いよいよ始まった栃木県釣行。
狙いはブルックトラウト。小学生の頃からブラウンに並んで憧れ続けていた外来魚だ。
一度でいいからこの目で拝んでみたい。そんな思いからはるばる山梨からここまで来た。
素晴らし過ぎる光景に度肝を抜かされる。今から22年前、親父に連れてきてもらった時は子供過ぎてこの素晴らしさの意味が理解できなかったが、大人になって改めて直面するともう言葉がでない。山梨には絶対にない光景。渓流?と一言では言い表せない、ヨーロッパの川の様だった。だから遠征釣行は辞められない。
湯川は『釣り人は紳士であれ』ということで、頭ハネの概念を無くしているとのこと。湯川の形状状、頭ハネは仕方ない。頭ハネをする方もされる方も笑顔で紳士に対応せよとのこと。そもそも湯川はガンガン上がってたくさん釣りまくるフィールドではない。ゆっくり自然と同化して楽しむところらしい。
けれど車中泊の前泊で誰よりも先に釣り場に入るをモットーにしている私は『頭ハネは嫌だなぁ』なんて思っていた。
が、この景色を見て納得した。
ガンガン登って楽しいか?そんなことしたらこんな素晴らしい景色を見逃してしまう。ゆっくりこの景色を楽しめればそれでいいじゃん。そんな思いになれた。
川に降り立つとまたまた圧巻の光景。
ずーーーーーっとライズしてやがる。そもそもずーーーーーっとユスリカ?が川の表面に大量にいる。それを狙ってブルック達がライズライズライズ。
これはフライマンの聖地だって言われるわ。納得した。
期待を胸にルアーを放り込む。
開始2時間。全く釣れなかった(笑)2時間前は↑の様な気持ちでいたけど、さすがに落ち込む(笑)というか嫌になってきた(笑)
先行者でもいるのか?やっぱり頭ハネは嫌だ嫌だ嫌だ。
思いきって林道を30分歩いてみることに。しかし歩けど歩けど誰もいない。さすが平日。出会ったのは登山のおじいちゃん一人だけ。気を取り直して再度入渓。
すると

帰り道の景色が本当に最高だった。
憧れのブルックトラウト。
湯川は最高のフィールドだった。ゴミが空き缶1つとウェットティッシュ1枚のみで、他には全くゴミが無かった。湯川全域が禁煙だから、タバコの吸殻すら一本も見かけなかった。年間1000以上は余裕でアングラーが入っているはずなのに、凄まじい数の魚達。
キャッチ&リリースが徹底されていた。
素晴らしい。素晴らしいけど考えさせられる。外来魚のフィールドがこれだけしっかり管理されてるのに、山梨の在来種のフィールドときたらもう。ゴミはあるわ、ヤマトの区間にニッコウを放す輩はいるわ、乱獲するわ、魚は減るわ。。。
外来魚問題。色々ありますが、湯川は最高でした。
今日は今から温泉。そして待ちに待ったビールで乾杯。明日に備えてゆっくりします。明日は湯川から離れて、別のフィールドで狙うは夢のゴールデントラウト。













