桂文枝(三枝)師匠がゲストでした。

若手のお笑い芸人みたく、勢いに乗った大きな笑いというのはないんですが、お年を召したなりにゆっくりとした笑いがあって、非常に面白かったです。

さすがは師匠。お年寄りを笑顔にし、若い娘さんも笑わせる。笑いの対象の幅が広い。

それを何気ない会話でやってのける。並大抵の腕じゃできません。

時々テレビに出られるのを見るのですが、大きな笑いとかとらないので、やっぱりお年なのかなぁ、とか思ってたんですが、テレビは若手がドカンと笑わせれば良いんです。

一見なんでもない会話がじわりと笑いを誘う。長い時間をかけて笑わせる、それが凄い、と最近思いつつあります。

こういうのをいぶし銀というんだなぁ、と尊敬しながら見ました。

なんでもない凄さというのが、本当に匠の技でした。