腸にある細菌を重さにすると約1~2キログラムにもなるそうです。
で、その菌が様々な病気に影響することが分かってきたという番組でした。

驚くのはその影響範囲で、脳にも影響して性格まで変わってしまうということです。
以下にまとめると、

1.美肌に効果有り
 腸内細菌の中にはエクオールという物質を作るものがあり、エクオールが多い人は肌のしわが減少し、骨密度が上昇するそうです。
 エクオールは腸内細菌が大豆を分解する際に多く生成されるそうなので、大豆好きな人は肌が綺麗になるそうです。

2.糖尿病・肥満に効果有り
 腸内にバクテロイデスという菌が多い人は短鎖脂肪酸が多く生成され、その働きによって脂肪の吸収が抑えられ、脂肪の燃焼を助けるそうです。
 短鎖脂肪酸インスリンの分泌も促すそうで、それによって糖尿病にも効果があるそうです。

3.ガンに効果有り
 有明菌ガンの原因となる物質を増加させるため、有明菌を減らすことでガンの予防に効果があるそうです。

4.性格改善に効果有り
 脳の神経細胞約1000億個腸の神経細胞約1億個だそうで、腸は脳の次に神経細胞が多い部位だそうです。
 マウスでの実験段階だそうですが、脳に影響を及ぼす細菌を増やすと性格が活発になったりコミュニケーションを積極的に取るようになったりすることが分かったそうです。将来は鬱病治療への効果が期待されているそうです。


問題なのは元々菌を持ってない人の場合で、その場合は健康な人のウンピーくんを水にとかして腸に流し込むらしいです。
まさか飲むわけじゃないだろうな、とか思いながら見てたので、とりあえず飲むわけじゃなくて良かったです。

また、食物繊維が腸内細菌の餌になるそうなので、食物繊維を多く取れば菌が増えるそうです。
ただ有明菌みたいな悪い菌もいるので悩ましいところです。