4:30起床。



地獄のホッカイロ作戦(ホッカイロを5個シュラフに忍ばせる)を行ったおかげか、一回も起きずに一夜を明けることができた。


今日こそは釣るぞ!!と意気揚々と準備に入ろうとしたその時!!!



靴がねぇ!!!!片方の靴がどこにもない!!!!








もう笑うしかない(笑)今回の旅は本当に精神的に参ったよ。降参だ。寒さで参ってる時に靴が盗まれるんだもん。


キツネかタヌキでしょう。猿は夜行性ではないから考えにくいし、熊はまだ冬眠かな?
嫁曰く、「ハクビシンずら?つーかとにかくキモいから早く帰ってこい」


だそう(笑)



だがそんなことでへこたれるわけにはいかん。靴下のまま雪を歩き、ウエーディングブーツに履き替えた。


6時釣り開始。辺りは明るくなる一歩手前。ここから30分できめなければ、ぐっと可能性が低くなる。


でもうまくいかないよね。岸際は凍っていた。竿先でチョンチョンすれば割れるぐらい薄いが、PEラインが傷付く恐れがあるしロッドが折れそうで怖い。凍ったガイドを溶かすことができない。


嫌な予感しかしない。しかも!!もう不運続きで呪われてるブログだ。

ラインが凍り始めた。。。。絶句だった。


本栖湖釣行でもちろんガイドやロッドが凍る事は当たり前にあることだが、ライン自体が凍るのだ。こんなことあるのか!??水から出たラインがガイドを通る前に凍りながらスプールに巻き取られるのだ。


北海道のアングラーは毎回こんな釣りをしているのか!??
あっという間にスプールは氷におおわれた。


もう嫌な予感しかしない。



10投目ぐらいだろうか?






バラバラ。


今まで聞いたかとがないような音と共にラインがぐちゃぐちゃにとびだしてしまった。

時間は6:15。開始15分足らずの出来事だった。



終わった。全てが。

泣きながら(半分嘘、半分ほんと)リーダーを結び変えることに。

結び終えた時はすでに6:45だった。(リーダー結び苦手なんです)



もう嫌だ。天を仰ぐとはまさにこのこと。
だがふと左岸側を見ると、左岸側だけは凍っていない。あそこでガイド溶かしながら、そして竿先を水の中に突っ込んでやれば、ガイドもラインも凍らずにスプールまで辿り着けるだろう。

10分かけて歩いた。ネオプレーンのウエーダーで厚着のこの時期の10分の徒歩は堪える。








すると移動中、子サクラかサツキを二匹岸際で確認。場所に着くとブレイク沿いでライズがあった。30程のサクラかサツキ。今季三回目のダムでようやく魚っ気を確認。

この冬の時期。遠くに遠くに飛ばそうと、深く深く沈めようとばかり思っていたが、意外にも岸近くにいるみたい。



ロンズ7センチをブレイクを舐めるように岸際を攻めてみた。










引っ張ってきたルアーが見えたその時!!!!




ドスン!!!!歓喜の瞬間だった。ブラウンが下から突如食い上げてきた。




もう必死過ぎて無我夢中だった。頼むバレんな!!!




よってきたブラウンを見て一安心。ロンズをガッツリ咥えている。これならバレんわ。











去年から通い始めて今日で28回目。高速代は小遣いから。金がないから行きだけは下道で通った。(行きは元気だからね(笑))










ようやく獲れたブラウントラウト。一番好きな魚。








良いヒレをしてる。







サイズは46だった。



目標には遠く及ばなかった。だが10年経っても20年経っても忘れることのない魚となった。



もちろん本栖ブルーは70アップを獲りたい。秋鱒なら40。ブラウンなら50。シイラならメーターオーバー。アマゴは尺。



などなど。デカイ魚を獲りたいに決まっている。だけど。靴は盗まれるわ、凍傷になりかけるわ、ストレスはたまるわ、28回目にしてようやく獲れた46センチのブラウントラウト。




素直に嬉しかった。






このカラーは最強。



すぐさま休憩に入った。雪の斜面?崖?を這いつくばって進んでいると。。。









靴があった(笑)さすがに笑った(笑)

タヌキの野郎、あまりの臭さに斜面に捨てたらしい。見付け出したら丸焼きにしてくれる。



休憩



長い昼寝からの夕方。ワカサギの群れを確認。ライズも10回はあったか?釣れる条件は全て揃ってるにも関わらず一匹も釣れなかった。バイトもなし。








そんなこんなで三日目が終了した。残るは明日のみ。夕方までやるつもりでいたのだが、朝7時から雪らしい。不本意だが、8時までやって帰ることにする。雪が弱かったらやるけどね。