月に着陸すること自体は日本はアメリカ、ロシア、中国、インドに続く世界で5番目の国になったらしいです。

 

ところが、この着陸の本当に凄いところは、月の同じ地点にピンポイントで着陸させたことにあるらしいです。

 

これは世界初の技術で、どの国もまだできていません。

 

例えば月面基地を作ろうとした場合、同じ場所に何回も物資を運ぶ必要がありますが、バラバラな場所から1箇所に物資を運ぶよりは、最初からピンポイントで同じ場所に着陸させた方が効率が良いわけです。

 

そもそも月面ではGPSが使えないのでどうやって場所を把握するんだって問題があります。

 

この問題を、今回のピンポイント着陸が解決するわけです。

 

これは大きな一歩です。

 

月面のどこにSLIMがあるかは分かっているので、そこを起点にして調査ロボットを目的の地点に移動させることが可能になります。

 

なお、SLIMはエンジンが破損し、上下逆さまにひっくり返ってしまったそうで太陽光パネルが下向きになってしまったそうです。

 

しかし、太陽光パネルはかろうじて西側を向いてるそうなので、月の公転によって2〜3月頃には太陽光が当たるようになることが期待されているそうです。

 

太陽光が当たれば再稼働してまた調査が行えるようになるそうで、これは今後の調査に期待が持てます。

 

そして今回SLIMの写真を撮ったのがタカラトミー超小型ロボットSORA-Qです。名前の付け方もチョロQみたいでおもちゃメーカーらしく遊び心があります。

 

SORA-Qは最初からどんな姿勢に転がっても姿勢を戻すことができるようになっていて、これが今回は大きな貢献をしています。

 

重さはたったの250グラム。直径8センチ。

 

この小ささ、軽さで、姿勢を戻し、写真を撮影し、データを送信するわけです。しかも宇宙で。

 

SORA-QがなかったらSLIMがどんな姿勢になってたかも分からなかったはずで、SORA-Qの貢献も非常に大きいです。

 

タカラトミー、凄いです。