10〜20代の若者の死因の第一位が「自殺」だそうです。
時期的にも、夏休み明け直前の自殺が多くなる傾向にあります。
この時期に「タコピーの原罪」が放映された意義は大きいです。
第6話で、この物語の最も重要なメッセージが伝えられます。
題名は「2016年の君たちへ」。「しずかちゃんへ」でも「まりなちゃんへ」でも、「あずまくんへ」でもありません。
「君たち(英語では「All of you」)」へのメッセージです。
「かわいそうだから」
「助けてあげよう」
ではダメだったんです。
特別な道具も必要ありません。
必要なことは、
ただそばにいて、話を聞く。
たったそれだけでした。
毒親の存在という現実は何も変わりません。
ですが、たった一人の「話を聞く相手」がいるだけで、世界は変わります。
死んだ目から、生きた目に変わります。
「おはなしが幸せを生むっピ!」
ボロボロに泣きました。
間違いなく、今年のベストアニメです。
