日本はアメリカ国債を世界で一番購入してる国です。

 

これをもって、

 

「日本は世界最大の債権国だから、アメリカは日本に刃向かえない

 

という人がいます。

 

最近のアメリカ国債の暴落(金利上昇)で、トランプさんが大慌てで関税の引き上げ実施を90日間延期したのを見て、「やっぱりアメリカは日本に借金してるから日本に逆らえないんだな。」と思ってこういうことを言ったのだと思います。

 

ですが、これ、歴史的に見ると「大間違い」です。

 

お金を借りた国は、借金をチャラにするために、お金を貸している国を滅ぼします。

 

これが歴史的な事実です。

 

別にアメリカが今すぐ日本を滅ぼすとは言ってませんが、歴史的な事実から言えば、こうなっても全く不思議ではありません。

 

だから、最近中国が不景気で、いつものように「中国が悪くなったのは日本のせいだー!」とかキチガイじみたことを言って攻めて来たとしても、これはむしろアメリカにとっては好都合です。

 

むしろ、中国やロシアと組んで日本を困らせてくることすら考えられます。

 

借金をチャラにするために。

 

「日本よ、お前、俺が守ってやってるんだから、まさか国債を売らないよな?」

 

「もし国債を売ったら、どうなるかは、分かってるよな?」

 

と言いながら、日本を牽制できるわけです。

 

ですので、国際関係においては、

 

「どこかの国がどこかの国に金を貸す」という行為は、むしろ状況を不利な方向に向かわせます。

 

これが歴史的な事実です。