日銀の金利が0.25%に引き上げられましたが、これが事前にリークされているようです。
日経新聞が日銀が発表する前の午前2時にリークします。
これを受けて、デイトレーダー等の連中がドルを売り、円高が進行します。
その後、日銀が正式発表します。
日銀の発表前にリークされる時点ですでに問題があるのですが、もっと問題なのは、
日経新聞によるリーク前に円高が進行することです。
この理由ですが、
日銀が政府関係者経由で日経新聞にリークする過程で円買いしてる人がいる。
です。
これはインサイダー取引に該当する犯罪です。
情報の流れを見てみましょう。
1、日銀が政府関係者(政治家・または官僚)に事前リークする
2、政府関係者(政治家・または官僚)が日経新聞にリークする
3、日経新聞が発表し、さらに円高が進行する
4、日銀が正式発表する
この、1〜4の途中で情報を知り得る人がいますが、この人たちが円買いして儲けてる可能性があります。
容疑者は誰か、登場人物を見てみましょう。
日銀関係者、政治家、官僚、日経新聞社内の人物
円買いが開始される時間は午前0時30分から午前2時の間です。
このことから容疑者はかなり絞られます。
まず、日銀関係者は除外されます。日銀関係者はもっと前の時刻に情報を知ってるはず(多分夕方ごろ)だからです。
次に政治家、または官僚です。日銀が夕方頃に事前決定したとして、それを数時間後に政府関係者にリークします。(これはこれで問題ですが、ひとまず置いておきます)
つまり、政府関係者(政治家、または官僚)は夜にリークを受けるわけですが、その情報をさらに日経新聞にリークするまでには時間がかかるはずです。
ということは、日経新聞の社内の人物の可能性が高いと私は思うわけです。
日経新聞は深夜にリークを受けて、それを記事にまとめ上げます。そしてそれを午前2時にオンライン上にスクープ記事として掲載します。
文章の校正などで1時間程度かかるでしょうから、午前0時過ぎにリークを受け、午前2時に記事を掲載するまでの間に円買いして儲けてる可能性があります。
もちろん、日銀関係者、政治家、官僚、日経新聞社内の人物の誰かが、その間に別の第3者に情報を教えて、その第3者が円買いして儲けてる可能性はありますが、その場合でも、情報を教えた人も教えられた人も、インサイダー取引に該当するので両者とも犯罪になります。
警察権力を使えばこの時間に取引してる人物を特定することは可能なはずです。
鹿児島県警のように証拠を隠滅するために警察権力を使うのではなく、こういった犯罪摘発のために権力を行使してもらいたいものです。
