クレディスイスソフトバンクを訴えたそうです。


なぜ?と思ったので調べてみました。


ソフトバンクはビジョンファンドの一環としてベンチャー企業のグリーンシル社に投資していたそうです。


1、ソフトバンクがグリーンシル(イギリスの金融ベンチャー)に投資

2、グリーンシルは投資資金としてクレディスイスのファンドを利用して投資家を集める

3、グリーンシルがオヨホテルなどのビジョンファンドに投資

4、コロナショックでビジョンファンドの投資先の事業が停滞、または破綻

5、コロナショックで投資家がお金を引き上げる

6、グリーンシルが資金を回収できず破綻

7、クレディスイスがグリーンシルから資金を回収できず大損害


ということで、ざっくり言うとグリーンシルもオヨホテルもソフトバンクのビジョンファンドです。


そのビジョンファンド内でお金をぐるぐる回しとけばよかったんですが、クレディスイスを巻き込んでしまったと言うことです。


クレディスイスに言わせると、


「ソフトバンク、お前ビジョンファンドがやばくなってるの知ってたよな?なぜ我々を巻き込んだ?」


と言うことみたいで、ソフトバンクに言わせると、


「私の会社じゃありませんから全く知らないことでございます。」


ってことみたい。


クレディスイスの立場に立つと、確かにソフトバンクは投資家としてだいぶ早い段階でビジョンファンドがやばくなりつつあるのは知っていたはずです。


ソフトバンクの立場に立つと、ソフトバンクもビジョンファンドに投資して大損害を被ってるので意図的ではないと思います。


もしこの訴訟でソフトバンクが負けてしまった場合、3000億円以上を支払わなければならなくなり、ただでさえ3兆円以上の赤字なのに、さらに損失が膨らみそうです。


最悪なのは、ソフトバンクが資金回収できないのを知っていてグリーンシルにクレディスイスから資金を集めさせていたと認定された場合です。


これは意図的なので国際的な詐欺事件になる可能性も0とは言えません。


ソフトバンクは通信会社じゃないと言われて久しいですが、アリババ株も近く全部売却するんじゃないかと言われていて苦難は続きそうです。


個人的にはアリババの株なんかそんな大量に売れるの?(買う人いる?)という疑問もあるのですが。。