塩野義製薬のコロナ治療薬「ゾコーバ」が緊急承認されたと話題です。
初の国産治療薬ということで、ニュースでも大きく取り上げられていますが、この薬の効果に疑問を呈する論客がいました。
数量政策学者の高橋洋一さんです。
高橋洋一さんによると、治験結果を見る限り「プラシーボと同じ程度の効果しかない」とのことです。
そもそもこのゾコーバですが、今年初め以降、緊急承認を求めて数回に渡って治験結果が提出されたそうですが、そのいずれも治験結果では「効果無し」判定をされて承認されなかった薬です。
それが、今回はコロナ患者急増に伴って急に承認されました。
承認の理由が、「熱を下げる効果が推定される」とのことだそうです。
熱を下げる効果が確認されたわけではありません。
ニュースで大々的に取り上げられる数日前から、承認されるんじゃないかと噂が流れ始め、塩野義製薬の株価は目下爆上げ中です。
何やら政治的な賄賂的な匂いがプンプンするのは私だけでしょうか。
数ヶ月後にインサイダー取引で誰かが逮捕されるんじゃないかと心配です。
国産企業なので応援したい気持ちは山々で、そういうこともあって急遽承認されたのかもしれませんが、こういうことはきちんとしてもらいたいものです。
