226回目の本栖湖釣行へ、今朝出撃してきた。

6月の最終週。いよいよ今回で止水の釣りは終わりとする。来月から遡上鱒に海にイワナに忙しくなるので、一旦終わりだ。最後に選んだのはやっぱり本栖湖だ。

今回も車中泊釣行。最後の止水さぁどうだ。

しかし気合いとは裏腹に当たらない。

開始1時間半で小さなバイトが2度。

この時期にこれは嘘だよなぁ?と嘆きが入る。

そんな中、スプリーモさんのロンズをゆっくりゆっくり引いていると……

ドカン!

強烈なバイトだった。

キツめに締めたドラグがジーーーと鳴る。

50は確実だ。

そう確信したのも束の間。

テンションが無くなり、口にルアーを付けた銀色の魚が水面を割った。

そう、まさかのラインブレイクをしてしまったのだ。

ここ10年で1度しか無いラインブレイクをここで10年ぶりに犯してしまったのだ。

PEのノット(ミッドノット)には絶対の自信がある。今まで切られた事なんて10年前の素人の時だけ。なのにここで切られてしまった。

嘘だ嘘だと唸りながら回収すると、スナップの結び目から切られていた。ノットからのブレイクではないことが、不幸中の幸いだったが、魚には本当に申し訳ないことをしてしまった。

なぜ切れた?ノットの自信だけはある。その自信過剰が生んだ悲劇か?本当に申し訳ないことをしてしまった。。。

失意のまま投げるが、当然のごとくアタリは遠い。

けれどこのまま諦めるわけには勿論いかない。

ロンズ12㎝、パール鮎を早めにトュイッチする。辺りはボイル祭り。普段はゆっくりゆっくり引くが、今朝は凄かった。ルアーの射程距離でボイルが起き、ぼっかんぼっかん騒がしい。早目のトュイッチで、逃げ惑う湖鮎をイメージして引いていると。。。。

ドカン!!!

強烈だった。

50後半を確信。

2度ドラグを出され、足は震える。
最後の最後で3回目のドラグを出された時は生きた心地がしなかった。それでも無事にキャッチ。










素晴らしいの一言。
ブルーとシルバーのツートンカラー、砲弾型のスレンダーな体。そして細かな繊細なウロコが私を心からゾクゾク興奮させる。






真っ青な回遊系ブルーバックレインボートラウトの捕獲に成功した。






とにかく暴れてくれてよく引いた個体だった。やはり回遊系のブルーバックはやたらと引く。
体感的には55以上だと確信したが、サイズが伸びなかった。52にいくかどうかの魚だった。
余りにもよく引いた。
こう感じたのは15分後に起きた奇跡がそう思わせたからだ。
感無量なのだが、まだ諦めない。先程のラインブレイクが緊張の糸を解かなかった。(魚に対して申し訳ないことをしてしまったのは重々承知です)
余韻も程々に、同じコースをロンズで早目のトュイッチをしていると。。。。



ドカンドカンドカン!!!


たまんねぇ。。。本当に最高の日だ。
めちゃめちゃのバイトに暴力的な引きだが、先程のブルーよりは若干だが劣る。けどなんせ重い。重たくて寄せるのに必死だ。
さぁなんだ、いくつのサイズなんの魚だ











素晴らしいの一言。






ロンズをガップリ咥えてくれた50
黒点が非常に目立つ、黒い本栖湖レインボートラウトの捕獲に成功した。
今朝ご一緒させて頂いた相模坊主さんいわく、ブレイクを行ったりきたりしている居着きの個体とのこと。



スレンダーでめちゃめちゃによく引く筋肉質のブルーバックレインボー。
ブルーには引きは劣るが、ベイトをたらふく食べ、ムチムチに太った黒点が目立つグリーンバックや黒い本栖湖レインボー。



どちらも甲乙つけがたい。


どちらも最高に決まっている。




感無量で午前中の部を終えた。
50を1日で2本獲るという、私にはあり得ないことが起きた日だった。



そんな休憩中、私が尊敬しているフライマンの方Yamaさんからミノーを頂いた。



犀川で拾ったミノーを大切に私のために保管してくださったのだ。ありがとうございます。犀川も再チャレンジしてみます

この方はフライマンで釣り方は違うが、感性や釣り方が私は大好きで尊敬している。
釣果も人間関係も全てがうまくいった午前中の部を終えて、ゆっくり昼寝に入った。
夕方は朝が嘘のようにほとんど何も起きずに、2バイト1バラシのみで終わった。
9年間で226回本栖湖に通い、7本目の50となった。2024年では1月に獲ったやつを含めて3本目の50アップだ。
今から長崎で車中泊。明日は誰よりも先に長崎に降りたってみせる(笑)
明日8本目となる50を獲りたいと思う