アップルがiPhone 7 / PlusとAirPodsを発表しました。
中でも話題なのが、耳からうどんがたれてるみたいと評判のAidPodsです。
ワイヤレス大好きのアップルがやっとイヤホンにもワイヤレスを導入したわけですが、少し不安な点があります。
不安1、音質は良いのか?
AirPodsの対応機種として、iPhone 7は言わずもがなですが、iPhone6やiPod touch(第6世代)も対応しているそうです。
そうすると、規格上、iPod touchの第5世代はBluetooth4.0対応で、第6世代はBluetooth4.1対応なので、AirPodsはBluetooth4.1以降を使用していると思われます。
Bluetooth4.0と4.1の違いはほとんど無いのですが、4.1の方は通信の効率化+省電力化+電波干渉を受けにくいというのが一番の違いみたいです。
従来のBluetooth4.0のイヤホンでは通信が途切れたり、遅れたり、ノイズがのったりというのを、Bluetooth4.1で克服したとアップルは判断したのだと思います。
しかし、個人的にはBluetooth5まで待ってから発売しても良かったんじゃないかと思わなくもありません。Bluetooth5は通信速度が2倍(2Mbps)になるので、高音質化にかなり余裕が出てくるはずなのです。
実際の音質はどうなのか、発売されてみないと分かりませんが、低音質なBluetoothイヤホンがまだ結構ある中で同じ規格を使ったアップル製イヤホンがどこまで音質を良くできるか、今は待ちたいと思います。
不安2、ボリューム調整がやりにくくなるのでは?
アップル製の従来のイヤホンで特徴的なのが、右耳の下にたれている各種ボタン類でいろいろな操作が行えることです。音量調整はもちろん、早送り、次の曲、前の曲に戻るなど、いろんなことができます。
しかし、AirPodsではこれらのボタンがバッサリ削られ、Siri頼みになりました。
個人的に、ボリューム調整はいちいち本体を出さなくてもできたのが非常に便利だと思っていたのですが、AirPodsではこれができなくなるわけです。
もちろん、Siriが呼び出せますので、Siriに「音量上げて」とか言えばできるんですが、電車の中で音楽聴いてる時におもむろに「音量上げて」とか言うのが恥ずかしい、というか迷惑なんじゃないかと思うとなんだか言い辛い感じです。
ということで、なんとか声を出さずに、かつ本体も出さずに音量調整できるものができないかと思っている次第です。
不安3、デザインは良いのか?
ちまたでは、うどんが耳から垂れてるみたい、とか言われてますが、デザイン的に小さすぎてすぐ無くしそう、とか、トイレに落としたら終わりやんけ、とかいろいろ言われております。
個人的にはデザインはそんなに悪くないと思うのですが、世間的な評判はいまいちみたいです。
実際には、発売後にあれを耳に付けて歩いてる人を見たときにどう思うか、というのが判断基準になりそうですが、個人的にはそこはあまり不安視してないです。
不安ばかり書いてもしょうが無いので、メリットも書いてみます。
メリット1、値段が価格破壊的
16800円という値段は一見高そうですが、Bluetooth対応イヤホンで、完全ワイヤレスで、ノイズキャンセリング付きで、(アップルの説明を信じるならば)音質も良いとなれば、このお値段はかなり安いです。
もちろん、安価な物はいくらでもありますが、完全ワイヤレスでなかったり、ノイズキャンセリングが付いてなかったり、デザイン的に×だったり、いずれも妥協の産物的な物で、満足のいきそうな物を探すと当たり前のように2〜3万円とかします。
アップルって、時々周辺機器にはドンキホーテに匹敵する価格設定をしてくることがあります。
メリット2,ペアリングが非常に簡単
他社のはメニューやアプリを導入後、Bluetoothの設定をしてペアリングする必要がありますが、アップルのはOSレベルで対応するのでペアリングが非常に簡単らしいです。
複数機器を使っている場合も、例えばiPhoneとiPadを1つのAirPodsで渡り歩くとかも簡単にできるらしいです。
そこら辺はさすがアップルという感じです。
以上が不安とメリットですが、自分的に16800円も出して買うか、と言われると、ちょっと様子見です。やっぱりBluetooth5に期待したいというのと(2016年中か、2017年中にもかなり対応製品が出ると思われます。)、実際に使ってみた人の意見を聞いてみないと分からない部分が多い、というのがあります。
