マクドナルドのカサノバ社長の年収

マクドナルドの女社長、カサノバさんの年収は１億700万円だそうです。

一部からは非難があがってますが、グローバル企業トップの年収としては安い方です。

ソニーと比べるのもあれかもしれませんが、大赤字を垂れ流したストリンガー元社長なんかは年収約10億円もらってます。円レートで約10億なので、ドルに換算したら猛烈な円高の当時としては感覚的には10億よりはるかに高額だったはずです。

そんな強欲グローバル資本家の社長が多い中、まだ高いとは言え比較的良心的な年収だと個人的には思うわけです。しかも20%減額するということで、実際には8000万円程度です。

そんなカサノバ社長ですが、フルネームはサラ・カサノバ。出身はカナダで、マックマスター大学大学院を卒業後、マックに入社。

マックマスターって名前の大学があるのが驚きでしたが、マックとは全然関係ないそうです。

その後、カナダ、ロシア、日本、マレーシア、シンガポールのマクドナルドで勤務。

日本での勤務中はマーケティング担当だったそうで、「メガマック」や「えびフィレオ」などを販売し大ヒット。業績に大きく貢献したそうです。

ちなみにその時の社長が原田泳幸社長で、当時不振にあえいでいたマクドナルドの業績を大きく改善させた功績があるそうで、その恩給として４億円近くが支払われるということで、こちらも非難が上がっていますが、さすがに４億は高いとしても、デフレの真っ只中、マクドナルドのイメージを急回復させて業績も急回復させた手腕はすごいもので、それに対して恩給を払うというのは至極まっとうな話だと思います。ただ金額が高いというのはあると思いますが。

で、社員の給料が引き下げられるというのも非難されていますが、マクドナルドが給与を引き下げるというのは初めてのことらしく、不況の中、今まで１度も下げていないというのがむしろすごいことだと思います。

逆に言えば、マック史上初めてのことをしなければならないほどの状況に追い詰められたということで、社員はこういう時こそ今まで不況の中、給料を下げずに頑張った会社に報いる頑張りどころだと思うわけです。

まぁ無いとは思いますが、もしマックが日本を撤退する事態になったとすれば、西側諸国の象徴みたいなマックがロシア（クリミア）に続けて撤退することになり、もしかすると西側諸国の日本に対するイメージも悪くなるんじゃ無いの？といううがった見方もしてしまうわけです。

とにかく全国で16万人もバイトを雇ってるという話もあり、マックはここがふんばりどころで頑張ってもらいたいものです。