宮迫さんと田村さんの会見を見るにつけ、吉本興業の悪質さを考えずにはおられません。
これは個人と吉本興業という組織、権力との戦いでもあります。
もちろん、一番悪いのは反社会的勢力で、こいつらをまず社会から抹殺しなければなりません。
しかし、吉本興業は所属芸能人に対する事務所としての役割を果たしていません。
所属芸能人が直接営業したのが悪いと言われるかもしれませんが、それにしても芸能人は吉本興業に所属する社員みたいなものです。いや、ファミリーと言うからにはもっと強い関係かもしれません。
事務所というのは、所属する芸能人が、こういうトラブルに巻き込まれた場合に守るためにあるものです。
もしそれをしないのであれば、ただ仕事を紹介してピンハネするだけの暴利をむさぼる悪質な企業ということになります。リスクゼロでピンハネし放題です。
これは派遣会社等より悪質です。
派遣会社でさえ、こういったトラブル対応はしてくれるはずです。でなければ、本当に社会的に存在する意味がなくなるからです。
吉本興業は仕事に対して契約書さえ交わしておらず、トラブルがあった場合に所属芸能人を守るための証拠が残りません。派遣会社などと違い、仕事に対して契約書を作成する手間さえかかっていません。
契約書さえ残さないとすれば、仕事を請け負った金額がいくらで、所属芸能人にいくら渡したかも証拠が残らないようにしていると思われても仕方がありません。
今回のは所属芸能人が直営業で勝手にやったことだと突き放してしまえば、法的にはそれは問題ないのかもしれません。
しかし、普段から兄さんとか姉さんとか、ファミリーとか呼んで大幅にピンハネしているのであれば、こう言ったトラブルがあった時には全力で守ろうとするのが家族ってものではないでしょうか?!
