後輩にペットボトルを投げつけてパワハラでテレビから姿を消した芸人の木下さん。
その相方の方の木本さんが今度は投資詐欺で逮捕されるんじゃないかと噂になっています。
なんでもSTEPNと言って、スニーカーを履いて歩くだけで数万円もらえるらしいです。
その詳細ですが、
ブロックチェーンとNFTを組み合わせて歩くだけで仮想通貨がもらえる、というものです。
しかもスニーカーにはクオリティとレベルというものがあって、それらが上がれば上がるほどスニーカーの価値は上がり、高額になっていくそうです。
しかし聞けば聞くほど何だかどこかで聞いたことある言葉のオンパレードですごそうなのに、なぜ儲かるのかはよく分からない、分からないけどなんとなく分かったような気になります。
これ、今となっては典型的な詐欺です。
似たようなものにVyvoというのがあって、こちらは時計を腕に付けてるだけで体温や血圧などの収集したデータを販売して仮想通貨が貰えるというものです。
しかし、その肝心の時計は健康器具の認定を受けてなくて情報は不正確、というかほぼハズレ。
それなのに、「その(不正確な)健康情報は超重要だから売れる!」という矛盾。
これら投資詐欺のタチが悪いのは、口コミで広がるマルチ商法ということです。
特に夢を追い続ける若者。コンピュータに疎い人、お年寄りなどが騙されます。
どこかで聞いたような最新のワード(しかし意味は不明)を多用して何だか凄そうと思わせておいてケムに巻きます。
お金を数十億から数百億集めたところでマルチ商法のトップにいる連中はドロン。姿を消します。
この時に中間層以下の一生懸命ただ同然で働かされてたマルチ商法の中間幹部は騙されたことに気付きますが、その時はもう遅いです。もちろん、最下層には何十万もお金を払った可哀想な人たちが大勢います。
最近はこんな投資とマルチ商法を組み合わせたタチの悪い詐欺が横行していて、警察が全く動かないので何やってんだ警察は!と憤りを感じてたのですが、やっと、というか、ついに動くようです。
これら投資詐欺の見分け方ですが、
1、仮想通貨を扱っている
仮想通貨を扱うには金融庁に登録する義務があります。
それをしてないのに仮想通貨を扱うことは法律違反(=犯罪)です。
金融庁のHPを見れば登録業者が見れるので、業者名が載ってない場合は詐欺の可能性が限りなく高いです。
2、仮想通貨は将来公開されるから今は未公開です、とか言う
これは昔からあった未公開株の投資詐欺と同じ手口です。
今は未公開で将来公開されるからかなり値上がりするはず、とか言います。
未公開株や仮想通貨を公開する前にあなたに教えるわけがありません。
もし教えたとしたら、それはインサイダー情報で、それを教えること自体が法律違反(=犯罪)です。
1、2を見分けて、もし該当すると思われた場合は早急に消費生活センターに相談して取り返す手続きを教えてもらうことをお勧めします。
消費生活センターは相談件数の統計を取っていて、相談数に応じて警察が動きやすくなります。
STEPNは被害がかなり出ていて相談件数も多かったと言うことでしょう。
次の本命はVyvoでしょうか。被害金額は数百億円に上るはずです。
いずれにしてもこれらのタチの悪い投資詐欺+マルチ商法は早く捕まって相応の処罰を受けてもらいたいものです。
