以前、「実質賃金が2年以上ぶりに上昇した」ニュースが報じられた際、

 

「どうせまたすぐ下がる」と予想しましたが、

 

その予想が当たりました。

 

6月の上昇は、本来は7月分に組み入れられるボーナスの支給分を前倒しで6月分に押し込んだからです。

 

7月の上昇は、

 

「たった1ヶ月で下落に転じた」

 

と非難されないようにするため、6月分と7月分にボーナス支給分を分散して調整したからです。

 

この粉飾により、一応、「たった1ヶ月で下落に転じた」との非難をかわせました。

 

しかし、このボーナスを利用した粉飾もここまでです。

 

本来の実質賃金の軌道に戻りました。

 

この下落がいつまで続くことでしょうか?

 

減税など、可処分所得を増やす政策をしないと、増えることはありませんが、今の政治にそれが期待できるんでしょうか?