現在の円安水準は2〜3年は続きます。
理由はアメリカのインフレがそんなに早く治るとは思えないからです。
FRBは利上げを1年間は続けます。
その効果が効いてくるのに早くても1年かかります。つまり少なくとも2年は利上げの維持が続きます。
一方で、日本もインフレになったとはいえ、たったの2 %程度で、しかもそのほとんどは原油高とウクライナ戦争(小麦など)によるものです。
日本は実体的にはいまだにデフレです。日銀がそんな中で利上げをすることはありえません。(日本を滅ぼしたいバカ財務省とその関係者が日銀総裁になれば別ですが)
ウクライナ戦争は今年いっぱいは続くと見られていて、アメリカも(兵器産業が儲かるので)戦争を引き伸ばしたいと思っています。
つまりインフレによるアメリカの利上げ圧力は少なくとも 2年間は続き、その間、日本が利上げをすることはあり得ません。
問題はその間、日本の企業と政府がどう動くかで、もし日本企業が国内で物を作る国内回帰を早々に実現し、政府も国内産業に投資を行えば、これはかつての日本産業が復活することになります。
そして、中国とロシアを敵対視するアメリカの戦略にとっても利益となるはずで、この国内回帰の動きをアメリカが邪魔するとも思えません。(中国よりは日本が繁栄した方が良いからです)
このことにより早く気づき、国内回帰を早々に実行する企業には繁栄が待っています。
そして、もともと日本国内で製造している企業も繁栄するでしょう。
というか、国内製造を続けていた企業はすでに好決算が出始めています。
さて、日本復活の流れに早く乗れる企業がどれだけいるでしょうか。
日本企業の経営者の決断力が試される時です。
