日本政府が国内8社と合同で5年後に2nmの新しい半導体の量産を目標に新会社Rapidusを設立するそうです。
Rapidusとは、ラテン語で「速い」という意味らしいです。その参加企業ですが、
1、ソニー
イノベーションに定評あり
2、トヨタ自動車
世界一の自動車会社
3、デンソー
ロボットアームでは世界一の技術力
4、NTT
日本一の通信会社
5、NEC
かつてはPCのリーディングカンパニー
6、ソフトバンク
ソフトバンクG過去最大の黒字で「ARMとともに実業に本気になる」と孫さんが宣言
7、三菱UFJ
日米で活躍する資金力潤沢な金融機関
8、キオクシア
元東芝の半導体会社で、フラッシュメモリーを発明した会社
錚々たる企業群です。
若干かつての栄光にすがってる感はなくはありませんが、日本に冷遇されて海外に出て行ってしまった半導体技術者を呼び戻すらしく、これは期待が持てます。
日本は現在でも半導体を製造する機械の技術力と、資源の生成する技術力では世界一です。
考えてみれば、半導体製造装置も世界一の技術で作れて、半導体の資源も世界一の技術力で作れるのに、肝心の半導体そのものを作る技術で海外に遅れをとってるのが不思議でしょうがありません。
ここまで成功する条件が揃ってるのに失敗する方が難しいんじゃないか、と思いたくなります。
唯一、失敗するとしたら、トップに立つ人の資質かもしれません。
日本では官民一体で何かすると、大抵は無責任体質になって失敗するのですが、このトップの資質が日本では一番難しいところかもしれません。
官僚と政治家が口を出しちゃうんだなーこれが。
