NHKの朝ドラを1週間見た感想です。

 

その前に、前作「ちむどんどん」ですが、ご都合主義の展開だったり、主人公が生意気だったりと、何かと叩かれて視聴率も振るいませんでした。

 

でも、あれは主役の黒島結菜さんが悪いんじゃなくて、制作側が現実の世の中を知らない世間知らずだったというのが一番の原因だったかと思います。

 

黒島結菜さんがNHK朝イチにゲスト出演された時、ドラマ通りの生意気な小娘なのかと思ってたら、素はめちゃくちゃ内気そうな感じでおとなしかったのを見て、

 

「あぁ、あの生意気なシャクに障る感じはやっぱり演技だったんだ」

 

というのを認識して、

 

「やっぱり演出がダメだったんだなぁ。黒島結菜さん、かわいそう。。」

 

と思ったものです。

 

そんなNHKの朝ドラですが、現在放送中の「舞い上がれ!」は面白いです。

 

主人公は体の弱い小学生です。

 

現実の世の中を見ても、小学校の頃って休みがちな体の弱い小学生がクラスに1人位はいたものです。

 

そんな現実にありそうな感じ、「そういうことってあるよね。」みたいなのが上手く取り上げられてます。

 

だからドラマにも入り込めます。

 

ドラマに入り込めるので、主役の妹さんが工作でけん玉を作ってお兄ちゃんがそれで遊んでるのを見ただけでも

 

「ウゥッ!(涙)」

 

となります。けん玉にはお兄ちゃんが良い学校に進めるように「合かく」と書いてあります。

 

子供が工作して兄弟で遊んでるのって、現実でもありがちなシチュエーションじゃないですか。

 

小学生が無邪気に遊んでるだけなんですけど、

 

「なんて良い兄弟なんだ。。。」

 

ってなります。

 

前作「ちむどんどん」の演出では、「そんなことにはならへんやろ。現実はそんなに甘くない。そんな奇跡は連発せぇへんで。」

 

となっていた感想が、

 

今作「舞い上がれ!」では、「うん、そういうことってあるある。あるよね。。(涙)」

 

なんです。

 

この演出の違い、分かります?単純に原作が違うというのもあるかもしれませんけれども、私は演出の仕方が違うんじゃないかと思ってます。

 

ということで、今のところまだ子供時代だけですが、もうずっと小学生のままでドラマが進めば良いのに、と思ってるくらい面白いです。