アメリカではテレワークが定着したことで、企業向け不動産価値が下落してるそうです。
日本ではテレワークがなかなか定着しないので羨ましい限りですが、そのせいでアメリカでは企業向け不動産価値が下落。それに投資していた地銀株が下落したそうです。
そして、アメリカの不動産に投資していた銀行が日本にもありました。
あおぞら銀行です。あおぞら銀行はこのあおりを受けて280億円の赤字を発表。配当を行わないことを発表しました。
銀行は法律で資本金を4%以上持つことが義務化(アメリカは4.5%以上)されているそうです。
今回のアメリカの不動産価値下落を受けて、あおぞら銀行は資本金比率が9%を割り込んだそうです。
4%は優に超えてるのですが、あおぞら銀行としては余裕を見て9%以上にするとのことです。
ある意味健全です。
アメリカの地銀ニューヨークコミュニティバンコープ(NYCB)は、資本金比率が4.5%を割り込んだため、ギリギリ4.5%を超える程度の資本の増加を発表しましたが、こんな法律ギリギリの増加で大丈夫なの?!と言われています。
確かに、この程度の増加では、不動産価値がさらに下落したらアウトです。
一方、あおぞら銀行株は翌日には急騰。これは新NISAで指値買い(特定の価格になったら自動的に買う)設定されていたためと言われていますが、「9%だからまだ余裕あるじゃん」って感じで安心買いが入った可能性もあります。
理由は分かりませんが急騰したのは事実です。
日本にもあおぞら銀行だけじゃなくて、他にもアメリカの不動産に投資してた銀行がありそうなものですが、近いうちに何かしら発表されるかもしれません。
