金額払ってるのによ!』とやさぐれた私だが、この数十分後、泣くことに。












んだこりゃぁぁぁぁ。。。。。。
一番沖に位置する一番釣れる磯。
そこはまさに『鬼ヶ島』だった。

潮は渦を巻き、岩場はナイフのように鋭く尖っている。そしてキャストなんて出来るのか?と思わせるように後ろは壁になり、足場は高くて落ちたら確実に死ぬ。潮に巻かれて磯に叩きつけられるか、岩に刺さって死ぬだろう。
魚をかけた時のランディングすら命がけの、まさに鬼ヶ島だった。

私達4人は震えた(これマジで。心臓がバクバクしてるのが分かったし、本当に怖かった。若い時にスクーターで車に跳ねられた時以上の恐怖を感じた。これマジね。マジで怖かった)

なのにベテランの常連客4名は何事もなく、ヒョイヒョイとロッド・クーラーボックスをバケツリレーで磯に運び出す。その間、船は揺れて落ちる可能性もあるというのに、全く動じてない。
何キロもあるクーラーボックスをヒョイヒョイ投げる。



本当に良い経験をさせて頂けた。

『常連客ひいき』

ではないんだよ。全くそんなんではない。

ベテランだからこそ上陸出来る磯であって、船頭さんは初心者の命の危険を考慮してくださっていたのだ。

何も知らない。
無知。
井の中の蛙


それはまさに私の事だった。


もうメンバー全員チビりあがった。
あの冷静沈着のリーダーのTペイさんですらビビっていた。


世の中知らない事ばかりだわ。
山梨にいると何も知らない事ばかりだと痛感させられた。
やっぱり山梨を飛び出て、様々なフィールドに向かうのは最高で恐怖だと感じました。





さぁ私達も上陸。
なんて可愛い磯なんでしょうか(笑)
先程の磯とはうって変わり、潮の流れは弱めで岩も刺々しくない。
後ろに壁はなくキャストもしやすく、ランディングも気をつけてギャフを使えば何とかなりそう。

船頭さん本当にありがとうございます。
船頭さんは私達が安全に楽しめるように、しっかり考えてくださっていたのだ。
一瞬でも文句を言った私は恥ずかしかった。


さぁやるよやるよ!
やり倒すよ!!


狙いは青物・ロックフィッシュ!!釣れたら持ち帰って食う!食える魚を今回は狙うよ!

でもシイラも釣りたいね!

ここまで沖に来たのだから、余裕で釣れると思っていた。だけど甘くないんだよねぇ。


いっさら釣れん。



遡上マス並みに釣れん。



んだよぉぉぉぉ。



2時間やってプラグには反応ないので、ロックフィッシュ狙いにシフト。



覚えていますか?以前からこのブログを読んでくださっている方は覚えてらっしゃるかと思うが、私は二年前フエルコとカルコン200を購入した。

10年ぶりのベイトリール。
なぜ大金叩いて購入したかというと、


ロックフィッシュ
ナマズ
犀川


この3つをやりたいからだ。

海でワームを使用して、ベイトリールで釣るロックフィッシュゲーム。その釣りを5年前に『ザ・フィッシング』で見た時に、あっという間に虜となった。

『なんだ、この面白そうな釣りは!!』

そのゲーム性に感化されて、ベイトリールを購入したのだった。

だけど簡単じゃねぇのよ。
この二年間何度とロックフィッシュゲームを行ったが、バイトゼロ。撃沈。

今回は獲る。そう挑んだというわけだ。


そして二年後しの夢は果たされた!!!




















最っっっ高!!!!!
狙って獲った念願のアカハタ!!!
ロックフィッシュでもカサゴやメバルじゃないのよ。このアカハタをどーーーしても釣りたかったのよ!!!
この鮮やかなオレンジに赤。


最高!!!


潮の流れがキツイ為、1オンスのシンカーでボトムバンプすると、


ゴンゴンゴン!!!!

からの思いっきり鬼フッキング!!!


ワームの釣りはたまらん!!!!



1投1バイト。

だたら当たる。


家族の食べる分は確保して大満足の釣りとなった。
二年間追い求めたベイトリールでのロックフィッシュ。大満足だね。



さぁハードタックルに切り替えるよ!!

プラグ・ジグで青物狙う。


すると先程まで『無』だったが、突如ジグにドッッカン!!!!


バシュン!と水柱!!!




うひょー~~シイラだ!



が、バレた。



もっかい!!!


ドッッカン!!!バシュン!またシイラだ!



またバレた!!!


ちくしょう。トリプルフックのプラグ、かっ飛び棒に変えて再度流すと、のった!!!!!!




走る走る走る!!!












やったね!
二年ぶりのシイラゲット!
サイズは70あるなしだったが、山梨県アングラーの私には十分最高だ!!!



15:00終了だったがメンバー全員釣ることができ、熱中症の心配もあるので12:00に迎えに来てもらうことにした。



最高の2日間だった。
井の中の蛙の私を黙らせるには十分過ぎる貴重な経験をさせて頂けた。

仲間と過ごしたこの2日間は一生忘れない。





今晩は刺身に煮付けで、ビールを流し込む。


さぁこれで私の夏休みは終わっ………


終わらなかった。
この終わらせなかった判断が、あの感動の遡上魚との出会いを生んでくれる事を7/20時点では知るよしもなかった。