日本企業を見ていると技術者軽視に驚かされる事があります。
1、技術者に対する報酬が極端に少ない
世界に革新をもたらすような発明をしても、その利益は企業のものになります。
利益のほとんどは企業の内部留保で労働者には回りません。
2、リストラされるのははぐれ者
特に大企業に多いですが、リストラ対象にされるかどうかは、技術力の差より上司の好き嫌いが優先されます。
生き残るのは、良い人か、世渡り上手な人。そこそこの人柄でそこそこの技術力があれば、生き残りますが、超技術力がある人で異端児な人、頑固者、無口、変人などの人はリストラ対象です。
だから大企業には良い人が多いです。ただし技術力はありません。
3、ベンチャーと大企業への対応の格差
技術力を持つ人が頑張って起業したとしても、日本社会では厳しい目で見られます。
一方で、大企業ならば犯罪を犯したとしても処罰されない場合が多いです。
それは最近の大企業による粉飾や違法行為に対する検察の動きを見れば明らかです。
大企業には政治にコネがあったり、人が良い世渡り上手のトップ(ただし法を守らない犯罪者)がいますが、中小企業やベンチャーにははみ出し者が多く、検察からすれば大企業のトップには優しく、その他には感情的に嫌いなので逮捕に動きます。(韓国ほど酷くありませんが、これで日本は法治国家と呼べるでしょうか?)
自分、個人的に堀江貴文さんという人の話す内容は好きになれませんし、人を見下した物言いとかも感情的には全然好きになれません。ですが、この人は世の中を良くしようと行動はしています。(人の正体は話す内容より行動を見ろということです。)
結論:技術者軽視を辞めなければ日本が危ない
日本は技術力で発展してきたという歴史があるのに、歴史を暗記だと思ってる人たちが上に立ったことで、どんどん衰退してきました。
特に高度経済成長時代の団塊世代の人たちが、「残業して乗り切る」などの「根性論」をいまだに振りかざしたり、下にいる人たちが残業代欲しさに無駄に残業するなどで、労働生産性はいっこうに良くなりません。
小さい企業で成長過程にあるベンチャーに対しては少々のことは多めに見て、大企業に成長した段階で初めて今くらいに世間の目を厳しくするとかした方が良いと思います。
