VAIO Z Canvasが5月29日発売

満を持して登場したVAIO社のフラッグシップ新製品です。

実際に触ったわけじゃありませんが、ネット上の記事を見る限り、いくつかメリット、デメリットがあるようです。

メリット１、タブレットとしては世界最高性能
　CPUはHaswellですが、Core i7 4770HQという、15インチのMacBook Proにも使われる非常に高性能なCPUです。
　12インチのタブレットでこのクラスのCPUを搭載する製品は世界にありません。

メリット２、デザインが良い
　キーボードや背面のスタンドなど、人によって好みもあるでしょうが非常にオシャレです。オシャレなだけじゃなくて、キータッチやスタンドの操作性に関しても、動画を見る限りでは日本製らしい上品さ、かつ細やかさです。


デメリット１、値段がお高い
　　お値段なりの性能はあるんですが、やっぱりお高いです。
　　カスタマイズしてSSDを増設しようものなら40万近くなるという、今時のノートPCとしてはありえない位の価格です。

デメリット２、バッテリ寿命が短い
　　VAIO Z Canvasは6.7～7.6時間という、VAIO Zの15.2～15.6時間と比較するとどうしても短く感じてしまいます。今時のノートPCとしては平均的か、若干短い方になります。

しょうがないけど、CPUが若干古い
　こればかりはどうしようもないんですが、現在の最新CPUはBroadwellで、あと３ヶ月ほどもすればさらに次の世代のSkylakeが発売されるはずで、そうすると、どうしてもHaswellと言われると旧型感が否めません。
　ちなみにHaswellの4770HQのGeekbenchの数値を見てみると、シングルコアのスコアで3000弱と、より低省電力版のBroadwellのシングルコアのスコアと同程度か、若干悪い位の数値となっています。
　もちろん、4コア8スレッドなので、同時に複数の処理をさせればその性能差は明らかになると思われるのですが、タブレットで同時にいろいろやるか？となると、うーん、って感じになります。
　さらにGPUもHaswell内蔵のやつなので、GPUコア数が40基と、VAIO Z（Broadwell）のGPUコア数48基よりも少ないです。

個人的な勝手な結論
　どうしても今すぐ必要な人以外は待った方が良い、と勝手ながらに思いました。
　あと３ヶ月ほどでSkylakeが発表されるはずで、一気に２世代分CPUが進化します。
　より低消費電力になって高性能化、特にGPUは飛躍的？に高性能化されるはずです。
　すぐにSkylakeを搭載した製品に切り替わるか分かりませんが、搭載すれば確実に良くなって、旧型の値段が下がる可能性が高いです。