久しぶりに朝ドラらしい朝ドラで、個人的には好きなドラマなんですが、
世間では都合の良すぎるストーリー展開と主人公の身勝手な性格に批判が集まっているそうです。
言われてみれば確かに、
・主人公が上京したその日に沖縄県人会の会長と出会って寝床を用意してもらう
・そのまま就職口(しかも希望通りのレストラン)を紹介される
・自分を雇ってくれた人(社長)に対決を申し込む
・かつて好きだった人と偶然同じ職場で出会う
とか、色々とツッコミどころは多いです。
しかし、自分はそんなことよりも、
「男はつらいよ」の寅次郎へのオマージュを感じてしまい好きなんです。
主人公が写真を撮るときに「チーズ」を思い出せずに、「バター」と言うのは、寅次郎が語った面白話そのものです。
お兄さんの性格が寅次郎にそっくりで、道端で物を売る時にサクラを使って(しかもサクラが東大卒の設定)商品がばか売れしたり、「男はつらいよ」に出てきたエピソードそのものです。
盗作?と言われてしまえばそうかもしれませんが、どちらかというとオマージュを感じるのです。
自分、「男はつらいよ」は流石にリアルタイムでは見れていないのですが、とあるサブスクで最近全50作見て、ゲラゲラ笑ったので、ちょっとした小話でも覚えてたりします。
ちなみに「男はつらいよ」は、第17作「夕焼け小焼け」が一番好きです。
その次は第10作「夢枕」かな。その次が第14作「子守唄」でその次が第24作「春の夢」。
どれも甲乙つけ難く面白いです。
ほぼ全部面白いですけれども。
朝ドラの感想書くつもりで寅さんの感想になってしまったのは、「ちむどんどん」の雰囲気が全般的に明るくて爽やかで気持ちが良いということを言いたかったからです。
