解禁おめでとうございます。
2/14から前々泊を開始して、ようやくこの2/16の解禁日を迎えられた。これだけでも感無量だ。

2日前から現場入りし、車を止める為に1時間雪かきをし、ただひたすら2日間車の中にいたのだよ!?もうそんな苦行をこなして、解禁を向かえられただけで、たったそれだけで感無量だよ。

とはいえ釣る気は満々だ。
2:30起床。昨晩は20:00前には寝たのでたくさん睡眠はとれた。
さぁやるよ。
入念にラインチェックをし、腹が減ると集中力が低下するからしっかり朝飯を食べる。
寒くないようにホッカイロを五枚。
準備体操までこなした。

さぁ準備は万端だ。

雪が降って積もりだしていたが、そんなこたぁ関係ない。絶対釣ってやるぞ。


急斜面を10分程かけて降り、最後の崖に到着。昨日とうってかわり雪が積もって降りられない。その斜面はしりもちついてケツからずり落ちた。

くそぉ。。雪まみれだ。。。


もうここまでして釣れなかったら本当にダム引退だな。

6:20ポイント着。

さぁやるよ。

61回目のダム釣行へ、いざ出撃。


第一投目。
とりあえずライントラブル等がないかだけ確かめる為だけのキャストをした。すぐ回収しようとしたら、まさかの


ドンッッ!!!


第一投目からきてしまった。
バイトの重さからして40はありそうだったが乗らず。悔しがる時間すら惜しむように、すぐさま回収してキャスト。

3投目。

ドンッ!!!


乗った!!!解禁日はヤバすぎる。

しかし数秒のファイトでバレてしまった。。。これも40あるなしだっただろう。
だが悔しがっている暇はない。この地合いは絶対に外せない。
6投目。




ズッッドン!!!
ロンズのシンキングペンシル7㎝、レモンチャートパーが強烈に引ったくられた!!!

ここで余談
ダム釣行の場合は基本ロンズ7㎝のシンキングペンシルを使用する。理由は簡単でシンペンの方が圧倒的に反応がよいからだ。逆に本栖湖ではミノーの方が圧倒的に反応がよろしい。
よく分からないけど、サクラマスとニジマスの違いなんだろうな。

シンペンのカラーは基本レモンチャートパーを多用する。このカラーはランドロックサクラマス、ブラウントラウトに最強なのだ。
本栖湖ではナチュラルカラーが多い。



さて話をファイトに戻すよ。

強烈なバイト!レインボーのようなドスンではなくて、引ったくってくる感じ。
大体バラシたあとの魚は小さいんだよ。

『さっきバラシた方がデカかった(涙)』

と嘆くのが私の定番。


だがね、今回は違った。
明らかにこちらの方がデカイ!先程のショックは消え失せ、こいつのファイトに集中。だが目的のブラウンではないことは明白。デカイサクラマスとすぐに分かった。


姿を見せて足が震えた。これひょっとしたら。。。
そこから暴れる暴れる。ドラグも一回出され、もう大騒ぎだった。
















この太さ








デップリと太ったボディ。




この尾びれ。たまらんすぎませんか?





とにかく太っていた。この冬にここまでの太さのフォルムには興奮が止まらない。

そんなランドロックサクラマス、50㎝の捕獲に成功した。


感無量。

これまで60回こんな遠いダムに通いつめ、たくさんの辛い思いをしてきた。

雪にスタックはするわ、車体を岩にするわ、濁ってて釣りできんで帰るわ、基本ボウズだわ、マイナス14℃はとにかく寒いわ等々。思い返すと辛い記憶しかない(笑)

それを吹き飛ばすどころか、そんな記憶をぶっっ飛ばしてくれる魚となった。
本栖湖で獲った55サクラマスには遠く及ばないが、ダム釣行で獲ったサクラの最大記録を大幅に更新してくれて、50という大台に乗せてくれた。

これまではダムでは46㎝が最大だった。

今日の初キャストから15分と経たないであろうという間の出来事だった。

感無量。最高の解禁日となった。時刻はまだ7:00前。もう帰ってもいい。そんな貴重な魚となった。
とはいえリリースしてすぐさまキャスト。

またきた!!









40あるなし。良型も良型だが、計りもしなかった。先程の50と比べれば子供のようだ。

すぐさまリリース。
またバイト!

当たる当たる。

結局6バイト2フィッシュで7:30を向かえた。そこから朝のラッシュが嘘のように沈黙した。

最高にうまい朝食休憩に入った。
これまでダム・本栖・本流で50の大台を何本か獲ってきたが、やっぱり何度経験してもたまらないほど気持ちいい。こんな優越感は釣り以外の生活では中々得られない。

だがここで不快な光景が。



昨日作ったイケスが干からびてら。
ダムはこれがあるから難しい。
ほんとダムには悩まされる。

いつもならこの時間は酒を飲んで車中で寝るのだが、今日はもう家に帰らなければならない。おまけに解禁日。
15:00にはダムを出なければならないので、14:15までが釣りとなる。

只今8:30。14:15までやりきるよ。
この時はまだまだ余裕で釣れるでしょ。とたかをくくっていた。

だがいくども経てど全然当たらない。
全く当たらない。
ここまで当たらないのは体に堪える。

すると11:00頃。
ロンズのミノーにチェイス!40クラスが追ってきた!
早めのリトリーブに変えたら逃げられた。んだよもー。

そこからまた悶絶。
全然当たらない。

時刻は13:45。残り30分。ちょっと早いけど帰ろうかな?もう体はクタクタだ。

と思ったが、ある人の言葉が頭をよぎり踏み留まった。

回遊魚には時合いが5つ存在するという話だ。
朝マズメと夕マズメは当たり前。その2つの他に9:00・11:00・14:00の3つの時間帯が激熱と聞いたことがある。

これは私もこれまでの経験上、同感するところがある。
9:00、11:00は本栖湖の回遊魚の釣りでは外せない時間帯だと思っている。本栖湖釣行で朝マズメを外してもその時間帯に助けられたことが何度もある。
本栖湖のニジマスとダムのサクラマス&ブラウンで魚種もフィールドも違うが、同じ回遊魚。全く関係ないとは言えないだろう。

14:00はちょっと同感しかねる。
というか、14:00は酒飲んで酔っぱらってる時間だからほとんど釣りしたことがないんだけどね(笑)
その方は『14:00に釣れなきゃ夕マズメまでやる必要がない』とまでおっしゃっていた。

ほんとかぁ?14:00なんて真っ昼間だぞ!?

と半信半疑。

けどそれに今回はかけてみるか?
午前中の無風と違って、強めの風が吹く。ここはもうシンペンではなくてミノーの出番だ。
スプーンは使いたくないので封印。
ダムと中禅寺湖ではスプーンは使わないことにしている。

ロンズの7㎝ミノー、レモンチャートパーを早めにトュイッチする。薄暗い朝マズメは魚によーく見せ付けるために動くか動かないスピードで引くが、昼間なので見切られないように早めにトュイッチ。


トュイッチトュイッチトュイッチ………ドンッ!!!!



マジか!??こんなことあるか!??もうたまげた!!しかもデカイ!!
















13:58、ランドロックサクラマス捕獲









感無量。でけぇ。。。
47㎝。
順番は違えど、これまでのサクラの最高記録46㎝を47と50で同時に更新できた。だが写真だと小さく見えるね?
角度と色合いが一番綺麗にかっこよく撮れたのでこれを一枚目にした。








これならどうだ!??








上から見ると長く見えるのですよ。
だが朝一の50とはやっぱり全然違うね。
長さは3㎝の差だが、なんしろ50のやつは太かった。
あの魚は強烈だ。






ロンズのシンペンとミノー。今回の釣行はこの2つに本当に助けられた。
時刻は14:15。今日の夕マズメなんてヤバいんだろうな。大爆発だろう。帰りたくなかった。夕マズメを打ちたかった。

だが嫁さんが『今夜はケンタッキーを買って待ってるね』と言ってくれていた。
これを無視したら離婚されるので、後ろ髪引かれる思いでダムを後にした。

2025年解禁日ダム釣行
7バイト3フィッシュ、50アップ1本40アップ2本の大釣果となった。



ケンタッキーうまっ。今週末、また出撃します。