予想通りですが、とうとう正式に認知されました。

 

5ヶ月連続の景気指数悪化。リーマンショック級。

 

舛添要一さんの元嫁で、財務省の犬片山さつきさんは、以前から消費税増税直後に景気が悪くなった原因を

 

「台風のせい」

 

と仰ってました。

 

去年だけ特別に台風が来たらしいです。台風って毎年来て被害与えてませんでしたっけ?

 

そして新型コロナの猛威で景気指数がさらに悪化することが予想されます。

 

下手すると6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月連続悪化ってこともあり得ますし、オリンピック終了でさらに悪化が予想されます。

 

財務省的には景気が悪くなった良い言い訳ができたわけで、今度は

 

「新型コロナウィルスのせい」

 

と言うのが容易に予想できます。馬鹿でも考えつく言い訳ですが、それでは10月の消費税増税直後から急に悪くなってる理由になりません。

 

もっとひどいのはお年寄りの洗脳のされ方です。

 

親戚のお年寄りに説明しようとすると、お年寄りってしょっちゅう病院に行ってるものですから、「消費税は上げないといかん(本音は自分の医療費を減らしたい)」と言うばかり。

 

「消費税を上げると税収が下がる(事実、医療費は上がってる)」って口をすっぱくして言っても、それが理解できないようなのです。

 

普段から新聞やテレビばっかり見てるので完全に洗脳されてます。

 

この様にして財務省によるデマゴーグ(扇動活動)は成功してるわけですが、デマゴーグによって不安を煽られた国家がどうなるかは、塩野七生さんの「ギリシア人の物語」を読むと痛いほど分かります。

 

かつて繁栄を謳歌したアテネは、デマゴーグによって死んでしまいました。

 

ソクラテスは理想的な政体は「独裁政治」と言っていて、一部の人からは嫌われています。

 

しかし当時のアテネは一応民主国家ではあっても、詭弁家のデマゴーグによって民衆が不安に煽られ、扇動させられます。

 

そして完全に衆愚政治と化したアテネは、かつてアテネを繁栄に導いた優れた政治家を次々と死刑に処します。

 

ソクラテスはそれに嫌気がさしていたというのがあると思います。

 

事実、そんなことを説いていたソクラテスは詭弁家によって裁判にかけられ、処刑されてしまいます。(国の判断には従うのが「善」だという、彼なりの判断で自分から毒を飲んだというのもあるのですが)

 

10数年ぶりの景気指数悪化というのを聞いて、もっと歴史に学ぶべきだという思いを強くした今日この頃でした。