今世界では次世代の自動車と言えば電気自動車(EV)と言われており、トヨタ自動車の燃料電池車は世界に取り残されるのではないかと言われています。
しかし、燃料電池車は時代を先取りし過ぎてしまったから世界から認められてないんだ、と勝手に思ってます。
その理由を説明する前に、EV車の普及が終わった世界があるとします。
EV車が当たり前の世の中になると、以下の問題が発生します。
1、電池の充電に時間がかかる
EVは当たり前ですが電池に充電する必要があります。
充電するのには最低2〜30分程待たなければなりません。
充電スタンドで2〜30分も待てませんし、行列になったり下手すると渋滞の元になります。
2、充電料金に不平等感が発生する
当たり前ですが電池は経年劣化でヘタってきます。
充電スタンドで充電するシステムの場合、この電池のヘタり具合で同じ電力を給電しても充電率が変わってしまうと言う、かなり不公平な事態が発生します。
ヘタってくると充電時間も伸びます。
上の2つは、どんなに技術が進んだとしても避けられない問題です。
EVが当たり前になると、必ず上の2つの問題に直面することになります。
その時、燃料電池車の価値が見直されるはずです。
何故なら、燃料電池車では上の2つの問題は起こらないからです。
燃料電池車の利点
1、充電の必要がない
当たり前ですが現在のガソリンスタンドと同様に水素を注入するだけです。
5分もかかりません。
燃料電池車は水素と電力のハイブリッド車なので、水素で走行する間に電池に充電できます。
2、不平等感は発生しない
経年劣化で電池はヘタリますが、そもそも水素を供給するので不平等なことにはなりません。
じゃあ、何故世界は今、EV主導で行こうとしているのでしょうか?
その理由は、世界はハイブリッド車を作れないからです。
現在のガソリンと電気のハイブリッド自動車を生産できるのはトヨタ自動車だけです。
EV車がある程度普及した段階で、必ず上の2つの問題が発生します。
そうすると、やっぱり燃料電池車の方が良かったよね?ということになります。
その時に日本は世界に打って出れば良いと個人的に勝手に想像しています。
だからEV車で遅れをとっている方が、むしろ日本には都合が良いと思っています。
世界がEV車の不便さに気づく頃に、日本はEVと水素のハイブリッド車を世に出し、水素ステーションを普及させ便利さを供給すれば良いからです。
