ティク・ナット・ハン仏教禅の先生で、Googleという私は何やってるか良く知らない会社なのですが、その企業の社員研修で呼ばれたこともあるということで世界的に有名らしいです。

名前だけは知ってたんですが、この番組を見て初めてちゃんとその方を知り、その生き様に驚かされました。

ベトナムで争いごとが起きた時に、ティク・ナット・ハンは若い禅僧だったそうで、その時に禅の先生が抗議のために焼身したのを目にしたそうです。

その時に仏教の力を世界に示すことを決意し、始めたのが凄いことで、なんと、日常生活の瞬間瞬間を意識しながら過ごす、ということだったそうです。

私、これ皮肉で言ってるわけじゃありません。日常生活を常に意識しながら過ごすって、ブッダの教えなんですが、やってみようとすれば分かんですが、これ、ものすごく難しいです。

最初の数分くらいだったらできますよ。できますけど、その後、いつの間にかすっかり忘れて日常を送ってる自分に気づくことになりますから。

その後、マーティン・ルーサー・キング牧師と共同体(仏教用語でサンガというそうです。)となったそうですが、ベトナム戦争キング牧師の暗殺などで衝撃を受けたそうです。その時もブッダの教えを実践して落ち着きを取り戻したそうです。

とにかく、この番組を見るだけで心が落ち着いてくるのが不思議です。

やっぱり優れた禅僧というのは、その姿を見てるだけで心が静まってくるのでしょうか。

シリーズものでもう再放送しか見る機会がありませんが、NHKなので多分いつかまた再放送されると思いますので、ぜひ見てみてはいかがでしょう。