第3話を見終わっての感想です。
アニメ版の雰囲気を極力壊さないようにと、本当に気が使われていることが分かりますし、それだけアニメ版をリスペクトしていることが見て取れます。
戦時中の本当に食べ物が制限されていた時代なのに、悲壮感が全く感じられず、なんならあんな時代なのに幸せそうでもあるという、逆境に対する普通の日本人の強さみたいなのが描かれているのは、アニメ版を受け継いでいると思います。
そうは言っても、どうしてもやっぱり原作から話が離れるに従い、その内容からリアルさが失われつつあるような気がして仕方がありません。
視聴率がだんだん落ち込んできているようですが、このドラマに関しては戦争を前面に押し出すことはやめた方が良いと思います。
戦争を前面に押し出したドラマなり映画はもう嫌という程あるからです。
単なる反戦ドラマにしないで、ただ当時の普通の生活をリアルに丁寧に描いていけば、受け取る側がそれぞれに何かを感じるドラマになると思います。
伝える側が何らかの伝えたいことを主張した時点で、このドラマは原作を愚弄したことになりますし、独自の価値を失ったことになります。
今後どんな展開になるか分かりませんが、原作またはアニメ版を貶めるようなドラマにならないことを祈るばかりです。
