松本総務大臣が秋にも楽天モバイルにプラチナバンドを割り当てると明言しました。
これは楽天モバイルにとっては大きなニュースです。
そこで、割り当てられるプラチナバンドについて、そして実際に使えるようになる時期について調べてみました。
まず、割り当てられるプラチナバンドですが、700MHz帯という、かつてテレビ放送で使われていた帯域です。
これがデジタル放送への移行に伴い、使われなくなったままの帯域が残っていました。
堀江貴文さんも、
「なんでこの帯域使わせないの?放送業界の既得権益じゃん。」
みたいなことを言ってた、あの帯域です。
それが、今回NTTドコモからの提案と、そして既存のテレビ放送に影響は出ないと確認されたことで、晴れて使えるようになりました。
で、この新たに使えるようになった700MHzの帯域ですが、収容人数は最大1100万人です。
楽天モバイルは現在500万人程度なので、余裕で倍以上の人数が使えるようになることになります。
そして、この帯域は携帯機器の標準化を行う3GPPによって標準化されているため、既存のアンテナに何らの変更を加えることなく即日使えるようになるようです。
特に楽天モバイルの場合、基地局の仮想化技術が進んでいるため、本当にソフトウェアの設定変更だけで即使えるようになる可能性があります。
つまり、楽天モバイルの「2024年当初から使えるようにする」という目標が、ほぼ確定したどころか、うまくいけば2023年度内にもプラチナバンドが使えるようになる可能性が出てきました。
長年各キャリアの嫌がらせ?でなかなかプラチナバンドの割り当てが進まなかった楽天モバイル。これは久しぶりに良いニュースでした。
それにしてもNTTドコモの懐の深さです。企業イメージ爆上がりです。
