ゆうちょ銀行が東芝に500億円を出資するそうです。
そこで、ゆうちょ銀行と東芝のこれからについて、予想してみました。
まずはゆうちょ銀行。
1、エリート官僚系のバカ経営者がいなくなった
かつてはオーストラリアの物流会社への投資で大損こいてましたが、あの時の外資企業に投資しまくるバカ経営者は退陣しました。
2、直近の利益は減益でも他銀行よりはまし
4-9月期は22%の減益だそうですが、これは円安と諸外国の金利が上がったことのダブルパンチによるものだそうです。
しかし逆に言うと、日本の大手銀行が軒並み70-80%の減益の中、このダブルパンチを喰らっていても22%程度の減益で、かつ利益が出せている堅実経営ができていることになります。
3、日本の企業に投資するようになった
バカ経営者がいなくなったことによるものが大きいのですが、今年は国内のベンチャー企業などに投資する投資ファンド運営に本格参入すると発表しました。
日本の政府系銀行なのに今まで国内の企業を育てることをしてなかったの?!という批判もあるかと思いますが、とにかく日本国内の投資を増やすそうで、これは応援したくなります。
次に東芝です。
1、エリート官僚系のバカ経営者がいなくなった
東芝社内で政治闘争を繰り広げた挙句、フラッシュメモリという、今では世界で最も普及している東芝が発明した半導体技術を外国にただ同然で提供したバカ経営者は退陣しました。
このバカ経営者、米国の原子力会社を巨額の金額で買収しましたがその後不正が発覚して大損をこき、挙げ句の果てに自社も粉飾決算を起こしましたが未だに逮捕されてません。おかしいだろ絶対。
2、量子コンピュータ技術など世界最先端の技術を保有
東芝は量子コンピュータと呼ばれる技術を筆頭に、原子力や半導体などで世界最先端の技術を保有しています。
この技術をかつてのように外国企業に明け渡さないことを期待したいですが、かつてのバカ経営者はいなくなったことですし、さすがに同じ愚は犯さないでしょう。
3、買収で健全化するかは未知数
東芝は分割されて非上場になり、ハゲタカ外資に買収されそうになりましたが、なんとか踏みとどまって国内企業で居続けそうな感じになってきました。
しかしまだ未確定で、かつ国内企業で居続けられたとしても巨額の負債は残るようです。
これを長期的に利益が出せる企業になるかどうかが勝負を分けると見られますが、今のところは世界最先端の技術力があったとしてもまだ将来は未知数です。
ということで、未確定要素は多いものの、総じてバカ経営者はいなくなったことが大きいと個人的には思ってます。
いずれにしても日本の企業なので頑張ってもらいたいと思います。
