あえてしずかちゃんに焦点を合わせて感想を書きます。

 

多くの人は第4話のしずかちゃんを見て、

 

「本当の悪者はコイツだった」

 

とか、

 

「サイコ野郎だった」

 

とかの感想を持つと思います。

 

確かにその通りかもしれませんが、私の感想はこうです。

 

「しずかちゃんが可哀想すぎる」

 

1話の感想ではありません。第4話を見終わった後の感想です。

 

子供が学校でいじめられ、家庭でも不幸、となると、誰でもこうなってしまう、と私は思います。

 

雲母坂(きららざか)ちゃんは学校の友達と一緒にいじめる側です。少なくとも学校に友達がいます。

 

東くんは学校では優等生で、勉強ばかりで友達はいませんが少なくともいじめられてはいません。

 

しずかちゃんは、学校で酷いいじめに遭い、家にはほぼ親がいません。

 

3人のメインの登場人物のうち、しずかちゃんだけが信頼できる人が誰もいません。

 

この境遇で多感な子供時代を過ごすと、少なくとも人を好きになることはないし、関心も持たないし、そもそもしずかちゃん自身が人生を諦めてます。

 

それが、

 

「どうせ何も変わらないよ。」

 

という言葉で象徴されます。

 

悲しすぎます。

 

全部で6話あるらしいのですが、5話、6話でどうなってしまうのか、現実的に考えてみると、しずかちゃんみたいな子が大人になると、人を操るなどして凶悪犯罪を犯すようになると思います。

 

時々、現実世界でもニュースでそのような凶悪犯罪が報道されることがあります。

 

でもアニメですし、子供時代の話なので、やっぱり最後は少年院に入るとかになるかもしれません。

 

それ以前に、しずかちゃんは犬のチャッピーがまだ生きてると信じていて、東京に会いに行く展開になりそうです。

 

チャッピー、生きてるわけがありません・・。またまた鬱展開の予感しかしません。

 

個人的には今年のベストアニメです。