中国企業のSMICが7nmの半導体の開発に成功したと報じられました。
あのインテルを差し置いて、急にSMICが最先端に浮上してきました。
日本のCIA(略してJCIA)を自称する自分としては、ここで中国の戦略が透けて見えてきたわけです。
半導体はコンピュータ、ひいては世界を支配するための道具です。
ここで事実だけを列挙してみると、
1、世界中で半導体が不足している
2、台湾TSMCが在庫はあるのに半導体を値上げ
3、中国のコロナ対策で物流がストップ(その影響で各国企業の新製品開発が遅れている)
4、世界の半導体開発は停滞、もしくは遅延している(TSMC、インテルも)
5、中国SMICが最新の半導体の開発に成功
世界で新製品の開発が停滞しているのは中国の影響が大きいです。
そして世界で新製品の開発が停滞している間に中国企業が急に半導体開発で最先端に躍り出てきました。
台湾TSMCの技術が盗まれた可能性が高いそうですが、TSMCは中国共産党と繋がってる可能性があって、そこから流出したんじゃないかと言われています。
これ、はっきり言ってしまうと、
中国の戦略によって世界の技術開発が停滞し、その間に中国が最新の技術を乗っ取っている
という事です。
半導体はパソコンはもちろん、おもちゃから携帯、自動車、タグ、洗濯機や冷蔵庫、テレビなどの家電、最近では電灯などのスマートホーム関連製品にも、ほぼ全てに搭載されています。
日米が最先端技術の開発で協力する経済安全保障協定を結びましたが、SMICの7nmの歩留まりが悪いうちに早急に次の最先端技術を開発しないと、本当に大変なことになるかもしれません。
