泡坂妻夫さんは推理小説界では有名な人らしいのですが、自分、知りませんでした。
このお方、もうお亡くなりになったそうなんですが、何でも紋章上絵師という職業のかたわら、小説を書いたという異色の経歴の持ち主です。
で、本の内容ですが、すごい!面白いっ!
超能力を持つ教祖が興した新興宗教と、次々と亡くなってしまう関係者。それを調べるは主人公のヨギ・ガンジーというエセ手品師です。
自分、推理小説とかってあんまり読まないんですが、この本は大ヒットでした。久しぶりに一気読みです。
赤川次郎さんとかが好きな方は絶対に気に入ります。いや、赤川次郎さん程度の話じゃ満足できない体になると思います。それ位、面白いです。
エドガー・アラン・ポーが推理小説のジャンルを確立した人なのに対し、このお方で推理小説の枠は壊されたと言っても良いのではないかと、個人的には思いました。
映画で言えばM・ナイト・シャラマン監督が近いのかもしれませんが、絶対に映画化は不可能です。
