すごいニュースが飛び込んできました。

ソフトバンクが英国のARM社を3兆3000億円で買収するというものです。

ARM社は低消費電力のCPUを開発する会社で、それを応用した製品としては以下のものが挙げられます。

アップルのiPhone、iPad
サムスンのGalaxy
任天堂の3DS
ソニーのPS Vita
クアルコムのSnapdragon

つまり、ほとんどすべての携帯電話やスマホ、携帯ゲーム機にARM社の設計したCPUが搭載されています。

インテルが低消費電力CPUから撤退したニュースが入ってまだ間もありませんが、CPUの2大巨頭の1つが、日本の会社になるわけです。

最近の円高、英国のEU離脱による英ポンド安などで、買収のタイミングとしてはバッチリなのかもしれませんが、ソフトバンクも随分と思い切った予想GUYもびっくりなことをしてくれたものです。

で、今後ですが、ソフトバンクは最近はロボット開発に熱心なので、当然そのロボットにはソフトバンク独自のプロセッサを搭載することになるはずですし、ソフトバンク製のCPUがNTTドコモやauのスマホに搭載されたり(ARMの社名をソフトバンクに変えたらの話ですが、実質的にはそういうことになります。)、各種携帯ゲーム機にはソフトバンクのCPUが搭載されることになります。

以前、ソフトバンクはアメリカの携帯会社、スプリントを買収したりしてましたが、あそこは携帯3位の赤字だらけの弱小企業で、ソフトバンクの将来は大丈夫か?などと騒がれましたが、今年はそのスプリントを9年ぶりに見事に黒字化して見せましたし、今度の買収は将来性の非常に明るい英ARM社、いや、日ARM社で、しかも借金0です。

あくまで投資は自己責任ですが、ソフトバンクの株価はガーンと上がることでしょう。