10月に入り脱け殻のような毎日を送っていた私。
先週の海も撃沈に終わり、ここ2ヶ月本当に厳しい釣りばかり。毎年夏から秋にかけて、小さなイワナばかりの釣果なのは毎年恒例なのだが、今年は特に辛い。
けどこの辛い釣りも自分で選んでる道だから仕方ない。山奥のイワナに行けばたくさん釣れることは明白だ。たくさん釣りたければ山奥行けばいい。
だけどもうそういう釣りはしない。
この時期、秋色になったアマゴを探す方を選ぶ。
そう決めたんだから、毎年この道を進むよ。
さぁ10月も終わりを向えつつあるこの頃。
とある県の、とある水域に、秋アマゴを探しに旅に出掛けた。
今回は3泊4日の車中旅だ。
2021年からこの県のとある水域に通い出した。
3年通い、そこの水域は本筋から支流まで全制覇した。
その結果、そこを諦めると今年は決めた。
そこはダムが無い為、遡上アマゴではなく居着きの秋アマゴを探すこととなる。しかしそこは南に位置する県であるため、いかんせん暖かい。秋アマゴにはほど遠いフィールドだ。
3年通い詰めて、数釣りはまずまず出来た。アマゴの数は豊富だった。
だがここのフィールドで10月に秋アマゴを獲ることは不可能だと私は結論付けた。
しかしこの3年間は楽しかった。また気が向いたら出向いてみよう。
さてここからまた辛い新規開拓が始まった。
まずはネットで10/31まで渓流釣りが可能なフィールドを探す。いくつか目星を付けて、とあるフィールドに決めた。
そしてまずは漁協に電話。
『本当に10/31まで渓流釣りが出来ますか?区間はどこからどこまでですか?釣り券はどこで買えますか?』
も質問攻め。たくさんの情報を教えて頂いた。
さぁ準備は整った。
あとは会社をサボるだけだ(笑)
上司に頭を下げ、有休を取得し、パートさんの仕事を準備し、10/24の午後、シレーーっと会社を抜け出した。
金が無いから下道で3時間。
長かったが、なんとか夕暮れ間際に辿り………
着けない。
まさかの通行止め。
しかしこれがまた良い出会いがあった。
通行止めのとこに、ちょこんと座っている工事業者の作業員のおやっさん。
話しかけると、本当に気さくで良い方だった。
『17:00から通行止め解除されるぞ!それ以降なら通っていいぞ!』
となんとも気さくな方だった。
こういう良い人との出会いがあるから、旅は辞められない。旅をしてれば、とんでもないヤカラに出会うこともあるけれど、こういった優しい方との出会いもある。
だから旅は辞められない。
林道をずんずん進んだが、初めてのフィールドにつき怖い。まだまだ進めそうだったが、良さげな車中泊スペースを発見したのでとりあえずここで寝るとする。

3時間運転のあとのスーパードライは染み渡る。
するとトラックの運ちゃんさんが、
『おっ?釣りかい?熊に気を付けなよ!』
とわざわざトラックから降りて話しかけてきた(笑)この方も良い方で、思わず話し込んでしまった。
人との出会いはいいもんだ。
今回の旅も成功しそうな予感。
さぁ宴の始まりだ。


ジャーーン。
素晴らしい。。。。買ってしまったのよ、ジョッキを。一年前からほしくてほしくてたまらなかったジョッキ。だけど8000円もしやがるから、諦めていた。
だけど先週、家で酔っ払った勢いで買ってしまった。
銅製のジョッキ。
もう本当に最高だ。
買ってよかった。
こういうアイテムが車中泊をより一層楽しくしてくれる。


今夜はしゃぶしゃぶだよ。
かいわれ大根と大葉と一緒に食べるともう召天だった。
だがしゃぶしゃぶより楽しみなのがこれ。


スペシャルおじや。
見た目はグロいが、とてもうまいのである。

今夜もとても良い一人時間だった。
初めてのフィールドで、山奥での車中泊は怖い。だけどその怖さがたまらなくゾクゾクして楽しい。
さぁ初めてのフィールド。
何が釣れるのか?
フィールド的にはアマゴのはずなのだが、イワナにのかもしれないし、ニジマスだっているかも。
暗くてよく見えないが、川の音的には水量豊富。明日が楽しみだ。
さぁ明日から始まる、3泊4日車中泊秋アマゴ釣行。